つい最近になってNET記事を見て驚いた・・・・・・。
徳島新聞によれば、2009年4月半ば頃から樹勢が急激に衰弱し、大半の葉が枯れ落ちた・・・・・壇の大クス回復の兆し 吉野川市、栄養剤投与など奏功<2009/6/28>とある。
僕がこの楠と出遭ったのは2008年11月、まだ写真の通り元気そのもの、樹冠に緑一杯の葉を茂らせて弱った感じなど微塵も見出せなかった。
壇の大楠は吉野川を挟んで南側、その名も吉野川市鴨島町背後の山裾、森藤壇集落にある。
此処も判りにくい所でしたが、ナビが連れて行ってくれたのはちょうど大楠の下に当る辺り、見かけた子供連れ婦人に訪ねると神社の横を上がったところだと・・・
この「壇の大楠」をお手植えしたと言う平康頼(たいらのやすより)を祀る康頼神社の細い脇道を登り、比較的広い農道で振り返ると巨大な樹冠が聳えているのが見える
目の辺りにする壇の大楠はまさしく巨大でど迫力・・・・その上やっぱり威風堂々、樹から出る一種オーラのようなものを感じる。
主幹の幹周りは10.3m、ぐるっと一周りして見上げる大枝はそれだけでも主幹として通用しそうな程・・・その重量感たるや見事と言わざるを得ない。
そしてその大枝を支える主幹はどっしり大地を捕まえている。
推定樹齢約950年、高さ約35m・・・・
しかしこれほど逞しく見えた楠がこの半年後には大部分の葉を落としたとは俄かには信じ難い。
何ごとが有っても動じないような力強さも・・
拠る年波には抗うことが難しかったのか??
しかし栄養剤の点滴で少しは勢いを持ち直してるとか???
あの新聞記事から1年半・・・・今はどんな姿でいるのか??ちょっと気にかかる。
撮影2008.11.1