みにの夢色探索

本日も中華日和☆美味しい中国料理が食べたいな♪
たまに書く中華グルメと競馬予想、日常の備忘録。

家全七福酒家 SEVENTH SON RESTAURANT 丸ビル店 ※

2016-10-09 | 中国料理(広東料理)潮州・福建・飲茶

高級広東料理「福臨門 家全七福」 再訪

某日のランチタイムに寝太郎さんと2人で利用。

大皿を囲み大勢でワイワイやる中華も楽しいですが、性分としてあちこちに気をまわしてしまうため

気疲れすることもあります。ですから、気の置けない2人で緩くのんびり食べる中華も大好きなのです。

案内を受けたのはダイニングの窓際丸テーブル席。

窓から望める皇居の周りのグリーンは清々しく、リラックス効果があるように思います。

テーブル・セッティング:位置皿、ナプキン、箸置き、 箸(ロゴ袋入り・縦置き)、茶杯(ソーサー付き)、 おしぼり用トレー

テーブルクロス:有り

卓上調味料:なし

その他:ドリンクメニュー

着座後:タオルおしぼり(トレー置き)、メニュー

メニューの束を手に取り、決めたのは2名様より注文可能なLunch楽@3,900

内容構成は

 ・焼味拼涼菜(前菜)
 ・本日例湯(本日のスープ)※割増料金を支払うことでフカヒレ入りスープ餃子(+600円)、      
                    フカヒレ姿煮(+3,500円)に変更可。
 ・點心5品(点心5品)
 ・生菜咸魚帯子炒飯 或 鮮帯子湯伊麺(帆立入り中華風アンチョビとレタスの炒飯
                           又は 帆立入りきし麺風つゆそば)
 ・本日甜品(本日のデザート)  というものです。

料理は、2名一緒の皿で供されるものと、各人ごとのポーションで供されるものが入り混じったスタイルで、

サーブ時に説明を受けられるシステム。前菜はお披露目後に店側で取り分けてくれました。

焼味拼涼菜(前菜)

XO醤と辛味豆板醤(辣醤)が卓にセットされ、まずは1皿目。

涼拌海蜇、凉拌黄瓜、蜜汁叉焼。

旨味のある叉焼に、質の良いぷりっぷりクラゲ、シンプルな塩味のキュウリも

めちゃくちゃオイルが旨いし、全てにおいて味のブレがない。

広東料理の王道を行くハイレベルな味わいに格の違いを見せつけられた感じ。

やっぱり当店は凄いわ。毎日でも食べたいです。

本日例湯(本日のスープ)

変更をせず、スタンダードに例湯で。イカのすり身と豆腐のスープ。

塩の使い方は神業クラス。雑味のない上湯は味の輪郭がはっきりしているけれど、

あっさり飲めて塩がキツイと感じる手前をキープ。少しもしょっぱくないのです。

清淡で滋味豊かな味が胃袋にしみわたり、もうひと口、と強くお替りを欲してしまう。

合わせた具材は、クリアなスープの持ち味を最大限に生かせる淡白なもの。

すり身団子はイカの風味豊かだし、つるんとした滑らか豆腐も口に優しい。

點心5品(点心5品)

點心は店側お任せの5品。客側からは選べませんが、作り置きで誤魔化されるといった心配は無用。

出来上がり次第運ばれてきます。

鮮蝦炸春巻(海老入り春巻)

お好みでと、リーペリンソース(ウスターソース)もセット。

キツネ色に揚がった春巻を手元に寄せてみると、発見!空洞がある。

内側の皮が餡を固定し、外側の皮は密着していない状態です。

噛り付くと、愉快なくらいにぱりっぱりでクリスピー。

ひょっとしたら、狙いはここ?それにしても上手に揚げたものだわ。

餡はよくある、とろみのついたオイスター風味ではありません。

ぷりぷりのエビの味付けには塩。油っこさは微塵もないので軽くいただけます。

また、この春巻はリーペリンソースととても相性が良く、つけて食べるのがオススメ。

鮮蝦蒸粉菓(海老と野菜の餃子)

むっちり吸い付くような皮から覗く具材は、まるで宝石たちのよう。

塩味で調味した品の良い餡は、味のバランスも素晴らしく、ひと口で食べてしまうのが

勿体無いと思えるほどです。

蟹肉魚翅餃(蟹肉入りフカヒレ餃子)

こちらも同様。目でも楽しめ、なおかつ美味い。點心師の技量の高さに感服です。

(寝太郎) そうだよね!僕が料理人だったら、打ちのめされる旨さだよ。

鮮蝦焼賣皇(海老入りシュウマイ)

黄色い皮にテンション上昇!お肉感もたっぷりで、心も満足。香港定番の點心を楽しめました。

竹笙上素巻(絹笠茸入り五目野菜の湯葉巻き)

オイスターソースをぎとぎと効かせたタイプではなく、あんの味も薄めで精進料理っぽいテイスト。

ヘルシーな湯葉巻きです。

蜜汁叉焼酥(叉焼入りパイ)

追加點心は蜜汁叉焼酥。お値段は1,100円だったと思います。

バターの効いたさくっほろのパイ生地の中には甘めの叉焼餡。

この甘さと塩気が絶妙で、口の中は喜びでいっぱい。もう、たまらんです。

やはり当店の點心は、本場感があり、他と一線を画する華があるわ。

鮮帯子湯伊麺(帆立入りきし麺風つゆそば)    

〆の麵飯は各自違えて注文可能。

厚みのある帆立、白菜仔、キノコが麺チームのメンバー。

例えが悪いのですが、伊麺はカップうどんのような食感。

それが美味しいスープを吸い込み絡んでパワーアップ!

あっさりしていますが、味には濁りのない深みを感じます。

生菜咸魚帯子炒飯(帆立入り中華風アンチョビとレタスの炒飯)   

長粒米使用のパラパラしっとり炒飯は、心躍るパーフェクトな出来栄え。

適度な大きさにカットした帆立もザクザク入って、風味よくコクも十分。

このままでもOKですが、卓上の辛味豆板醤の活用もアリ。

他の料理に使うチャンスがなかったけれど、残すには忍びないほど美味しいんだもの。

味がピリリと引き締り、食欲がまたまた加速しますよ。

本日甜品(本日のデザート)  

薬膳ゼリー、タピオカ、ナタデココ、黄色いのはマンゴーのよう。甘すぎず自然な味わいです。

なお、食事後半にはティーポットでジャスミン茶のサービスを受けているので、

添えられたゴマの焼き菓子もしっかり完食。

しかし、ランチコースが3,900円から提供されているのには驚きました。

数年前はもう少しお値段が良かったと思うのですが。

お陰で追加點心もできたし、クオリティの高い料理が使いやすいランチコースで味わえ大満足。

ドリンクは瓶ビールを2本注文。XO醤はつまみとして消化したのであります。

お会計は、1人当たり6,000円(千円未満四捨五入) テーブルチェックで済ませました。

 

家全七福酒家 SEVENTH SON RESTAURANT 丸ビル店
東京都千代田区丸の内2-4-1 丸の内ビルディング 36F
TEL     03-3283-2002
営業時間/ランチ(月~金)/11:30~16:00(L.O.15:00)
              ランチ(土・日・祝)/11:30~16:00(L.O.15:30)
              ディナー(月~土)/17:00~23:00(L.O.21:30)
              ディナー(日・祝)/17:00~22:00(L.O.21:00)     
定休日    無休     -店舗情報「食べログ」より-

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蓮香(レンシャン) 白金高輪 ※

2016-10-09 | 中国料理全般

中国料理 郷村菜 蔬菜「蓮香」 再訪

某日はテーブル席を利用しての宴会仕様。菜單は当日に手書きで公表され、品数は計13品です。

(※以下の料理はすべて、幹事さんが、事前にお店と打ち合わせして決定したもの。

通常メニューにないものもあるようです)

料理はすべて大皿での提供。テーブル・セッティング等は省略します。

①苗族式大根の漬物 

②腸詰

③苦瓜の手作りみそ和え

④醤油漬けパパイヤと細切り大根

小山内シェフは発酵系調味料使いの名手。

提供する前菜は味の方向性を違えながらもパンチがあって、どれもみな個性的。

当店らしい味の華やかさがあり、酒との相性も抜群で一皿目から心を奪われましたよ。

沱江小魚(沱江小魚と香味野菜スパイス炒め)

カリッと香ばしい沱江小魚(川魚)と香味野菜(ニラ)をスパイスで炒めたおつまみ力に優れた1品。

塩気もしっかり効いていて、味は濃いめですが、懐に取り込む旨さがあり、

箸が止まらなくなることは請け合いです。

(ノブロー) 沱江小魚は泥臭さねえし、カリカリとうめえ!オラはこいでカルシウム補給するだ。

沱江小虾(沱江小エビとレタス香り炒め)

小エビたっぷりで風味豊か。その旨味を吸い込んだレタスとともにいただきますが、唐辛子が

効いているので、沱江小魚よりビリリと刺激的な味わいです。

蜂蛹(ハチの子と生唐辛子炒め土家族風)

来ましたね、探求心旺盛なシェフならではのディープな食材。

インパクト大のビジュアルに、ためらってしまう方もいるかもしれません。

私も、一瞬たじろぎましたが、シェフを信用して、ぱくっとひと口。

するとハチの子やサナギはサクサクと香ばしく、意外にも美味いではありませんか。

スナック感覚でつまめて味も軽やかです。また、辛さの耐性にもよりますが、風味の強い生唐辛子を

除いて食べればノックアウトされることもないでしょう。

土家族式回鍋肉(発酵もろこし風味)

香りが鮮やか!発酵調味料を使った大人味の回鍋肉。当店でしか味わえない味の魔力があり、

リピーターの多くはシェフが作り上げる創造性豊かでインパクトのある料理に魅せられ、

足を運ぶのかもしれませんね。

大頭菜、きくらげエビ田舎風

エビのプリプリ度が凄く、素材感が生きた1品。味付けもしっかりですが、

提供された料理の中ではくつろぎ系の味わいで、宴会料理に強弱をつけています。

湖南式腊八豆入り玉子焼き

塩加減が絶妙!腊八豆(大豆発酵食品)がコクを深めたふわふわの玉子焼き。

田舎料理っぽい風体ですが、当店のたまご料理、絶品ですよ。

鴨血巴(カモの血もち米豆腐煮込み)

これもインパクト大!糯米に鴨の血を混ぜ固めたものをひと口サイズにカットし、豆腐とともに煮込んで提供。

唐辛子に刻みネギ、発酵調味料も効いて、味に厚みがあり、もっちりした鴨血も抵抗なく美味しくいただけました。

剁椒拌麺

拌麺はよく混ぜてから。唐辛子の漬物の辛味と酸味が味の決め手で、

もっちりした丸麵に絡んだところを口に運べば、しっかり辛くて、これが超コク旨。

食べだすともう止まらなくなるの。

シンプルですが、他の追随を許さぬ発酵系調味料使いのセンスの良さが光ります。

水菓(生なつめ苗族のハチミツ風味)

生なつめもフレッシュでまるで、小さなリンゴを丸かじりしているよう。好みでハチミツをつけれますが、

私はこのままでも十分。瑞々しくて美味しかったですよ。

発酵調味料使いに長け、白金高輪で異彩を放つ独創性豊かな中国少数民族料理店。断然、オススメ。

人気店ですから予約の上、訪問するのが賢明です。

 

蓮香(Renshan)
東京都港区白金4-1-7
TEL     03-5422-7373
営業時間/18:30~21:00(L.O)
定休日    不定休     -店舗情報「食べログ」より- 

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飲茶倶楽部 恵比寿 ※

2016-10-09 | 中国料理(広東料理)潮州・福建・飲茶

飲茶倶楽部

広尾の広東料理の名店「真不同」の支店として2016年9月1日にオープンした新店。

最寄駅、恵比寿からも程近く利便性の良い立地ですから、本店と比べ、そのアクセスの良さに

驚かれる方もいるのではないでしょうか?

店はビルの6Fに入っており、エレベーターを利用して向かいます。

入店すると空間は右手方向に広がり、客席はテーブル席と厨房前のカウンター席でレイアウト。

すっきりとした店内は堅苦しさがなく、カジュアル飲茶レストランという雰囲気です。

通常営業は夜からですが、某日は午後の時間帯での貸切宴会仕様。

(※以下の料理はすべて、幹事さんが、事前にお店と打ち合わせして決定したもの。

通常メニューにないものがあるかもしれません)

各人に渡された菜單では以下の14品。

 ・頂湯燒賣
 ・鷓鴣蛋燒賣
 ・柱候蒸排骨

 ・豬潤燒賣
 ・咖哩蒸魷魚
 ・蠔油鮮竹巻
 ・懐舊鷄球大包
 ・咸水角
 ・炸芋角
 ・鹹魚蒸肉餠
 ・糯米鷄
 ・豉汁鳳爪
 ・百花滑鷄脯
 ・馬拉

出来上がり次第、提供されますので、順不同。

なお、料理は、大皿で供されるものと、各人ごとのポーションで供されるものが入り混じったスタイルで、

大皿の場合は各人での取り分け作業が必要です。

頂湯燒賣(左)、鷓鴣蛋燒賣(右)

鷓鴣蛋燒賣は、トップにうずらの卵を据え、上面を覆うようにシュウマイ皮を乗せ蒸したもの。

ベールをはがすと、その立体的なフォルムで目を向かせることでしょう。

黄色い皮で香港ファンの心を鷲掴み!頂湯燒賣は当店の看板點心といえるもの。

金華ハムの旨みを蓄えた頂湯は矢印の先、焼売内部に仕込まれていますから、

このままガブリといくと熱々スープが飛び散り衣服を汚す可能性もあるのでご注意を。

双方ともにとても肉々しく力強い焼売です。

百花滑鷄脯

こんがりキツネ色の鶏皮とふっくらとしたエビすり身団子の強力タッグ。

塩味が効き、香ばしさとプリプリ弾力を楽しめ、ビールにも合う1品です。

柱候蒸排骨

スペアリブの柱候醤蒸し。骨周りの肉はホロホロとろとろ。

柱侯醤は肉と鉄板の相性ですから、地に足のついた堅実な味わいと言えましょう。白飯の恋人です。

咸水角

五目入り揚げもち。見た目はちょっと日焼けしすぎていたり、白く粉を吹いた状態ですが、

カリッと揚がった咸水角に歯を入れ、もっちりした皮を噛みちぎると、五目餡がとろ~りと口に広がり、

納得できる美味しさ。同席させていただいた方々にも好評のようでした。

豉汁鳳爪

鳳爪(もみじ)の豆鼓ソース蒸し。

もみじは鶏の足のことですから、食べ慣れない日本人にとって、その見た目からも

敬遠する方もいることでしょう。しかし、香港人はこれが大好物。

香港ナビさんによると、好きな点心ベスト10入りするほどの人気なのです。

味はしっかり濃いめですが、骨からするりと剥がれ、ゼラチン質たっぷりでとろけるように柔らかいです。

炸芋角

一般的には蜂巣炸芋角として親しまれているタロイモの五目包み揚げ。

ここでは里芋で代用されているとのこと。

ハチの巣状に揚げた薄皮にはうき粉が入っているので、さくほろっの軽い食感。

中には蒸してすりつぶした里芋皮が五目餡を包みこんでいて、ねっとりホクホクとした食感から

調味餡の味が混じり合い、それらの相互作用により一つの味が完成する、とても面白味のある點心で

1個の食べ応えも十分です。

咖哩蒸魷魚

イカのカレー蒸し。スパイスの芳香が鼻をくすぐり、食欲を刺激します。

煲老火湯

菜單には記載されていませんが、例湯も登場。

白濁した色味のスープには青菜が確認できますが、それだけではありません。

どうやら、仕上げにグリルした鯛を入れてくれたみたい。

スープベースは鶏のよう。そこに焼いた魚の香ばしさが加わり、風味豊かでより味わい深いものに。

また、身のふかふか食感も味わえるので、ご馳走度もアップしています。

懐舊鷄球大包

真っ白なジャンボサイズの肉まんに一同の視線は釘付け。

食べやすいように包丁で半分にカットして提供してくれましたが、ふんわりと柔らかい皮の内側には

これでもかっ!というほどかの豊富なパワフル具材。

ほんのりと甘みのある皮と程よく調味された肉餡の力強さとジューシーさを味わえる

ボリューム満点な肉まん。ご機嫌になれる美味しさです。

さて、厨房では次のお料理が出来上がったようです。(撮影・掲載承諾済み)

鹹魚蒸肉餠

小さなハンバーグ状に形成したミンチ肉と鹹魚(ハムユイ)の蒸し物。

庶民的な家常菜としての肉餅を期待していたのですが、発酵系独特の風味は控えめで、

品の良い味わいです。

鹹魚(ハムユイ)のクセのある風味が苦手な方にも、これなら受け入れやすいかも。

(ノブロー) サイズも品数のある宴会スタイルだで、この大きさなのかもしんねえな。

情報によると厨房で腕をふるうのは香港厨師なんですって。シャイな笑顔が素敵です。

次のお料理。これで何が出されるのかすぐにわかる方は、香港迷の素養ありかしら?

豬潤燒賣

豚レバーのせ焼売です。レバーのシャクシャクとした歯触りと風味を同時に楽しめる焼売で、

私と寝太郎さんの間では、“寝太郎さん恋慕の點心”という位置づけ。

本場と比べると若干こなれ感が出ていないようにも思えますが、日本で一般的にいただけない

點心をこの宴のメニューに組んでくれたことに感激しています。

なお、参加メンバーの熱い支持を受け、豬潤燒賣は通常メニューにも登場するようなので、

内臓系がOKな方はレッツトライ!

糯米鷄

もち米に鶏肉などの具材を混ぜ、蓮の葉で包んで蒸したちまき。

蓮の葉を開けると、ふわっと香りが広がり、具材の旨味がしみ込んだもち米は安心・安定感のある美味しさ。

飲茶の定番メニューですが、お腹にしっかりたまるのでオーダーの際には組み立てを考えお願いしましょう。

蠔油鮮竹巻

細切りにしたタケノコをはじめとする具材を湯葉で包み揚げ、オイスターソースで蒸したもの。

齧り付くとオイスターソースのコクを含んだ素材の旨味がじゅるじゅると広がる、

たまらなく美味しい點心なのです。

馬拉

ふっくら中華蒸しカステラ(馬拉糕)。

粉、卵、牛乳、かん水、(砂糖)で作っているという話も聞きましたが、

熱々しっとり、素朴な味を口に運べば、別腹が起動することは間違いなしでしょう。

 

宴会料理とは別ですが、下記の写真は幹事さん持ち込みの皮蛋による味比べ。

順興行

白身はフルフル、黄身もとろんとろん。デリケートな皮蛋はつるんとした喉越しで、まるで飲み物のよう。

コクうまマックスで味に力強さがあり、抜群の美味さを誇ります。

李煥糖心皮蛋

飴色にキラキラと輝き、透き通るような白身が美しい皮蛋。

アンモニア臭とは無縁で、味も繊細で華やいだ美味さがあり、後味も綺麗。

これらをつまみながら飲む酒がまた美味かったのであります。贅沢をさせてもらえ感謝。

 

今回貸切宴会に対し、店側は2名で対応。そのため少し忙しなく、一部粗さもでてしまったようにも

思えますが、気負わず利用でき、香港スピリッツを体感できる飲茶レストランがオープンしたことは朗報。

今回は宴会仕様でしたが、通常営業でのお料理がとても気になるお店です。

 

飲茶倶楽部
東京都渋谷区恵比寿南1-8-9 京城ビル 6F
TEL     03-6303-1318
営業時間/17:30~12:00     -店舗情報「食べログ」より-

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大珍樓(ダイチンロウ) 新館 横浜中華街 ※

2016-10-09 | 中国料理(広東料理)潮州・福建・飲茶

中華街本通りの「大珍樓」(ダイチンロウ) 新館。

某日は5階満漢宮(特別室)、円卓テーブル席を利用しての宴会仕様。燒臘宴

そして、この宴の目玉食材がプロお墨付きの最高品質の国産家鴨。

(※以下の料理はすべて、幹事さんが、事前にお店と打ち合わせして決定したもの。

通常メニューにないものもあります)

テーブル・セッティング:取り皿、飾り折りナプキン、湯呑み、グラス(2)、箸置き、割り箸(ロゴ袋入り)

テーブルクロス:有り

卓上調味料:有り(醤油、酢、ザラメ糖)

その他:菜譜

着座後:タオルおしぼり(トレー置き)

香港警察の制服を着たクマさんも宴会メンバー。

菜譜によると以下の12品が提供料理。

 ・叉焼、焼肉、焼鴨肝
 ・泡菜、金銭鶏
 ・卤水(鴨腎、鴨舌、鴨脚、鴨翼)
 ・冬瓜炖鴨湯
 ・琵琶鴨
 ・鹽水鴨
 ・蒜蓉炒時菜
 ・辣子鴨腸
 ・黄金斑蒸魚
 ・家郷湯瀬粉
 ・杏汁炖雪梨
 ・凍芒果糯米糍

さて、料理は基本的に大皿ですが、場合によっては卓へのお披露目後、店側が取り分けをする

スタイルで提供。1品目と2品目は一緒に盛り付けられています。

叉焼、焼肉、焼鴨肝、泡菜、金銭鶏

新鮮出爐!

この日のために調達した逸品食材は、鏞記酒家出身の燒き物師により、その卓越した技量をもって

丁寧に焼き上げられます。

皮目ぱりっと肉はしっとりと柔らかい焼肉は、塩加減もばっちりだし、火入れの妙が光る叉焼も

肉本来の旨みが生き、噛みしめるとほんのりと甘く、焼きたてのご馳走感たっぷり。

また、濃厚なコクが口に広がる焼鴨肝は酒を誘う夢心地の味わいで一同を魅了。

どれも骨太ななかに本場を感じる完璧な香港味です。

(ノブロー) 焼味、最高だな。モノが違うし、めっちゃジューシーだで。

豚の脂や鶏レバーなどを重ねた金銭鶏。

この脂もローストしてあるので余分な油分が落ちて、シャクシャクとした歯触り、そこにレバーの

ねっとりとしたコクが合わさり、じゅるじゅるの旨さで、こいつがまた酒に合うのだ。

卤水(鴨腎、鴨舌、鴨脚、鴨翼)

卤水に漬け込んだアヒルの腎臓、舌、脚、手羽。微かなピリ辛さが、食欲を焚き付けるのです。真係好食!

冬瓜炖鴨湯

スープが主役の冬瓜炖鴨湯。

ベースはアヒルで、味付けは微量な塩と漢方食材(陳皮など)のみ。

冬瓜ほこほこ。ハトムギほくほく。

スープは胃袋にしみわたる奥深い味わいで、思わず歓喜の声があがるほど。

夢中にさせる美味しさにお替りラッシュ炸裂です。

鹽水鴨

お頭付きの鹽水鴨。鯵の開きと同じようにアヒルは開いた状態。

同時に甘酸っぱいタレもセット。

仕入れにこだわっただけのことはあって、肉の繊維がくっきりと美しく、皮目も身にフィットして、

見た目からも絶品感の漂うビジュアル。

塩加減も程よく、シコシコぷりぷりの身質を味わえました。

琵琶鴨

香ばしい皮目としっこりと健やかな肉を、北京ダックと同じ甜麺醤ベースのタレで味わう。

丸々1羽いただけるアヒルは、人数を集めた宴ならではのご馳走。

目が覚めるような美味さで、骨周りはもちろん、お尻の近くは肉が薄く、生活の香りも加味され、

その違いを体感できることに感動。最後まで味わい尽くせました。

蒜蓉炒時菜

空芯菜のニンニク炒め。箸休め的にいただけ胃が休まります。

辣子鴨腸

彩り豊かな野菜とアヒルの腸の豆鼓入り辛子炒め。

腸は辛子炒めにすることで、クセのある香りを抑止。

万人に受け入れられるものではないと思いますが、はまるとこたえられなくなるクサ旨系の味わい。

黄金斑蒸魚

スタッフさんによって解体された後、お頭は別皿でテーブルの中央へ。メンバーの熱い視線が集まります。

(ノブロー) 魚は黄ハタ800gだよ。

蒸魚はレア感を残すというより、火が通ったコシコの身を楽しむ感じ。それでいて少しも硬くなく、

皮はとろんとして理想的。タレの味も申し分ないし、圧倒的な美味しさに心酔しました。

さて、ワゴンでは、〆のライスヌードル(瀬粉)の仕上げ作業が行われています。

これはそのライスヌードルに乗せる具材。

薄味スープに浮かぶ柔らかい麵は、手作りならではのことですが、先がすぼまって不揃い。

日本人は麺にコシを求める文化なので、受け入れられにくいようだ、と当店の社長さん。

家郷湯瀬粉

仕上げは、ちょっぴり甘めに調味し炒めた肉と香菜を各自手元でトッピング。

これもまた美味いのですが、琵琶鴨をキープして麺に乗せると、より香港を感じられる味わいに。

杏汁炖雪梨

温かいデザート。

お話によると、南の杏仁は甘く、北の杏仁は苦味があり、その2つを合わせ牛乳とともに煮立てて

絞った汁が杏汁であり、この香りを出すのがとても大変なのだそう。

アーモンドエッセンスを使い香りづけをするところが多い中、本物を追求し提供してくれたのです。

今回は梨のコンポートも入り、ボリュームも備えています。

凍芒果糯米糍 

ココナッツをまぶしたマンゴーの餅。中には果肉もしっかりと。

菜譜にはありませんでしたが、(当店の)社長さんが開発したカスタード入りの小籠包がサービスで追加。

ひと口サイズのベリーキュートな小籠包。カスタード餡は味が濃厚でとてもミルキーでした。

以上、大珍樓燒臘宴。他ではなかなか味わえない骨格の太い料理を堪能。

幹事さんの宴会スキルの高さにも脱帽ですが、そのリクエストに的確に応じてくれる当店にも深く感服しています。

大珍樓 新館
神奈川県横浜市中区山下町143
TEL     045-663-5477
営業時間/11:00~14:00(LO) 11:00~22:00 21:30(LO)
定休日    無休     -店舗情報「食べログ」より-

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