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ブラックベリー初収穫



10数年前、自宅を囲むフェンス際に3本、隣の畑に3本植えたブラックベリーは
圧倒的な勢いで増殖し、昨年史上最高の収穫量だった。
今年も花が終わって緑の未熟な果実がざらざわ実ってる。
数年前6月に台風が来て実がダメになってしまったこともあったけど
このまま順調に行けば今年も去年相当採れそうだ。
自家栽培果実を製品化するなんて、はるか先にある高嶺の夢だと思ってた苗を植えた頃が懐かしい。

あと1週間ほどで杜屋販売会イベント「暮らしの菓音」。
もう18回もやってるのか~と感慨深い。
準備佳境の今頃は毎度のことながらもっと早目早目にやっておけば良かったと
あまりに手間のかかる細かな作業に後悔しっぱなしだけど
いったんやり終えると次は何をしようか、どうしようかと考えるようになっている。
暮らしの菓音のイベントでは、会場が屋内な上にある程度のスペースもあるので
普段作らない裏メニューの焼き菓子など他のイベントでは出さないものも作ります。
ジャムとマーマレードも在庫あるもの全種類並べて、試食も種類いろいろご用意します。
いわば「一日お店屋さん」であり、私が作ったものの現物展示会でもあり
そして今回は会場にお越しの方にその場で演奏をして頂こうというトライアル企画。
午前の会場準備中は非公開ではありますが、実は午前中もジャズボーカリストとピアノの方が
練習に来て下さる予定になっており、私もとっても楽しみです。
14時以降は今のところ演奏予約は入っていませんので
その場でピアノ弾いてみたい、という飛び入り歓迎です。
いつもは開場12時~13時頃は、お菓子の販売が集中するので
会計作業につきっきりになるとなかなかゆっくり話してる余裕もありませんが
14時以降ならのんびりゆったりムードになると思います。
暮らしの菓音のイベントのことや、ドルチェ倉庫のこと、
「こんなことやってみたい」というご提案などありましたら、どうぞお気軽にお声がけ下さい。
無愛想な(汗)私に話かけにくければオットでもOKです~当日オットは入り口で駐車場係として立ってます。ちなみに杜屋FBはオット担当。

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桑の成長



↑4月15日に撮った写真。けむくじゃらの小さな虫みたいだった桑の実。



その後ぐんぐんすくすく成長して



5月末には大粒果実がびっしりたわわ。
もう十分!と根をあげるほど今年大豊作だった桑の実。
ジャム作りは終わりにして、果実酒と酵素ジュースを仕込む。
今朝起きたら発酵してフタからあふれてた。強力酵素で床コンタミ。

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自家栽培「杜の畑の桑の実ジャム」無農薬の摘みたて果実で作った桑の実ジャム、

6月19日の菓音で販売します。ご試食もご用意しますのでぜひお試しを☆

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庭のボイセンベリー



めぐみの雨。汗ばむ陽気。
庭畑の草木がめざましい勢いで成長する。
桑の実や杏、梅、各種のベリー類も朝夕で色あいが変化していく。
去年植えて今年初めて実ったボイセンベリーは
ブラックベリーとラズベリーのあいのこらしく、大粒でジューシーな木苺。
ジュエリーのように輝く果実を一粒一粒摘み取るひとときは
まるで坐禅をしているように無心になる。
てのひらにほんのわずかな実りの雫。

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長野畑5月末日



GW中に今期最初の手入れをしてきた長野畑へ、また先週行ってきました。中3週間。



たった20日そこらの間に一面緑・緑・緑・草。
この時期の草の伸び方をひとことで言えば「獰猛」。
今年は雪が少なかったせいもあって雪解けが早く、いつもは今頃の季節に初収穫しているルバーブも
前回GW中に1回目の収穫をした。なのにまた今回も前回と同じ10kgくらい収穫出来た。
ルバーブもこの勢いで育つと年間100kg位簡単に採れそうだな~。



2、3年前長野県全域で大発生したマイマイガの被害をまる受けしたブルーベリーも復活してきた。
たわわなブルーベリーの花。



レッドカラントやカシスなどのすぐりゾーンの日除け用に植えた杏の木にも実がついていた。
静岡の我が家の庭にある杏はオレンジ色に色づいてきて、もうそろそろ収穫だけど
それに比べて長野の畑の果樹は一月くらい季節が遅い感じ。
温暖な静岡と冷涼な長野。隣県なのにまるで異なる気候風土。
これから8月までは、草との戦いが続く。

自家栽培のルバーブジャム、シンプルなルバーブジャムと白ワイン入りのルバーブジャムに続き
夏ミカンミックスのルバーブジャムも作りましたので販売開始です。

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畑のホワイトラズベリー



今年大豊作の畑の桑の実摘みにひーひー言ってる間に畑のすみっこのラズベリーも熟し始めた。
葉っぱも実の形も赤いラズベリーと同じだけど、実の色だけ違うクリーム色のラズベリー。
上品な甘酸っぱさでとっても美味しい。品種は多分ファールゴールド。
この他にもうちの庭畑には赤い果実のインディアンサマー、
猛烈に繁茂するけど実が少ないイエローラズベリー、同じくプチルビーベリー、
長野畑で収穫した実が芽を出したエビガライチゴ、
そしておなじみ家のフェンスにからむブラックベリーの6種ある。
あっそうだもうひとつ。去年畑に植えたボイソンベリーもあった。
ラズベリーとブラックベリーのあいのこのボイソンベリー、今年ちょっとだけ実がとれるかも。
どんな味なのか楽しみ。

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桑の実の軸



畑の桑の実、朝夕で1日合計2~3kg採れる。
桑の実収穫加工にてんてこまいの今週。

根元からぽろりと取れるブラックベリーと違って
桑の実は、人がつまみやすくあつらえたように軸を1cm残したままで取れるので
木から摘み取ってからさらに、この軸を取り除く作業をしなければならない。
1kg収穫するのに1時間、そして軸取り作業に1時間。毎日となるとバカにならない所要時間。
タダ働きの労働力(=オット)がいなければ、いくら貴重な自家栽培果実とはいえ
とてもこんな大量にやってられない。
それにしても身の丈程の木1本で、よくぞこんなに実ったな~。



苺のヘタ取り作業の方がまだラク~。

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畑の桑の実



昨年から猛烈な勢いで急成長している畑の桑の木に今年もびっしり実がなった。
先週はまだこんな感じで薄緑から赤い色に変化している途中だったのに



今週真夏のように気温が上がり、一気に黒紫色に熟してきました。



あふれんばかりの桑の実。木の中に入ると桑の実を頭からざざーっと浴びるようだ。
オットは朝5時前に起きて収穫して、会社から帰宅後また収穫作業。
私は連日桑の実ジャム作り。
ブラックベリーに似た桑の実は、甘酸っぱく種がなくて食べやすく
アミノ酸、カルシウム、鉄分、カリウム、ビタミン、亜鉛などとても栄養豊富な果実。
赤ワインでおなじみの抗酸化物質アントシアニンなど身体にいい成分が含まれているそうです。
 こちら→に桑の実の栄養について詳しく書かれています。

生で食べるより砂糖を加えてジャムにした方が格段においしい。
酸味強めの黒ぶどうのような親しみやすい甘酸っぱさのジャム、
農薬や肥料を使わずに育てた自家栽培シリーズ「杜の畑の桑の実ジャム」今年も販売開始です。

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タイミング

 


↑新しく借りた畑に植えたかぼすの苗。

GW明け後の先々週末も思いがけない方がうちに遊びに来て下さり酒呑んで泊まって行かれたのだけど
先週もまた別の思いがけない方からふっと会えませんか?とメール頂き、
ちょうど今夜浜松に行く予定だからご都合よければ浜松駅近辺でお茶でも~と
朝メール返信したら即レスがあった金曜日。
食に興味を持ち始めたというその音楽家さんと畑の話などしながら
ちょうど明日、新しく借りた畑に果樹苗植える予定なんですよ~もしご都合よければ見に来ますか?
という流れで、金曜日にお会いして結局土日二日連続で新しい畑での苗植え作業をお手伝い頂いた。
それじゃまた~。と言いつつ畑の横で立ち話してたら紫外線が強く暑くてたまらなくなり
じゃあついでにうち寄ってきます?
という流れで、うちでサンドイッチ作ってコーヒー淹れて一緒にお昼ごはん。
作り置きしている自家製地粉酵母パンに自家製塩糀に漬けといた肉を焼いたのと
4月に畑で収穫したのびるを塩糀漬けにしといたのと肉の脂でソテーしたエリンギを具にしたサンドイッチ。
とても礼儀正しく芯の通った方ながら我が強くなく人なつこくて話題が豊富で話しているとおもしろくて
ホントは私、初めまして同然の人を自宅の中にお招きするのって抵抗があるのだけど、
あまり躊躇なく自然な流れでお誘いした。
「もしご都合よろしければ」は常套句。
ご都合よろしければ菓音のイベントに来ませんか?
ご都合よろしければランチでもご一緒しませんか?
例え相手に断られても「都合が悪かった」ということで済む。
勇気を出して誘って断られた切なさや、もしかして嫌がられてるのかも、という懸念には目をくれずに。
先日のように1年ぶりにお会いするのにもかかわらず
3日連続で会って果ては畑までご一緒するタイミングのいい方もいるんだな~と思った。
GWから何だか思いがけずたくさんの人と出会ってお話する機会が何度もあった。
この数カ月は小さな川に大きさ石を置いたような停滞感があったけど
自分で置いた石をよっこいしょと持ちあげて、せき止められていた水が一気に流れ出したような感じ。
昨年12月以来半年ぶりの菓音イベント企画、お試し演奏会を6月19日にやると決めた4月なかばから
1ヶ月経って、蒔いた種が次々と芽吹いてくるような、そんな感じの5月の日々。

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柚子花のお吸い物

4月は静岡手創り市とコトコト市という大きなイベント二つに静岡舞台芸術劇場さんへの大量納品があって
毎日慌ただしく過ごしていた。その間に庭の花柚子につぼみがびっしりついてGW中に満開になった。
去年は花が咲いたか分からないくらいほんの少ししか咲かなくて、実りもわずかだったけど
その反動か今年はこのままブーケになるほどたくさんの花が咲いた。
香水のように甘く典雅な花の香りが窓を少し開けるだけで部屋に流れる。



料理家の辰巳芳子さんの庭の本に、柚子の花のスープが写真付きで紹介されていたのをふと思い出して
花を摘んでお椀に入れて、塩糀と熱湯を注いでみた。
あえかな柚子の香り立つシンプルなお吸い物。ダシもなく塩糀だけの味付けで充分満足。
柚子の香りと花の見た目かわいらしさを五感で感じ心浮き立つ季節の風味。

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果樹の花々

先月末のコトコト市から3週間が経つ。
いやー早かったー。月日の流れが早すぎて、庭畑の植物の成長が著しくてついていけない。
5月に入ってからは仙台での家族の葬儀の他にも、長野畑でルバーブ初収穫したり
新しい畑をお借りするお話したり、静岡手創り市スタッフさんと個人的にお会いしたり
ドルチェ倉庫でのバイオリン練習にお付き合いしたりベトナム人留学生さんと畑ランチしたり。
なんかいろいろあったし、お久しぶりや初めましてのたくさんの方々とお会いした。
大事な叔母がとうとうあの世へ旅立ってしまったな~という感慨にふける暇もなく
庭や畑では毎日のように緑色濃くすくすくぐんぐん果樹や野菜が枝葉を伸ばし
あでやかな花は香り甘酸っぱい実がみのっている。この時期の植物の成長は留まるスキが無い。
昨年9月に入院した叔母が長い入院生活を経て最後は治療せず穏やかに命をみとるホスピスで生を全うした。
私がいっちょまえのオトナになって、まがりなりにも子供の頃の夢だったお菓子作りを
自分の仕事に出来るようになるまでには親以外の何人かの年上の人達に大きな支援や助言をもらった。
とりわけ影響を受けたのは、私がハタチそこそこの時に居候させてもらっていた
長野の焼き菓子工房の主さんと、先日亡くなった仙台の叔母であった。
叔母は会計士だったので、「モノづくり以外の仕事は一切やりたくない」と
若者ならではのバカさ加減満載で豪語していたかつての私に
お菓子やジャムを作って販売すること、それに付随するお金の管理や確定申告の仕方など
仕事とする以上嫌でもやらねばならないことで疑問が生じた時に
いちいち仙台に長電話して質問を繰り返していた困ったちゃんの姪である私に、
懲りずに(懲りてたかも)「減価償却費の計算方法」など的確なアドバイスをくれた。
ずーっとジャムも定期購入してくれていたので、
先日叔母の葬儀に出席した時、参列していた叔母の友人である方々から
「静岡でジャム作りしている姪ごさんてあなたですね。いつも(叔母から)ジャムをもらってたんですよー」
と何人もの方から声をかけて頂いた。
私は高卒後にお菓子の専門学校に行くつもりだったのだけど、その進路を覆す決意をした時には
気分転換を兼ねてか、叔母と二人きりでの2泊3日京都旅行に連れていってくれた。
その時に訪れた場所が、全国のデパチカに入っている老舗和菓子店「叶匠壽庵」の総本家
滋賀県にある「寿長生の郷(すないのさと)」だった。
http://www.sunainosato.com/
「梅や柚子などを植え、農工一体の菓子づくりを目指す」寿長生の郷。
ふりかえって思えば、いわゆるパティシェに憧れながらも食にまつわることを勉強するうち
農薬などの汚染や食品廃棄や政治がからんだ農産物の輸出入問題など、さまざまな食の裏事情を知り
このまま憧れだけで食の仕事についていいのだろうか?という疑問が芽生えたあの若かりし頃。
紆余曲折を経て、あの時訪れた寿長生の郷のように
果樹を育てて畑仕事をしながら収穫出来た果実を加工して販売する。
という理想に向かって歩を進めている今現在。
人生に無駄なものは何一つないと言うけれど、私の場合無駄なものも山とある。
でも18歳の時叔母に連れてってもらったあの寿長生の郷のようなカタチを
「いつかあんな感じに出来たらいいな~」とイメージしながら
今という時を過ごしているのはあの時の旅のおかげ。
ついでに言うと、寿長生の郷で和食ランチした時に飲んだ日本酒がびっくりするほど美味しくて感激して
私の日本酒好きもここから始まった。18にして酒に開眼、はさておきまして。





今うちの庭で咲いているレモンの花とブラックベリーの花に指先で触れながら
天国からうちの庭を見下ろしている瞳を感じている。先に逝ったお菓子の師匠と再会してるかな~。

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