ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
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軽油ビジネスの成長と申告帳票作成業務の平準化

2017年03月03日 09時06分20秒 | Weblog

最近、SS業界では軽油のビジネス業態に関する注目度が上がっています。
特に、店頭給油以外の配送を伴う外販業務に関する事項が増えていますね
フリート系のように長距離大型トラックの給油もありますが、
大手運送会社はそれぞれ個々に給油施設を持っていますのでSSでの給油は少なく、
インタンクによる納入が中心となっているようです。

課題となっているのは
土木工事や災害復旧などで使用される軽油です。農業用機械への供給体制も問題です。
たしかに、ブルドーザーや重機がSS店頭で計量器から給油しているケースは少ないですね。
重機用燃料は、必要な時に、必要な場所に、必要な量が届かなければエネルギーとしての用をなさないわけですから
配送業務を伴います。

一方、SS業界では
セルフ化が進み、SS数も減少し、人員削減などで配送体制が弱体化しています。

パトロール給油の需要が高まっているのは当然のことですが、
問題は配送コストの適正な価格転嫁だと思うわけです。

石油販売という「業種」にも
「売り方の工夫」すなわち「業態改革」が求められています。
どんなビジネスでも、「業態改革」はこれからのキーとなるはずです。

衣料品ではユニクロ、家電やカメラは量販店、などなど
販売する商品は同じでも、「売り方の工夫」により拡販が可能となり新たな勝ち組が生まれる時代。
石油を販売しているSS業界でも同様なことが起きています。

軽油は税金を伴う商品ですから、
不正行為なども発生しており、軽油税特別徴収義務者(特約店)に課せられた申告帳票の作成業務があります。
申告帳票の作成業務を平準化しなければならないという課題が急浮上しています。