ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

体力のみ・? 充電中

2007年09月30日 07時44分29秒 | Weblog
土日なのですが、運動もせずにPCに向かって開発と業務整理。
休みでなくては集中できないような業務を処理しています。

頭はフル回転。体のみ充電中。といったところです。
これで腰痛はなんとか解消できそうですが、
来週はまた、飛行機と新幹線での大移動がありますから腰には悪そうです。
しかし、自分で車を長時間運転するよりは楽な移動でしょう。

夕方には健康ランドに行ってリラックスしましょう。近くの温泉健康ランドが経営不振で閉鎖したため、中国マッサージに掛かれません。不便ですから別のところを探しています。温泉付きの健康ランドもたくさんありますが、最近では競争が激しくて大変なようですね、高崎市周辺では自治体が経営する施設も増えていて民業圧迫の状況なのだそうです。

アスレチックセンター付きの健康ランド、ヘルスセンターのような年寄りが多い健康ランド、エステなどが充実している高級施設。温泉と食べ物を売り物にする施設など色々なコンセプトの施設が競争しているようです。郊外で自治体が経営する施設が値段が安くて人気があるようですね。

古い友人(先輩)で地域経済の大立者。福田総理の先代から「城代家老」として力のあったKさんが数年前に亡くなって、彼の会社が数か月前に倒産しました。地域ナンバーワンの酒造業、自動車ディラー、アスレチックセンター、全盛期にはいくつものゴルフ場の理事長をしたり、地銀の常務までしてとにかく凄い経営者でした

Kさんとは年齢層は違いますが、個人的に色々と親しくお付き合いをしてお世話になりました。

Kさんは軽井沢の超名門ゴルフクラブのメンバーでした。
田中角栄さんもメンバーに入れなかったとかいう噂のあの古いゴルフ場です。地元メンバーなんて2、3名くらいしかいないのです。そのゴルフ場ではプロゴルファーはプレーさせないという暗黙のルールがありましたが、当時テレビで「お助けマン」のKプロやベテランプロのKさんなどを引連れては夏のトップシーズンの終わり頃に密かに一緒にプレーを楽しんだりしていたものです。(偶然みんなKさん・)

古いロッカールームに掛かる名前を見たら、宮様から日本の経済界の著名な人ばかりでビビったものです。メンバーボートをみたらもっと驚きました。当時はバブルの最中でデラックスなクラブハウスが多い中、木造で二階の食堂へいく階段がギシギシと音を立てていたのが何とも懐かしかったのですが、さすがに今では奇麗になっています。

早朝のフロントナインが終了すると、一度自分の別荘へ帰って昼寝してから夕方のバックナインをラウンドするようなプレイヤーもいるのです。日本の歴史に出てくるような旧男爵や伯爵の名前の方が多いのです。

何時も空いてますからキャディーマスターの御爺さんにスタートを聞くと「アウトでもインでも、お好みの方からどうぞ・・」という状況です。

会費なんて、通年管理費をメンバーに割り振って負担させるためいくらになるかわからないのだそうです。さすがにお金持ち専用のゴルフは違うとビックリしたものです。

当時、私はステーキハウスも経営していて、そのゴルフ場の支配人さんのご夫婦がよくメンバーさんと一緒にアフターゴルフで食事にいらっしゃいまして親しかったので、随分と楽しませていただきました。

政界や財界のトップの方は意外とフランクな方が多くて、夏はみんなで鮎を焼いて楽しんだり、冬でも超高級な牛肉を用意しては、私に下仁田ネギやコンニャクを用意するようにと連絡が来るとコックを連れて「絶品のすきやき」を作ってはお相伴に預かったものです。あれは、美味かった・。

「LPGA、○シ○ワールドレディース」を主催する会社の会長夫人様の紹介でハンディPOSの開発に関してご本社へ伺った時など、数名の役員が出てきて「大変失礼ながら、当社の会長とはどのようなご関係でございますか?」なんて質問されまして、「友達です。」と答えたらビックリしていました。

バブルで消えていった方もたくさんいらっしゃいます。
しかし、復活した方もたくさんいらっしゃいます。
最近たまには、懐かしい方から「遊びに来いよ」と連絡が来ます。

一人で、作業をしていると、昔の夢のような懐かしい思い出が浮かんできます。

人間一生懸命生きていると、人と人との関係は色々な繋がりが出来てきます。
不思議なものです。それが人生です。

ライフワークです

2007年09月29日 07時05分08秒 | Weblog
石油業界では数か月前から九月末の資金繰りに関する懸念がささやかれていましたが、問題の9月末ですね、しかも月末の29、30日が土、日曜日ですから、一般的に月末振込の決済日は28日ということになってきます、資金繰り上では何とも厳しい厭なカレンダー月となっています。

販売数量が金額ベースで大きく変動する月はSS業界にとっては要注意の資金繰り「鬼門月」です。かなり収益力のある企業でも「つなぎ」の資金需要が発生します。

最近では元売りカードの普及率が高まって若干状況が変化しているようですが、それでも資金繰り面ではタイトになる月です。

30日の手形サイド決済でしたら、手形交換所にもよりますが一般的には10月1日の10時までに交換が確定するわけです。

御承知とは思いますが、商業手形と銀行からの「手形借入れ」の手形は異なります。銀行からの「手形借入」のための手形は「手形交換所」を通しませんから「不渡り」にはならないはずです。御参考までに・・・。

一般的にSS業界の資金繰りの回転月が向上して来るのは10月末位から1月末までのようです。収益率も高い灯油需要のシーズンに入りますとキャッシュフロー比率が一気に上がるのが大きな要因です。そして、春先には再び資金ギャップが発生するシーズンとなります。一般的には一年に二回は大きな資金繰りの波が発生するのが石油流通業界の宿命とも言えるでしょう。

この辺の知識とキャリアは石油に生きる経営者にとっては必要な知識です。
最近ではCODなどの普及や現金安売りなどによりキャッシュフローのサイクル素も変わっていますがいずれにしてもキャッシュフローの正確な予測把握が必須です。

石油流通ビジネスでは経営規模が大きいほど資金ギャップも当然拡大します。しかし、SS店頭ビジネスだけの業者よりも直売部門や中間流通(業転卸)部門などを持つ経営規模の大きな業者の方が当然資金力がありますからギャップを乗り越える「経営力」を保持しています。

利益が出ない年や時期には経営者も経営意欲を失い易いシーズンです。
こんな時期には、倒産、閉鎖、身売りなどが発生する厳しい季節です。

本当の石油ビジネスを知るプロフェッショナルでなければ判りません。
私自身も昔、石油ビジネスの中身を全く知らずに場当たり的な拡販手法や相変わらずの油外収益確保だけを提唱している評論家的なSSコンサルタントと話していて頭に来た事があります。

SS店頭ビジネスの業態や知識だけで石油ビジネスのプロを気取ってきた業者にとっては厳しい時節となっています。

現在は石油関連ビジネスに専念中ですが、私自身が業界のど真ん中で生きてきた経緯があります。

私自身は石油システムを通じて、石油流通企業の方の本当の「痛み」を理解できるソリューションベンダーになりたいと考えています。
私自身が石油ビジネスで経験してきた一時的な成功も大失敗も、全てを「経営資源」として業界にフィードバックする事が今後のライフワークともなりそうです。

頑張って、日本国中を飛び回ります。
夜中でも全国の経営者の方から電話が掛かって意見を求めらる秋の夜長です。

閃いたアイデア

2007年09月28日 15時35分23秒 | Weblog
受発注システム開発でどうしても越える事が出来なかった「ある仕様の部分と流れ」について、ついに閃きました。あくまでもシンプルに実務に沿って、この方法なら自然な処理が実現できそうです。

誰も創ったことのない未体験ゾーンの開発は大変ですが、このアイデアの閃きの一瞬の楽しさがあるから遣り甲斐があります。

灯油配送システムの「基本ルーチーン」も日本で最初に自分が考えて具現化した訳ですが、その後出てきた類似品は基本部分を真似たものばかりですよ。俺を超えるようなアイデアを出してみろと威張ってみたくなりますね。素晴らしいアイデアが閃くと一人でクスクスと笑って嬉しくなって、気分もついハイになってしまいます。

これが、あんな大きな企業で使用されるかと思うと感無量です。
この画面を見ながら、今後一体どのくらいの人たちが作業をするのでしょう。
PCに向かって、可愛いお姉ちゃんが作業していたら、「それ、オジサンが作ったんだよ!」なんて話しかけてみたいものです。

でも、きっと、「アッ、そう、忙しいからあっちいってて・・」なんて相手にされるはずもない。情けないなあ・・・・

うちのT嬢だって、「出来た!、出来た」と話しかけてみても、「アッ、そうですか・・、よかったですね・」だけで、振り向きもせず自分の仕事に熱中してハンディPOSをいじっています。

プログラマーのS君だけは「良かったですね、忘れないところ、早くまとめておいてください。」と喜んでくれますが、喜び過ぎてボケが入って忘れると困ると心配しているのかも知れません。

ブログを書いてる場合じゃない。早くまとめましょう。

オジサンは一人で喜んでいます。へへへへへ・

元売り各社のカード戦略

2007年09月28日 12時02分32秒 | Weblog
日本経済新聞の記事にもありますが、
元売り各社のカード戦略が激化しているようです。

新規カードを作ると値引きやキャッシュバックがあります。
リテール業者の看板戦争と違いカード戦争です。

販売リテール部門の元売り直接の「顧客囲い込み戦略」の戦争です。
キャッシュフロー確保を前提とする動きもありますから、末端業者の資金力を徹底して絞る姿勢のようです。

段々と、リテール業者の首が締まってきますね。商品代金高騰による与信限度額管理の課題も多発してきたようですから、売上金まで元売りが先取りしてリスクヘッジをかけてくるのでしょう。

ホームエネルギーの配送灯油くらいは、何とか資金プールしたいものです。
最近「雪ん子」の債権管理機能で自主的に請求書発行や債権管理を実行する灯油のPBブランドが増えてきました。

販売業者にとっては企業防衛上。当然の事なのですね。
ちなみに、配送灯油はSS外でのビジネスですから、元売りとの商標権の問題もありません。仕入調達も自由に行っている企業が増えています。

SSを閉鎖してから灯油配送だけで黒字の企業まであるのです。
元売りカード戦略の裏を行く石油ビジネスの典型です。

配送体制の空洞化エリアでの灯油配送ビジネスでほとんどの企業が黒字になるはずです。

元売の担当さんに怒られてしまいそうですから、これ以上余計なことは書けません。

一触即発のオイルマーケット

2007年09月28日 09時20分38秒 | Weblog
昔お付き合いしていた某大手ホームセンターのバイヤーさん。
今ではだいぶ出世したようで、なんだか難しい肩書になっています。

この時期になると毎年どこで調べたか携帯に電話がきます。
冬の灯油マーケットと需給見通しについて聞いてきます。
相場の神様じゃあるまいし「そんな事が判る筈もありません」

店頭現金の売価設定はボトム75円程度になりそうなのですが、蛇口が見つからないと騒いでいます。「どこか紹介してくださいよ」なんて言われても私は流通から足を洗った人間です。

「そんなに心配なら、80円以上からのスタートにしたらどうですか」、それもアリですよ。何でも安売りのホームセンターですが灯油だけは思うようにいかないようです。業転市況に応じての「場当たり販売」で「売り切れ御免」では安定供給に対する消費者の不信感が募ります。ホームセンター激戦地で業転玉の「ゴミ捨て場」といわれる北関東エリアでもこの状態ですから、彼らにとって今年の灯油の走り値は難しいようです。

私は「灯油ビジネスの伝道師」。販売業者の適正な利潤確保と消費者の利便性を追求するために日々頑張っているのです。(自分では本気でそう思っているのですよ・・)

しかし、よく考えてみれば「客寄せ材料」で何とか安く売りたいから大変なのであって、まっとうな石油業界から見たら大変迷惑な話です。石油製品も舐められたものです。ミャンマーのように石油が高騰して暴動になっている国もある訳ですが日本の石油業界では業者が企業生命をかけて安売りをしていますから、暴動が起こる筈もありません。

逆に石油流通業界は揮発油税や軽油税の代理徴収で大きな社会貢献をしているのにこんなにマージンが薄くては販売業者がデモをしたくなるような状況ですよ。
まるで税金を仕入れて税金を売っているような状況ですから、いっそのこと「官制品」にしてしまえなんて意見も出るくらいです。

全国各地の販売業者の方と面談していると、今年は例年になく灯油ビジネスに対する期待感が大きいようです。エルニーニョの反対で厳冬になるとの観測もあるようです。元売り在庫水準も低いようですから需給にも注目です。これだけの原油高騰ですからまさに「一触即発」の状況といったところなのでしょう。

ビッシリと一日中、開発作業

2007年09月27日 18時53分59秒 | Weblog
早朝から、夜までいつ果てるともないフローチャート作成作業。
昔の現場実務を思い出しては、業務の流れを考慮しながらのレアケース対策。ITの知識と実務の流れの融合ですから大変です。

こんな感じににしようと概要の流れを書いて、A君に意見を求めながら、あとの細かい事はプログラマーのS君に渡したいところです。
しかし、どうしても当初の段階から客観性を入れないととんでもないポカミスが発生しますから、こんな時には謙虚になって、確認と意見を求めなければなりません。

昔は自分が創ったものを指摘されたり修正されたりするのは、癇に障ることもありましたが、現在ではこの仕事にとって当然の事なのだと良く判ります。

スタッフもいつの間にか石油流通システムに関するベテランに力強く育っています。

この作業は本当に体力と知力がいる作業です。
体力は自信ありますが、知力はチョッと言ったところですから「脳みそが溶けてしまいそう」です。

自分一人の作業では頭がハマってしまいループ状態になるので、休みながら見直しながらの時間がかかる作業となっています。

外からは虫の音が聞こえてきます。こんなところにも秋の虫が鳴いています。

一区切りついたら、久しぶりに近くの居酒屋で一杯飲みたい気分です。
こんな作業の時には、タバコの量が増えて食欲がなくなります。
腰痛も癒えてきたので週末のゴルフが楽しみです。

社内業務改善は国の行政改革みたいなものですね

2007年09月27日 10時03分39秒 | Weblog
昨日は某商社での石油部門ソリューション構築。

石油流通ビジネス全体での業態は本当に多様です。
SSオペレーションはPOSを中心とするほとんど画一的な機能ですが、石油流通の上流システムは企業ごとの習慣や癖もあり細かいところまで手を入れます。

現在は数社の立ち上げ作業を同時進行中なので、それぞれの企業の業態や規模に応じての考え方の違いも理解できます。

大手企業の担当者はほとんど業務継承で一連作業引き継いでいますから、何の疑問や課題も持たずに「流れ」として行っている業務でも、いざ、システム構築となると日常業務や企業としての考え方の根底、無駄な作業なども改めて見直すことになります。

その事を痛切に感じても、組織が大きくてベテランが仕事を囲い込んでいるとなかなか改善を指摘するのが難しい事もあるようです。

判ってはいても、指摘出来ない事や明らかに無駄となってしまう作業もある訳ですが、結果としてその業務を担当者から取り上げるような事になってしまったりする事にもなります。

企業がシステムを構築する目的は作業効率を向上させ、省力化も実現したいわけですが、担当部署などからはレアケースを提示したり、無理な要求をしたりなど必死の職務領域確保のための抵抗もあります。

まるで、政府の行政改革と抵抗勢力のような状態になってしまいます。
社内の業務改善は国家の行政改革と同じようなものだと感じています。

企業は組織が大きくなったり、ベテランスタッフの比率が高くなるほど柔軟性に欠けてきます。業務に対する思考や視点も固定化されて既成概念から離れにくくなる訳です。システム構築などの際には若手スタッフの積極的な姿勢と抵抗勢力の対立が発生しやすいのですが、幸い今回はスタッフが頑張っていますので、うまくいきそうです。

いろいろな企業のシステム構築に立ち会っていますが、業績の良い企業ほど短時間で意思統一をはかることも可能です。この辺が企業としての力なのかなとも感じています。

今年は、何社かの上場企業や著名な企業のシステム構築を行いました。
私もよい勉強をさせて頂いています。反省しながら、勉強しています。

常に、改善意識とこれから現場で活躍する若手の意見を取り入れる姿勢が大切ですね。

収益圧縮と減販のダブルパンチ

2007年09月27日 09時36分08秒 | Weblog
価格高騰と減販傾向の定着。

消費者の財布は締まり、油外収益向上も見込めない状況が顕著になってきます。

9月末は8月分商品代金決済。

さらに、10月からの価格動向も気になります。

まさに、正念場です。

場当たり的な視点での軽々しい業転市況情報に振り回され、販売価格設定の見通しを見誤り早まっての先行値下げ、そして、仕切りの逆行。
リッターあたりの収益圧縮と販売数量減少のダブルパンチがボディーブローのように効いてきます。

SS経営者としての「先を見る目」と能力格差がでてきます。
こんな時には、有効情報の先行取得の環境整備がポイントです。落ち着いて自分の身の周りを見直して見ることも大切ですね。

自分の仕事を器の外から眺めるような視点が求められています。

今年の需給環境は予断を許せない状況です。
ピンチとなるのか、チャンスとするか、経営者の能力で大きく変わります。
とにかく、石油ビジネスは冬場が勝負です。

冬場の収益で年次収益が構成され決算が決まります。
冬場は灯油が主役です。

公生な仕切り体系とは、格差肯定論もあります

2007年09月26日 09時16分53秒 | Weblog
元売りによる系列内仕切り格差が各地で表面化しつつあります。
いよいよ、石油業界でも「格差の時代」が到来です。

販売力があり決済条件にも問題がなければ価格交渉力は当然アップします。
何でもかんでも仕切りが同等というのは、経営力のある企業から見たら逆に不公正であるという意見もあります。

現在、販売力と経営力を持っている企業にはまさに「ローマは一日にして成らず」のとおり「それなりの努力」と投資を積み重ねて今日の立場がある訳で、経営リスクを乗り越えながら努力を積み重ねてきたという確かな実績があります。

仕入先である元売りとも適正な距離を保ちつつ、自主経営のスタンスを維持確立している訳ですからその努力が今日の格差となってあらわれている訳です。

系列化でなければ、余計に経営の自己責任を感じながら仕入れソース確立のために努力を重ねてきた独立系の有力石油販売業者も多数存在しています。

石油業界でも決して群れることなく、独自の道を切り拓く力強い経営者がたくさんいらっしゃいます。素晴らしい事です。そんな努力を決して無駄にするべきではありません。

むしろ、格差はあって然るべきと主張する経営者の方も増えています。石油メディアなどが提唱する不公正感とは一体何なのか?、格差が発生するから努力すると考えなければ生き残れないのが現実のSS業界なのです。それを否定しただけでは決して課題の解決にはなりません。

お得意様である「負け組読者」の不満などを煽り、負け組み思考にやたら迎合して業界の実情を否定しているだけでは、絶対に何も生まれませんね。

問題は、格差の発生する条件を明示することが大切なのでしょう。
こうすれば、このような経営スタンスになれれば、これだけの価格インセンティブが享受できます。という明確なものを提示する事で不公正感を払しょくする必要がある訳です。
理由と条件が満たされなければ不公正であると非難されても仕方がないともいえます。

資本主義社会です。
弱肉強食は石油業界だけではありません。
甘ったれるな! と叫びたい。

当社の目の前に「ヤマダ電機」が高崎駅に隣接した本社を建設中。
これを見て、一般の家電店主が家電メーカーに文句を言っても始まらないでしょう。販売量が違いますから一般家電店の仕切りよりも安い価格で販売する商品も多いはずです。

ヤマダ電機は群馬の高崎が発祥の地です。私のゴルフ仲間などはヤマダ電機の社長と友人の方も多いのですが、創業時からの苦労と努力を聞くたびに凄いと感じています。最初は零細企業からのスタートでも他人に勝る努力と工夫で勝ち抜く事が出来る日本のビジネス風土は素晴らしいと思います。

工夫と努力が本当に大切です。
横綱でも最初はチャンコ番からのスタートです。

いつまでも、序二段クラスではだめですね、何の業界でも勝ち残るのはほんの一部です。

格差肯定論に頭からぶちかまして、足腰を鍛えるくらいの根性が大切です。

これが、全国に大型量販店で拡大している北関東ビジネス業界の心意気!

顔は冷静に見えても心は熱い。
総理を4人も生み出す。上州気質の真髄です。

格差を認めて、悔しさを胸に秘め、努力と工夫と我慢でどん底から立ち上がり、最後は必ず勝ち組になりましょう。これが男の生きる道。

名横綱双葉山の言葉は勝ち組企業にとって金言です。
「われいまだ木鶏たりえず」

本当に強い闘鶏は、よその闘鶏が鳴いていても木鶏のように顔色も変えない。そうなると、まるで木彫りの鶏のようで完全に闘鶏として仕上がったということです。実際に闘わせてみますと、ほかの闘鶏は闘わずして逃げてしまうのです。

私などは、まだまだ当面は負け犬の遠吠えかな・・・
でも、何時かは木鶏になれればと頑張っています。

市況対応はグローバルな視野が必要ですね

2007年09月26日 06時38分00秒 | Weblog
一時の石油市況の場当たり的な流れにながされ、業転安とみて減販に焦り販売価格を下げた業者は今後の高騰で当面値上げの理由が見つかりませんから大変です。

元売が仕切り価格を上げてくる時にはメディアも付いてきますが、末端業者が単独で値上げしようにも今回のようなケースでは、まさか「業転価格が上昇しましたから」というわけにもいかない訳ですから難しい局面となっています。値取りの収益環境から置き去りにされています。特に大口向けの価格折衝で苦労しています。

再三申し上げているように、減販の時代ですから元売りもある程度限られた数量でも一定の収益を確保する必要があるわけです。まして、極東の周辺状況を見れば輸出も可能な環境に変化しています。需給調整が容易な環境が整いつつあります。国内で不節操な業転を流すと過当競争下であるにもかかわらず一層の混乱を招きますから、タコが自分の足を食べるようなものでデメリットの方が多い事くらい誰でも判ります。

業転に依存しなくても需給対応が可能になれば、今までは国内での業転放出を責められてきたのが嘘のような状況になるはずです。まさか業転玉が薄くなり「業転玉が無い」なんて系列外手当を中心とする業者に責められるような販売業界でもないでしょう。そうなったら漫画みたいな話ですね。

流通にはそれなりのコストもかかります。一般リテール業者が場当たり的に原油価格から原価を裸にして玄人の顔をして業転市況を論じてみても、もはや石油製品市況は相場の世界なのです。政治的情勢などでも将来の需給見通しが変わりますから先物商品でもある訳です。

当面は、素人が簡単に見極め出来るような単純な相場ではないような気がしています。今後はこのような状況が継続する事になるのでしょう。充分な注意が必要です。

リテール販売業者はあくまでも末端市況での値取りや油外収益確保がポイントです。確かに「利は元にあり」ですが、今年からは買い叩くことだけが上手な仕入ではない事に気付くはずです。市況情報は大切です。しかし、それ以外の「何か」を知る業者が相場に勝つことになるのでしょう。

株の相場について評論家の見解を信じて損をしたからと文句を言っても始まらない。ある評論家など「相場が判れば、株の評論家などしていない」とうそぶいています。

石油業界も同様で、本当に相場市況が判ればSS経営などで苦労する必要もありません。相場だけで十分な収益があげられるはずです。

今年の石油市況や天候に左右される需給予測を論ずる「2チャンネル」のような情報に惑わされると、ビジネスチャンスを失うことにもなりそうです。
とくに、「灯油相場」は化けものなのですから。

安定した「仕入スタンス」の確立が求められます。
仕入スタンスは、まず「拡販」により自然に強化されるはずです。
将来的にも販売力のある「魅力ある」リテール業者がより一層力をつけている時代です。特に、灯油が収益のポイントです。
冷静にグローバルな視点で対応する事が大切だと感じています。