雨上がりに咲いた夢の薔薇と虹

富士山の麓の田舎で生活する中
日々感じた事を 綴ったエッセイブログです
ほんわかロマンチックな世界観

パンズ・ラビリンス

2010-08-10 | 映画

 

パンズ・ラビリンス

ファンタジー映画の棚で選んだDVD

でも、いつも観ているファンタジーとは、全く違うものだった

 

主人公はオフェーリアという名の聡明な女の子

 

迷宮で、パン「牧神」に会い

あなたは捜していた王国の王女様で

宮殿に戻るためには、3つの試練を受けなければならない

と告げられ果敢に試練に挑む少女

 

スペイン内戦終結後、父を戦争で亡くし、母は大尉と再婚し臨月を迎える

新しい父からは疎まれている

母の体を気遣いながらも、厳しい自分の状況を冷静に把握している少女

 

幻想的な美しい世界と、冷酷な現実とが織り成すファンタジー

その対比があまりにもショッキングで悲しく、辛くなる作品

映画としては完成度が高いと思う

夢の世界に幸せを求めたのか

空想の世界にでも逃避しなければ、生きていられない状況だったのか

それとも・・・

ラストシーンは衝撃的で

女の子は試練を達成して幸せになったと思いたい

 

いろいろな解釈があるだろうし

ひとそれぞれいろいろな感じ方があるだろうけれど

世界中の子供たちが、笑顔で暮らせる永遠の平和を願う雪だるま

 

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