横浜中華街、中華街大通りの広東料理「楽園」 久しぶりの再訪。
(ノブロー) オラ達は、こん店はじめてだで、楽しみだ。
訪問日は1階奥の席で団体客の利用があったため、入り口に近い6人掛けのテーブル席を
指示され着座した。
卓上には、醤油、酢、胡椒、辣油、からし、爪楊枝。業務用タオルおしぼりは直置きで。
グランドメニューももらったが、
同行者の話によると、これに記されていないものが、壁に貼られているという。
――おすすめになるのかしら。
さっそく席を立ち紅色の紙に中国語表記された品書きをチェックしに向かうと、
店員さん(中国人)が私の側に来てくれ、おすすめを教えてくれた。親切だ。
白灼牛百葉@1,500
店員さんおすすめ1
こちらは以前に実食済。
当店を訪れる客が必ず注文する一品、センマイの葱、生姜のあえ物だ。
一皿のポーションは少ないが、丁寧に処理された真っ白なセンマイはくさみがなく、
口に含むととても柔らかい。
また、旨味を引き立てる、ネギ油の香るソースの味が良いのも、当該料理が
不動の人気を誇る所以かもしれない。
セットされた自家製のからし味噌はお好みで。
(ノブロー) ぴりっと刺激的な味だで、ちょいつけに限るだ。
で、他の料理にも応用が利くかもしんねえから、手もとにキープしてえな。
蠔油鮮竹巻
店員さんおすすめ2
下に青菜を敷いた、生ゆばのオイスター煮込み。
じっくり煮含められた鮮竹巻(ゆばまき)を噛み切ると、豚挽き肉を主とする餡には
タケノコやぷりっとしたエビやが入り、これが小気味よい歯触りとして伝わるから食欲も倍増。
味も濃すぎず、風味豊かでこっくりとした旨さだ。
鼓椒生腸
壁の品書きよりチョイス。
豚のコブクロの豆みそ炒め。
コブクロもきちんと処理されているため、くさみはないが、これもポーションは少なく、
そのうえ皿に同居する野菜の量ばかり多い。
味つけはマイルドで悪くないが、物足りなさを感じてしまった。
鳳爪(もみじ)
壁の品書きよりチョイス。
下に青菜を敷いた、鶏足の醤油煮込み。紅焼鳳爪になるのかな。
これは久々に出会えた会心の味!
丁寧な下仕事を感じさせる鳳爪は、醤油ベースの味がじっくりとしみ、
骨からするりと外れ、ぷるんとしたゼラチン質もたっぷりで、驚くほど柔らかい。
夢中になってしゃぶりつく。
卓には、ちゃんと骨入れも用意してくれるので、とことん味わい、あとはポイと落とすだけだ。
なお、炒時菜(季節野菜の炒め)も店員さんに提案されたが、ここまで注文したほとんどの
料理には多くの野菜が付き従い、活躍していたため辞退した。
湯 河粉
河粉は当店の〆の定番。メニューには「炒」もありますが、同行者がよくいただいている
ということで今回は「湯」をチョイス。違うものも食べないとね!
平たい米粉麺を使った塩味ベースの五目汁キシメンになります。
真っ白で、つるんとした滑らかな喉越しが魅力の河粉。
スープには具材の旨味も入り、さっぱりといただけ、このままでも、十分に満足だけれど、
後半には手もとで、自家製のからし味噌をちょい足しして、最後まで楽しんだのである。
さて、会計は、瓶ビールと紹興酒ボトル@2,300を含め
お会計は、1人当たり5,000円(千円未満四捨五入)
内臓系の料理には定評のある当店だが、同時に壁に貼られた品書きにも注目したい。
楽園
神奈川県横浜市中区山下町154
TEL 045-641-9308
営業時間/ 11:30~14:30(L.O.14:00) 16:00~21:00(L.O.20:30)
土・日・祝 11:00~21:00(L.O.20:30)
定休日 火曜日
※横浜中華街満足度数は、4.0~5.0