巨樹、巨木巡礼

僕が訪ねた大きな樹を紹介していきます。

霊山寺のオハツキイチョウ

2008-01-27 | 三重県

霊山寺は意が盆地を見下ろす霊山の中腹にあり、秘仏の十一面観音を本尊とした黄檗宗(おうばくしゅう)の寺で、宇治万福寺の末寺は伊賀ではここだけらしい。 


伝教大師開基と伝え、古くは山頂にあり、七堂伽藍があって世人の信仰を集めていたが、天正の兵火により焼失した。唯一焼失を免れた本尊十一面観世音菩薩が今も伝えられる。



霊山寺へは名阪国道伊賀ICから霊山林道に入れば約10分程で到着しますが、結構ハードな山岳ドライブでした。


山門前はきれいに整備されており、新しい休憩所も改築されていました。



なだらかな石段を上った、一段と高い境内の鐘楼の前にこのオハツキイチョウが、天を突き刺してそびえています。



目通り幹周4.3m、樹齢300年、葉が二裂して片方が葉、片方が胚珠となる「オハツキイチョウ」として三重県天然記念物にも指定されています。


撮影2007.5.13


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