フランスの海の幸は正直あまりいただけないものが多い。これは鮮度を保つ工夫が足りないからで、香辛料やソースで濃厚な味付けをするフランス料理では鮮度はあまり重要な要素ではないのかも知れない。
魚は鮮度が悪いからブイヤベースなどは日本で自分で作って食べる方が余程美味しい。サフランなどで匂いを誤魔化すのだが私の鼻までは騙せないのだ。
ナマ食が基本の牡蠣はフランスでも鮮度を保つ工夫がしっかりされているから日本と同じように美味しく食べられる。貝類は貝自身がしっかり殻を閉じて保身するから大体が鮮度は良いのだが、ここのはどうだろう?アサリ貝のワイン蒸しを頼んでみた。貝殻の形がちょっと細長い。フランスのアサリは8頭身なのかも?身は柔らかで美味しかったです。サラダはブツ切りで食べやすいカットでした。ここでの昼食代はビール込み二人前で32.9ユーロでした。
魚は鮮度が悪いからブイヤベースなどは日本で自分で作って食べる方が余程美味しい。サフランなどで匂いを誤魔化すのだが私の鼻までは騙せないのだ。
ナマ食が基本の牡蠣はフランスでも鮮度を保つ工夫がしっかりされているから日本と同じように美味しく食べられる。貝類は貝自身がしっかり殻を閉じて保身するから大体が鮮度は良いのだが、ここのはどうだろう?アサリ貝のワイン蒸しを頼んでみた。貝殻の形がちょっと細長い。フランスのアサリは8頭身なのかも?身は柔らかで美味しかったです。サラダはブツ切りで食べやすいカットでした。ここでの昼食代はビール込み二人前で32.9ユーロでした。
あちらでも生で食べる牡蠣はとても美味しいですが、魚は鮮度が落ちるから変に生臭くなっていて、いただけません。私がフランスで小料理屋を始めたら流行ると思うのです。でもそれには漁師を教育して鮮度の良い魚を手に入れないと駄目ですね。
私がコートダジュールの漁村に出掛けて絵のネタを探していたときに目撃したのですが、漁師が漁船から揚げた網から魚を外していたのです。
その網はもう乾いてしまっていて、掛かっている魚は勿論海から揚げられてからかなりの時間が経っているのは明白です。
日本の漁師なら、海から網を引き上げると同時に魚を活簀に入れるなり氷詰めにするなりの措置をします。時には活け締めして血を抜き鮮度を保ちます。魚の鮮度で魚価に大きな違いが出るからです。
おそらくフランスの魚価は鮮度とは無関係なのだと思います。
フランスの良い点は沢山ありますが、そうでない点もあるのは当たり前のことです。それを敢えて見ないというのは困ったことです。フランスが美食の国であることは間違いないことでしょうが、イタリア、ベルギー、スペイン、ポルトガルなど周辺諸国にもそれぞれ美味しい物が沢山あります。
ベルギーのビールなど、本当に美味しいです。