ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

来年も良い年でありますように、

2015年12月25日 07時57分06秒 | Weblog

今年も残すところ数日となりましたが、気温も暖かく年の瀬という感じがしませんね。
浅間山の冠雪も例年より少ないようです。

連日春先のような気候ですから過ごしやすいのはありがたいのですが、
年を追うごとに冬が遅れてくるような気がします。
エルニーニョ現象の影響なのでしょう。

今年はシーズンインに先駆けてリモートサポートによる事前準備を進めた企業が多いため順調に推移しています。
来週はスタッフの家族まで全員揃って温泉に行って一年の垢を落としましょう。

今年もいろいろありましたが、良い年であったと思います。
皆で協力して頑張った結果です。

来年も良い年でありますように、
皆様のご多幸と商売繁盛、健康をお祈り申し上げます。


灯油ビジネス、「売れる理由」と「売れない理由」

2015年12月24日 08時09分31秒 | Weblog

季節要因に左右される灯油ビジネス。
今年は暖冬気配ということで減販による値崩れが懸念されていましたが、
ここにきて、「配送灯油」を中心に徐々に販売数量が増えてきたという業者の声が聞こえてきます。

問題は、マクロ的な販売動向ではなくて業者ごとの取り組み方の姿勢により個別的な格差要因が発生しているようです。
配送体制を整備して積極敵に取り組む姿勢が消費者に見えている業者が売り勝っています。
客数が確実に増えており、暖冬でも意外な展開となっている地域も多くあります。

セルフ化や閉鎖によるSS数の減少で灯油配送体制が崩壊している地域もあり、
注文が殺到しているようです。

シーズン前からの宣伝告知が最大の拡販効果を生んでいます。
『灯油は夏売れ!!』という言葉を再認識。

SS業界でも、サービス業務として配送体制を強化することで値取りも順調にできるという自信が定着しつつあるのは素晴らしいことです。
消費者ニーズを認知できれば、まだまだ可能性があるガソリンスタンドビジネス。
ハートフルな受注配送対応により、予想外の「油外収益」を掘り起こすことができるわけで、
新たな「油外収益」商品アイテムとサービス内容の開発、と充実が大きなポイントとなってきました。

生協や農協などの灯油ビジネスがマンネリ化しており、価格志向となっているようで、値崩れが心配だという声さえもあります。
確かに、売れなくなれば、価格の問題だと理由づけをする担当者がいるのかもしれません。

今後は、消費者の指向も変わりますから
ガソリンスタンドという業態そのもの、さらに商品やサービスの「売り方」も大きく変化することになります。

時代の変化を視野に入れた、「灯油配送システム」の開発が急がれており、
その対応に追われています。

来春には、新たな提案を発表することになりますが、
現在、フィールド検証を進めています。


来年に向けての、SSビジネス

2015年12月22日 09時17分34秒 | Weblog

元売り統合の影響に関しては色々な見解があるようですが、
SS業界を取り巻く周辺ビジネスにおいても今後は大きな動きがあるようです。

例えば、系列計算センターなどの勢力地図などにも大きな動きが出るはずです。
店頭POSなどはある程度の期間は固定化されたままなるかもしれませんが、
ここ数年で統一されることになるはずです。
データを活用しての販売戦略などの工夫によりリテール企業間の格差はかなり拡大すると予想されています。

SS業界においても、本格的なビッグデータの活用がスタートするはずです。
遅ればせながら、「オフコン系システム」からオープン化に向けた動きも急速に進んでいます。
今後のSS業界にあっては、ITを駆使した経営手法により、
拡販戦略、特に「油外収益」確保の新手法が最大のポイントとなるはずです。

来年から当社では
これまでの「待受け型ビジネス」から、WEBを駆使した新たな販売展開の手法について
具体的な提案をスタートさせることになります。
これまでも、石油リテール業界の今後の行方をリードできる提案活動が求められていましたが、
いよいよ、構想をまとめ、全体の構築に着手しており、現場検証段階に至りました。
大手広域ディーラーにおいて、テスト段階から予想以上の効果を発揮しております。

問題は、石油リテール業界でも思い切った業態転換や経営改革ができるかどうかということ。
シャープや東芝などなど、大手製造業であっても経営的に苦境となる今日ですから、
どこがどうなるか、判りません。

常に危機感を持って、新たな取り組みに挑むことが大切だと感じます。

仮に組織の規模が大きくとも、
構造的に疲弊している組織では今後の展開はおぼつかないと思います。
来年は「臥竜塾」を中心として、SS経営における新たな試みをスタートさせます。
御期待ください。


中間留分販売が伸びています。

2015年12月21日 10時09分16秒 | Weblog

SSの閉鎖と淘汰はさらに進みそうですが、
これからの「ガソリンスタンド」に消費者は何を求めるのか、
難しいテーマに取り組んでいます。

全国各地でSS業態改革の試みがスタートしており、多彩な展開がみえてきました。
難しい理屈は抜きにして、地域ニーズに取り組むことが成功の秘訣となっているようですが、
特に注目されているのが「中間三品」の灯油・軽油・A重油の販売動向ですね。

軽油については、SS減少による影響が特に大きくなっており、その対応が求められます。
ブルドーザーやユンボなどの土木用重機がSS店頭で給油しているケースなどはまず見かけません。
これらは、ほとんど現場のパトロール給油で供給されているケースが多いわけで、
需要家はSSのセルフ化や減少により購入に際して不便を感じているわけです。

都市部の都内などでも夜間作業やオリンピック関連工事などで需要は急増していますが、
石油業界の供給体制が整備されていないという声が大きくなっています。

全国各地で「パトロール給油」に関する需要が急増しており、当社は対応に追われています。
「パト給業者」は業容を急速に拡大しています。
充分な市場ニーズがあるのに、それでも、多くのSS経営者は「茹でカエル」のように動こうとはしないようです。

石油製品も売り方を変えれば、経営内容を劇的に変えることができます。
SS業界で勝ち残る手法としは「外販・パトロール給油」が最も有効な手法となっています。
当社ではすでに「パト給」システムをリリースしておりその需要が拡大しています。


暖冬でスタートした、灯油商戦

2015年12月17日 08時10分52秒 | Weblog

今年の冬は暖冬のようですが、
今日は朝から雪がぱらついており、ようやく冬らしい雰囲気になってきました。

灯油販売動向については、まさにその時々の「天候次第」ですから
一概に「前年対比」のデータ比較は禁物です。
売れないから焦って乱売になりますと、すぐに収益が変化してしまいますから業界としては冷静な価格対応が必要です。

石油業界紙などによる販売数量動向と安値の煽り記事には要注意。
まさに、今が踏ん張りどころの灯油ビジネスとなっています。

冷静な分析と適正な値取りが今年の灯油ビジネスのポイントです。

ここにきて、石油流通に関連する周辺ビジネス業界にも大きな変化が出てきそうな雰囲気です。
例えば、元売りの統合などにより系列計算センターなどの受託業務や系列システムの変更、
統合などによる影響も出てくると予想されています。年明けから賑やかなことになりそうです。

今週末は、軽井沢の友達と忘年会。
鍋物でもつつきながら、素敵な音楽でも楽しもうというわけです。


灯油安定供給のための価格設定

2015年12月15日 09時51分48秒 | Weblog

ここにきて、灯油価格が下落傾向です。
リテール販売マーケットでは今年も思わぬ利益が出る可能性が高まってきました。

かつては、石油価格が社会悪のようにメディアで叩かれていた時期もあったわけですが、
SSがこれだけ減少し、「SS過疎地帯」という言葉が生まれるほど、安定供給が社会問題化している現在。
石油業界にとってはまさに適正な値取りが必要な時代であると思いますし、
経営的に成立できるマージン確保が経営の大前提となっています。

SS店頭で販売されるガソリンと異なり、
配送を伴う「ホームエネルギー」で、しかもコストの安い灯油は庶民の味方なのです。
しかし、経営的に成立しないような低価格で店頭販売する一部業者のために、
業界全体の市況が混乱することもあります。

『安定供給』とは、「必要な時」に、「必要な場所」へ、「必要な量」が供給されて初めて実現するものです。
そのためには、当然「供給コスト」がかかるわけですから、「配送灯油」に関する課題は尽きません。

『ゆきんこサポートセンター』は
今日も、全国からの課題に対応中です。


朝のこない夜はない

2015年12月14日 05時51分42秒 | Weblog

灯油販売数量は天候と気温に大きく左右されますから、単純に前年対比はできません。
販売業界としては、もう少し冷え込まなければとも思うわけですが、
今年の軽井沢はポカポカ陽気で年末という風情はないようです。
おかげて、光熱費は助かります。

昨日もアウトレットへ運動靴を買いに行きましたら駐車場までが混雑で満杯です。
まだまだ、中国人の観光客も多いようで、爆買いムードでしたので、靴を買ってすぐに退散。

中国景気は下降気味だといいますが、どうなっているのでしょう・・
帰ってきて、馴染みの喫茶店で仲間と話していましたが、一度贅沢を覚えると止まらない中国人のようです。

年末も近づいてきました、
今年からリモート作業が進んでいますが、それでもスタッフは構築出張などで大忙し。
私も夜中から徹夜作業で頑張っております。

もうすぐ夜が明けそうです。
「朝のこない、夜はない」

そのうち良いこともあるでしょう。
さて、一風呂浴びて出勤準備。


日本における「コストコ型ハイパーSS」の本格展開、米国市場における過去の検証。

2015年12月09日 09時28分08秒 | Weblog

夏から新たなビジネスモデル開発に関する作業を進めており多忙です。
企画段階から数年を経ていよいよ具現化することになります。

新たなビジネスをスタートさせるための準備作業は本当に時間が掛かります。
石油関連ソリューション開発としては集大成となるようなプロジェクトであり、
今回は大手企業と共に進めることになりそうです。

最近は、クラウド化により社外スタッフも含め分散しての作業も可能ですから
開発期間とコストもだいぶ短縮できそうです。
来春のリリースを目指して全力疾走中。

SS業界は、日本国内でもコストコのような米国のハイパー系SSが増えてくる予感がしています。
20年以上も前、アメリカにおける石油ビジネス視察の際に大きなショッピングセンターに併設された「ハイパーSS」を見たときは、
いつかは、日本でもこんな時代が来るのか・・・、と考えたものですが、いよいよ、コストコの参入によりそんな時代が到来します。

当時、アメリカでもハイパー系SSにより既存業界は大きな構造的な業態変革を迫られました。
その結果、「ホームヒーティング」の暖房用燃料の配送部門が見直されたという経緯があります。
やがて、燃焼機器類やリフォーム系ビジネスの展開が進んだわけですが、
LPGなどを併売していた企業が優位に立っていたように思います。

当時の資料などを取り出して、その後の実情や経緯などを再検証しながら、
勉強してみたいと考えています。

当時の米国視察は、SS店頭オペレーションが中心でしたので、
外販配送を中心とする「ホームヒーティング部門」に目が行っていなかったということもあるようです。
日本でも、「その後」の「米国における石油ビジネスの実情」について再検証する時期に来ていると思います。

同時に、インターネットを中心とするWEB環境の変化により、
米国のSSビジネスは大きな変革が起きているようです。

また、勉強にでも行ってみますか・・・


配送サービスとしての自信をもって、値取りが大切な灯油ビジネス、

2015年12月08日 08時01分59秒 | Weblog

WTI原油価格が40㌦を切りました。
今年は暖冬でシーズン当初の灯油販売が低調にスタートしていますが、
今後の市況動向により昨年と同様の利幅が見込めるとの観測も出てきました。

これまで、配送コストを織り込まない価格設定が多かったことから、
店頭販売価格と配送販売の値取りが曖昧でしたが、
最近では消費者に配送コストが認知されてきましたので、灯油ビジネスは採算性が確保できる環境となっており、
採算性の厳しいSSビジネスの中ではかろうじて優良なビジネスとして定着しつつあります。

今年は、暖冬ですから販売数量については微妙な見通しとなっていますから
今後の市況環境構築がポイントとなりそうです。