霊山寺は意が盆地を見下ろす霊山の中腹にあり、秘仏の十一面観音を本尊とした黄檗宗(おうばくしゅう)の寺で、宇治万福寺の末寺は伊賀ではここだけらしい。
伝教大師開基と伝え、古くは山頂にあり、七堂伽藍があって世人の信仰を集めていたが、天正の兵火により焼失した。唯一焼失を免れた本尊十一面観世音菩薩が今も伝えられる。
霊山寺へは名阪国道伊賀ICから霊山林道に入れば約10分程で到着しますが、結構ハードな山岳ドライブでした。
山門前はきれいに整備されており、新しい休憩所も改築されていました。
なだらかな石段を上った、一段と高い境内の鐘楼の前にこのオハツキイチョウが、天を突き刺してそびえています。
目通り幹周4.3m、樹齢300年、葉が二裂して片方が葉、片方が胚珠となる「オハツキイチョウ」として三重県天然記念物にも指定されています。
撮影2007.5.13