ぽかぽか容器

元バレー坊主。

ブロッカーの後ろにフェイント(笑)

2016年10月14日 | 日記
ちょっと日が経ってしまいましたが…


前回の投稿の終わりの方に、※印で、

「ブロックの後方に落とされるフェイントは、誰が処理するか」

と、書きましたが、


これもよくソフバにおいて、よく議論されるプレーですよね。



正解は…



て、私ゃ、ソフトバレーの指導員でもなんでもないので、
正解なぞ知りません。

ただ、自身のプレー、見聞などを総合すると、



「ケースバイケース」


ですね(笑)



まずそもそも、ブロッカーの高さによって、その処理方法は変わってきます。
ブロックの高さというのは、相対的(アタッカーがあってこそのブロックなので)なものなので、
相手アタッカーの高さによっても変わってきます。

つまり、ここで重要なのは、ブロックが「ジャンプ」するか、しないか、ということです。

アタッカーの高さに対して、明らかにブロッカーの身長が高ければ、
ブロッカーは、ジャンプせずにすみ、この場合は、かなりの広範囲に渡って、
捕球処理が行えるため、真後ろに落とされるフェイントでも、対応することができます。

転じて、ブロッカーが精一杯ジャンプしなければならないケースでは、
ブロッカーが空中で処理できる範囲のボールしか対応できません。

つまり、着地してからでは、捕球処理は間に合いません。



相手アタッカーと味方ブロックの高さの差がほとんど無い
(少なくともブロックの上を強打で抜かれることがない相対関係)ものとして、

きちんとコースを塞ぐ形が完成している場合は、
エンドライン際の強打というのは、ほとんどあり得ません。
なので、対応する必要のある打球の種類は、

ブロックワンタッチのボールと、フェイント、軟打によるコース狙い
になります。

ブロックワンタッチのボールは予測不可能なので、
在らぬ方向に飛んでいってしまったものは、不可抗力としてあきらめていいと思います。

で、それ以外の球種ですが、ブロックの真後ろ(辺り)に落とされるものと、
レシーバーが前方に突っ込んでくる様をみて、エンドラインギリギリを狙って飛ばされるものがあります。


※今述べているのは、あくまでもストレートコースに限った話です。


これらの対応については、ちょっと言い回しがややこしいですが…

レシーブ可能な最高点(レシーバーがジャンプで取れる高さ)の上をボールが通過した場合、
そのボールがエンドラインアウトとなる位置が、最適と思われます。
極端な例を挙げると、サーブレシーブの際、エンドラインギリギリに立っていたら、
サーブがお腹の高さ辺りに飛んできたとしたら、それは見送ればラインアウトとなるボールです。

つまり、できるだけ前後均等な守備バランスを考えた時、
ジャンプすれば捕球できる位置より後方で守備をすることは、
そのジャンプの高さの分だけロスになります。


ただこれは、あくまでもブロックがきちんと機能している場合に限定されることで、

実戦に於いては、俗に言う「ブロックが割れる」ことも頻繁に起こりうるし、
二枚ブロックのフォーメーションを採用している場合は、
ストレートコースが塞ぎきれないケースも頻発します。

これらの場合は、それぞれ「穴」に対して強打を考える必要が生じるので、
前述のようなポジショニングでは対応できません。



このようなポジショニングの問題は、プレーヤー個々の能力の違いや、
身体的特徴、メンバー構成などによって、
様々な対応の方法が存在するはずなので、
とてもではありませんが、それらすべてをここに列記することはできません。



なので…

あくまでも個人的な見解に過ぎませんが…


すべての攻撃を漏らさず捕球することは不可能なので、
様々なケースに対して、消去法で、
「捨ててもいい打球」
というのを、自分なり(チームなり)に定義することが、
ポジショニングの指針に繋がるのではないかと考えます。


例えば、ブロックが二枚飛んでいるにも関わらず、
インナーコースの、本来ならフェイントが落とされるような位置に打ち込まれる強打などは、
私は、捨ててしまっていいと思います。

レシーブに自信の有る人であれば捕球することも不可能ではありませんが、
そのためだけにその不自然なポジションに立つことで、
もっと飛球の可能性がある、深いクロスポジションががら空きになってしまう上、
強打はスピードも威力もあるため、正確なレシーブをすることが困難です。

相手からの攻撃を、自陣の攻撃に、より確実に繋げられる可能性を考えた時、
破壊力のある強打を、次に繋げられるレシーブがあげられる可能性は、
それほど高いとは考えられません。
それより、コーナー狙いの軟打や、フェイントを処理することの方が、
より高い可能性で、自陣の攻撃へと繋げられると考えられます。

逆に言うと、そのような軟打、フェイントを取り損ねることは、
チームのメンタル的ダメージに繋がります。



と、長々と能書きを並べて参りましたが…



あたしゃ、まともなジャンプ力も無いくせに強打馬鹿で、
それこそ、ブロックが一枚だったり、運よく間が空いていたりした時はまだしも、

痛烈なドシャットばかりくらうくせに、懲りもせず、
毎度毎度、メンバーから呆れられております(笑)
その上、レシーブが下手。

お相手のチームからしたら、さぞ、守り易いことと思います。
単純だからね。
攻撃が。

だ、もんだから、
少なくとも、私のソフトバレーのお仲間の皆様は、
上記の文章を読まれたとしたら、



お前に言われたかねーよ。



と、おっしゃるに違いありません。




合掌

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