大判カメラ日記。

ワイズクリエイト オフィス・木戸嘉一のブログです。

自作の秘密兵器・スパンカーで大漁を目指す。

2017年06月10日 | なんちゃって漁師

皆さん、船のスパンカーって知っていますか?海の上は必ずと言って良いほど何所からか風が吹いています。これを防ぐ手立てが無い状態で釣りをしていると風の影響で船がくるり、くるりと廻ってしまい釣りにならないのです。そこで1枚目の写真の様に漁船などは船尾に独特な形状をした二枚帆のスパンカーを取り付けて必ず船首が風上を向くようになっているのです。だからどの船も規則正しく列をなして釣りをすることが出来るのです(スパンカー無しでは大混乱です)。私の様なミニボートで釣りをする場合は、シーアンカーと言って水中で開くパラシュート状の抵抗物を海中に放り投げ、風が吹いてもこのシーアンカーの抵抗で船首が風上を向くようにしています。ですけどこれはあくまで船首を風上にするだけで、ここがポイントと思う場所を維持することは出来ずに必ず、ボートは風下に流されてしまいます。えっ、スパンカーを付けた漁船も同じなのではですって?実はこの漁船団はエンジンの微速前進とスパンカーの広げを調整しながら一定位置に止まっているのです。ですから釣れるわけですよね。私のシーアンカーでは30分〜1時間毎にボートをポイントに戻しながらの釣りをしているのです(結構面倒です)。じゃあ、ミニボートにもスパンカーを付ければとも思うでしょうが、このスパンカー結構高価なんですよ。普通の船用で何十万円、ミニボート用でも10万円以上するのです。そこで「なんちゃって漁師」が考えたのは「自作出来ないか?」でした。800円程のアルミ物干し竿(2m)や百均で結束バンドなどを購入して出来上がったのが写真のスパンカーもどきです。先日ボートに固定できるように受け加工も終わり、後は出漁を待つだけとなりました。二枚帆の折りたたみもボートへの脱着も出来て1万円でお釣りが出る予算でした。スパンカーを使った釣果にご注目下さいね。

大判カメラ体験記
清水 実
ワイズクリエイト
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木戸嘉一
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