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まんなかマルシェ出店

今日はほぼ一日中包装&ラベル貼り作業。
まだまだ先は見えないけれど、作ったモノが着々と増えていくと気分的に安らぐ。

さて、来週末11月8日(土)はお隣の袋井にて初めて開催されるイベント
「まんなかマルシェ」に出店させて頂きます。
主催代表者である倉布人さんにお誘い頂き、
出てみようかな~場所も近いし~12月の菓音14の宣伝にもなるかも~♪
と、軽ーい気持ちで出店申込したはいいけれど
静岡手創り市後からたて続く果物加工とウェディング&内祝いギフトご注文ラッシュに加えて
りんごのタルト大会で、準備に入れる気配が無い。
直前に慌てふためき焦って失敗するのは嫌なので、
少しずつ少しずつ、合い間の時間をつないで準備していきますー
お近くの方、町並み散策がてらどうぞ遊びに来て下さい。

11月8日(土)9:30~15:00
袋井市どまんなかセンター周辺にて
詳しくは→こちらをどうぞ。

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今期最終ルバーブ収穫

二十四節季より5日ほど早く、先週18日土曜日の朝、長野畑は今期初霜が降りた。朝起きたら一面真っ白。
長野畑のルバーブは5月末から毎月、畑に行く度に収穫して持ち帰ってその都度ジャムにしていたけれど
今期はプレーンなルバーブジャムが人気で、前回先月に作ったばかりの
プレーンルバーブジャムも残りわずかとなったので「あと1回はルバーブジャム作りたい」
と思って長野畑に行ったけど、霜のせいで半分はダメだった。



それでも場所によってはピンピン元気なルバーブの株もいくつか有り、
まあまあ収穫出来たので在庫薄だったプレーンなルバーブジャムの他、
りんごミックスのルバーブりんごジャムも作ることが出来た。
収穫時季によっても微妙に風味と色の変わるルバーブ、とりわけ秋収穫のは何故か赤い色の部分が多い。
「赤いルバーブジャムは作らないんですか?」
とお客様に聞かれたこともあるけれど、赤いルバーブの苗を植えても何故かうちの畑では緑に育ってしまうのだ。
おそらくアジサイなんかと一緒で、土のPHの影響もあるのではないかと思う。
今回はルバーブりんごジャムに赤い部分を切り取って活用。
ルバーブの野趣を和らげるりんごミックスはルバーブ初心者さんにもおすすめです。 

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一日

この一週間が二日位に感じるペースで毎日工房ひきこもりでお菓子作り&ジャム作り作業してます。日が暮れるのが早すぎる!
週の前半はあまりにもやること山積していて(見た目にも)愕然と途方に暮れてたけど、少しずつでもひとつひとつ進めていけばいつしか先が見える時が来る。
おかげさまで今月末までお菓子のご注文目一杯ですが、来月でしたら日にち指定なければ出来る範囲でりんごタルトご注文もなるべく早目にお作りします。
暮らしの菓音イベント準備、そして来年の企画も決まりましたー。もう来年!?でもこの調子だとあっという間。
まずは足下のことからコツコツ進めて行きます。結局はコツコツ地道に進めるのが最も確実で早い。
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瓶詰め加工と食品保存

寒くなると、お菓子の需要が増える。
先週のなかば頃、台風19号が過ぎた後にぱちっとスイッチを押したように冷え込んできた。
移り変わる季節。朝晩の毛布のぬくもり。
タオルケット一枚をどこかに飛ばして寝てた暑い夏がものすごく前のことのよう。

例年、今の季節はりんごのタルトをはじめお菓子のご注文が増える時季。
それなのにお菓子作りを先延ばしにしてまでも、ジャム作りをする意味があるのだろうか。
こんなにたくさんジャムを作る必要はあるだろうか。
作ったら作ったでまた販路を考える必要が生じるのではなかろうか。
そんな大変なら、もうジャム作りやめてお菓子専業にしようかな・・・・

銅鍋でジャムを木ヘラでかき混ぜながら漠然とそんな思いが生まれる。
が、出来あがったジャムを瓶詰めしながら我を取り戻す。
今作ってる紅玉りんごジャムはそもそもりんごタルトのフィリングとしても使うのだし
栗ジャムも和栗タルトのフィリングに必要なのだから
今の今、このジャム作り作業をしなければりんごタルトも栗タルトも作れない。
メニューから外すことになる。

瓶詰め加工するのは冷蔵や冷凍庫保管ではなく、常温で長期保存できるようにするためのものだ。
常温保存出来れば、いつでもお菓子に使える。ご注文に応じて作ることが出来る。
ジャム作りというよりも、旬の果物を瓶詰め加工保存するのが
お菓子作りの最初の1歩だということ。そうそうそうだった。
私のお菓子作りはそこから始まっているのだった。
やってもやってもやるべきことが山積して途方に暮れ、ついジャム作りやめようかな~
なんてフトドキな想いが浮かんでしまったが、初心を思い出した。
さっ今日も手を動かして、ジャム作り作業頑張ろうー。

お菓子のご注文は、11月頭位まで到着日指定は出来ませんが
時間をやりくりして順番にお受けしていますので、
今のうちに紅玉りんごの焼きタルトを秋のティータイムにお楽しみ下さい。

忙しければ忙しいほど、段取りの大切さが身にしみる。
無駄のない時間采配、無駄のない体の動き、動線、疲れないようにする作業性。
ちょっとシンドイけれど、おいしい果物をおいしいうちに加工保存する務め。

それはさておき、電気を使わずに食品を長期保存可能で
フタを開けるだけで食べることが出来る瓶詰め食品って
きっとこれから一層増加する天災の時に役に立つ。
底の平らな鍋があれば家庭のキッチンで瓶詰め加工って普通に出来るので
今のうちに自分で作っておけばいずれ遠くないうちに役に立つ時が来るかもしれません。
ちょっとコツが入りますが、何回かやってみれば簡単。
脱気した後に煮沸して瓶内温度を上げて、完全脱気殺菌出来れば
年月が経つにつれて色は変化して行きますが、
瓶のフタを開けない限り何年でも絶対に腐敗することはありません。
ちなみに私が今食べてるジャムは5年前に作ったジャム。

ジャム瓶の脱気については→こちらのガラス瓶屋さんで詳しく紹介されてます
煮沸殺菌については、瓶のサイズが小さくて糖度が高ければ短時間、
瓶のサイズが大きくて糖度が低ければ長時間必要です。
以前、春にたけのこの水煮の瓶詰めを作ったら、煮沸殺菌時間が足りなかったようで
瓶内発酵して大変なことになった。
どうしてもフタが空かず、フタにピックで無理やり穴を開けた途端に
ぶしゅーーーーっ!!と中の水分が噴水のように噴き出し、中はぶくぶく泡立ってた。
こうなるとちょい危険。ガラス瓶破裂の可能性も有り。
小さいサイズの瓶で糖度の高いジャムでしたらわりと気楽に出来ますのでお試しを。
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お知らせもひとつ

そうそう。
例年9月に作っていた「かぼすマーマレード」
ファンのお客様も多いので原料を分けて頂ければ今年も、と思っていましたが
今シーズンは不作だそうで、黒ぶどうジャムに続きかぼすマーマレード作りも見送ります。
農産物、天候、そして栽培者さんのご体調。
全てが揃ってはじめて私の手元にやってくる果実。
2連続大型台風到来した今秋、あらためてそのありがたみ身にしみました。

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お知らせなど

先週金曜夜から土日で長野畑へ。
朝、畑は一面真っ白。今秋初の霜がおりていた。吐息も白い。
長野畑で今シーズン最後のルバーブ収穫、そして小布施町へ足を伸ばして小布施栗を、
帰りがけにりんご農家さん宅へ寄って減農薬栽培紅玉りんごと洋梨をどっさり購入してきました。

今週は毎日朝から晩まで集中的に果物加工に勤しみます。
とにかく鮮度の高いうちになるべく早く加工したい。
さらに来週にかけては複数件のウェディングプチギフト、内祝いギフトセットの大量注文を頂いており
かなりスケジュールめいっぱいとなっております。
ゆえに20日現在メールのお返事も滞り気味でありますゴメンナサイ。

今月一杯は焼き菓子の到着日指定のご注文はお受け出来かねますが
せっかく美味しい紅玉りんごを入手してきたので
りんごの焼きタルト1~2台程度の少数のご注文でしたら、頑張って焼かせて頂きます。
お日にち猶予のない直近のご注文は難しいですが
到着日おまかせでしたらなるべくご注文お受けしたいと思いますのでご連絡下さいませ。

さきほど紅玉りんごジャム第一弾も炊き上がりました!
甘酸っぱい秋の味、減農薬栽培りんごの濃密な風味をお楽しみ下さい。
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価格改定につきまして

今年の4月に消費税8%になり、それに追い打ちをかけるようなバター不足、
さらに昨日注文したジャム瓶も値上げになったことで踏ん切りがつきました。

ジャムの価格は原価の変更とともにちょくちょく改定していましたが
ここで久々にホールケーキ、バターを使ったケーキ類とタルト類の価格を改定させて頂きます。
誠に心苦しい限りではありますが、ご理解頂きたくお知らせ致します。
バターを主要原料に使ったケーキ、その他原価の高いケーキを¥100~¥200程上乗せします。
価格詳細は杜屋メニューをご参照下さい→こちら。

本日10月15日ご注文受付分より変更後の価格とさせて頂きます。

それにしても8%って大きいな~
この上10%になったら世の中どうなっちゃうんだろう。
消費が減ったら何が増えるか?物々交換か。
商いとは、一体何だろう。
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舟を編む

舟を編む
クリエーター情報なし
光文社

こないだの菓音13イベントにご来場下さったお客様おすすめの1冊。
「杜屋さんのブログちょくちょく見てますよー。  
 以前ブログに書いてあった「神去なあなあ日常」読みましたよーおもしろかったです。  
 同じ三浦しをんの「舟を編む」って読んだことあります?これもおもしろいですよー」
という訳でさっそく図書館で借りてきたこれ、すごーくおもしろかった。

辞書という一冊の本を編集するのにかかる壮大な労力と年月、そして愛情。
丈夫でめくりやすく裏写りしない「ぬめり感」にまでこだわる辞書の紙質。
出版社も製紙会社も職人の世界だー何て素敵なのだ。
この本1冊の3カ所で泣けた。じんわり涙がひとしずく。
マジメ君のラブレターを読んだカグヤの反応。
喜びをあらわにする製紙会社の中年男性社員達。
そして最後の、あの時。
人と会話するのがヘタで周りに変人扱いされるけど、胸内に秘めた情熱は人一倍、
というマジメ君に熱い共感を覚えた。
でも真逆のタイプのチャラ男、西岡も実はいい人じゃんと思った瞬間ほっとした。
この世界は、さまざまな人がいるからこそ成り立っている。

三浦しをんの小説は一番最初に「風が強く吹いている」を読んでおもしろかったけど
次に読んだのが何となく肌に合わず最初の数ページで読む気が失せて
それ以来、三浦しをんの本を読んだことが無かった。
が、こないだ(もう3カ月前か)映画「ウッドジョブ」の原作が
三浦しをんの「神去なあなあ日常」だと知って久しぶりに手にとった。
そんな流れで「舟を編む」。
私と同年代の作家さん。イマドキって感じだな~と思う箇所も多々あるけれど
とりわけ読書家というほどでもないけど本を読むのはまぁまぁ好きな私は本の好みが偏っていて
例えば夏目漱石とか太宰治の大文豪名作はあまり読む気がしない。
いつもノーベル文学賞にノミネートされる(?)村上春樹もそういえば一度も読んだことない。
これはもう、好みという他言いようがない。その本がいい悪いとは全く関係無い。
他人様にすすめられた本も、好きなのもあれば嫌いなのもある。
この「舟を編む」は純粋にわくわくしながら本を読むということを楽しめた1冊。

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静岡手創り市を終えて



ただ今13日の午後3時。台風19号接近中。静岡も雨風が強くなってきた。
ちょうど1週間前には台風18号が真上を通過し、我が家は停電、うちの前の道路は冠水。
当初、昨日12日に台風19号接近予想が1日後ろにずれたおかげで
昨日は雨も降らず風も終始穏やかな日和となり11日土曜日、
12日日曜日と無事に2日連続静岡手創り市に出店させて頂くことが出来た。
「おかげさま」ってこういうことなんだーとあらためて実感。奇跡的なお天気に感謝!
それでも1日ずれただけなので、うちの畑の果樹とお世話になってる方々の農家さんの畑が心配。
被害が最小限になることを祈ります。

2010年秋から始まった静岡護国神社の手創り市。
最初はお客として足を運んでいたのだけど去年の春から出店者となり今回4回目の出店。
毎回杜屋ブースにお立ち寄り頂くお客様も増えてきて本当に嬉しい限り。
お客様から頂いたお声には
「玉ねぎキッシュのホールはありますか?以前買ってやみつきになりました」
「板サブレはありますか?板サブレの”きび”が欲しくて来ました」
「ルバーブのジャムはありますか?前買っておいしかったので友達にプレゼントします」
「レモンのマーマレードはありますか?」
「”杜の畑の花柚子マーマレード”はありますか?前回春の時に買っておいしかったから忘れないようにメモしてました」
「リンツァートルテは今日ありますか?前回買った苺の焼きタルトとリンツァートルテが忘れられません」
等々。そのつどえーとかわーとかきゃーとか嬉しい悲鳴をあげてました。
特にレモンマーマレードのリクエストは多かったです。
今年は、昨秋到来した台風の影響でいつも購入している静岡の無農薬栽培農家さんの
レモンが壊滅的被害を受けたため、例年のように大量のレモンマーマレードを作ることが出来ませんでしたが
「記憶に残る味」を作っていることに少しだけ自信が増しました。
レモンマーマレードは、杜屋定番焼き菓子メニューの「ウイークエンド」にも欠かすことが出来ないので
レモンが無い痛手は正直大きい。
だからといって無農薬レモンが無いからと普通のレモンを使うのでは本末転倒。
それなのに今回の2週連続大型台風到来。
自然災害に抗うことが出来ない果樹、農作物の悲鳴が聴こえてくるようだ。
もう少し太平洋の方にそれてくれれば・・・
何だってこんな頻繁に大きな自然災害が来るんだろう・・・
とか思っても仕方ない。
昨日天気が良かったのも、無農薬レモンが収穫出来るのも、奇跡的なありがたさ。
「有り難い」ことが当たり前では無いことに、外は暴風雨の家の中で今あらためて思う。
さっきからずっとテレビつけっぱなしにして台風情報流してるけど、今夜あたりまた停電するかもな~。
そしたら昨日買ったキャンドル作家さんの大きいキャンドルをさっそく使おうっと。

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静岡手創り市終了

後片付けの時間まで雨の気配全く無く、台風前の奇跡的な好天に恵まれて無事終了しました!
静岡手創り市の何がいいかといえばまず会場全体の雰囲気がいい。
今日は昨日とうってかわってクラフトエリアを見る余裕もあり、池のほとりでのライブも楽しめました。
ウクレレライブステージ横はコーヒー屋さん。木のベンチに腰かけてまったり。
ご来場下さったお客様、手創り市主催・関係者の皆様、
満ち足りたひとときを本当にありがとうございました!
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静岡手創り市一日目終了!

1時寝4時起きで作業して出発したのに、9時開始までにお菓子を並べ終えることが出来ず、
開始早々たくさんのお客様ご来場でお待たせしてしまいましたが、
おかげさまで写真を撮る余裕も昼ごはんを食べる余裕もない位の繁盛ぶりで
静岡手創り市一日目終了しました!
明日はお菓子少なめですがまだあります。
ジャムも今日完売したブラックベリージャムなど追加で持っていきます。
心配していたお天気は明日も大丈夫そう。
今日も日差しも風も穏やかで抜群のイベント日和でした。
野外イベントは天気がいいとほんとに気持ちいいし、お客様の笑顔にお会い出来るのが何より楽しい。
明日も会場、静岡護国神社フードエリア14でお待ちしております。

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菓音14チラシ着!



次回12月7日、カノン14のチラシが今日届いた!
間に合ったー明日の手創り市会場へも持っていきますので、ぜひお持ち下さい。
手創り市準備、最後の追い込み中!
小さな焼き菓子、カットケーキの他ホールのタルトとキッシュも少しだけ持っていきます。
どうやら日曜日も天気持ちそうな気配。良かった!
朝夕は肌寒い位のこの頃。どうぞ寒くない格好でお出かけ下さい。

10月11日(土)12日(日)
静岡護国神社にて 9時~16時開催
詳しくは→こちら

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ARTS&CRAFT静岡手創り市



早くも今週末となりました~静岡手創り市!
杜屋もフードエリアF-14に出店させて頂きます。
ただ今わっせわっせと準備中。
台風18号がうちの上空過ぎて、次は19号の到来予測。
お天気がちょっと心配ですが、台風など大雨暴風とならない程度の雨天の場合は開催されます。
傘のご持参をお忘れなく!
たくさんお買い上げ頂いたお客様は、お帰りまで杜屋ブースで
お買い上げ商品お預かりしますのでお会計時にお申し付け下さい。
(杜屋商品のみのお預かりです)

10月11日(土)12日(日)
静岡護国神社にて 9時~16時開催
詳しくは→こちら

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中日ショッパー掲載



浜松近隣の中日新聞折込のフリーペーパー「中日ショッパー」ジャム特集にご紹介頂きました。
10月3日(金)発行だけど2日(木)に入ってたところもあったようです。 
↑上記写真クリックで拡大します。

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暮らしの菓音レポVol.13 尺八演奏と講話+カフェ



「暮らしの菓音」イベントも今回で13回目。
終始入場無料でやったり2部制にしたり入場有料コンサートにしたりと
いろいろなカタチで企画開催してきたけれど、今回は後半のみ入場有料予約制の講演会カフェにした。
尺八演奏と講話の会。

いつもお手助けをお願いしている菓音スタッフさんに司会アナウンスも依頼。
もはやプロ並の司会者さんのひとことふたことで、ざわめいていた場内がシンと静まる。
空気を自在にあやつる穏やかながらハリのある声音の力。今さらですがさすがです。



今回のチラシをご覧になった方から「虚無僧の格好で演奏されるんですか?」
とお問い合わせ頂いたけれど、虚無僧姿で尺八を奏でる「明暗流」の尺八を学ばれ、
今年3月まで1年間禅寺にて修行生活を過ごされた講演者様、
今回は雲水僧衣でご来場。この姿のまま運転して来て下さいました。

1時間半ほどの尺八演奏と講話の会。前半後半の間にカフェ休憩タイム。
まずは前半、尺八の演奏から。

「秋」を感じるたおやかな竹の音色を耳にしながら、私はキッチン内で必死にカフェ準備。
「なるべく出来たてを」と時間ギリギリ狙っていたらあっという間に休憩時間になってしまい冷や汗タラリ。

スイーツとドリンク何にしようかなー
せっかくお坊さんが来てお寺の話をして下さるのだから、コーヒーとケーキってのも何だなー
禅寺にちなんで、精進料理ならぬ精進スイーツというか
卵と牛乳などの動物性食材を使わないスイーツ作ってみようかなー
でも50個超だとあんまり手のこんだモノも出来ないしなー
さんざん迷った挙句に今回用意したのが「豆乳と白ごまのブラマンジェ」。



通常は生クリームと牛乳をゼラチンで固めるブラマンジェ、
今回ご用意したのは豆乳と白ねりごま、自家製甘酒、メープルシロップを葛粉と寒天で固めたもの。
その上にごまチュイール、あずきあん、金柑蜜煮、甘酒黒蜜をトッピング。
チュイールも普段は溶かしバターで作っているのを菜種油仕様、純植物素材で。
あずきあんは乾燥あずきを戻しててんさい糖で炊いたもの。
普通の黒蜜だと甘味が強すぎるような気がしたので自家製甘酒と黒糖を煮て作った甘酒黒蜜は見た目キャラメルソース。
金柑蜜煮は杜屋定番瓶詰め商品。
本当はこれに緑が欲しいな~と思って、ミントは香りが強いから
豆苗(とうみょう)のパックを前日にスーパーで買っておいたのだけど、オットがいつの間にか夕飯に食べてた。

大小カタチのさまざまなチュイールを不公平感なくトッピングするのに予想以上に時間を食ってしまい
お茶を注ぐのが間に合わなかった。スタッフの皆さん、慌てさせてゴメンナサイ。
今回のドリンクは焙煎黒豆茶。
「精進スイーツに合う味で、一度に大量に淹れることが出来てかつ巷にあまり無い飲み物何かないかな~」
あちこちのお店を巡りながらたまたま見つけた黒豆茶。
これ麦茶っぽいけど麦茶よりも味が深くて香ばしくてオイシイ。しかも和スイーツに合う!



秋が早足で訪れた今年。
でもこの日は夏の暑さが戻ったようでエアコンかけても暑いくらいだったけど
熱々の黒豆茶が好評でおかわりリクエストも多く、スタッフさん用にとっておいたお茶まで空になりました。
スイーツ食べてお茶飲んでほっと一息。この休憩時間の和やかな空気がいいですね~。



満席御礼!正直、当初は定員までお客様来て頂けると思ってなかったので定員超えて嬉しい悲鳴。



カフェ休憩タイム後、後半はお話の会。お寺、修行、仏心、清めること・・・・
お話を聞いて、まず私が今日からやるべくは「断捨離」だと思った。
塵芥は必ず生じるもの。物にも空間にも心にも。

恐ろしいほど予定時間ぴったり!
開演時間も、カフェタイムも、終演時間も素晴らしくぴったり予定時間通り完璧に終わった。
終演後に私がひとことご挨拶を・・・
ご来場頂いた御礼、カフェでお出ししたスイーツの説明、次回菓音14のお知らせを・・・
と頭の中では話すべきことを整理したつもりでいたけど
例によって人前に立つと口から心臓飛び出るド緊張に見舞われ
言いたいこと、伝えたいことはたくさんあるのに段々「えーっと、えーっと・・・」の連発で声が震えてきた。
まぁでも拙い話を皆様静かに聴いて下さって何はさておき本当に感謝です。




終演後は平田先生の教え子さんなどと写真撮影会になったり、同窓会のような笑顔に包まれるひとときに。



ついでに一緒に撮って頂くミーハーぶり。
法衣、特に帯がカッコイイ!

今回のイベント開催にあたって幾度も平田先生と直接メールで細かな相談をさせて頂いたのだけど
ご返信の度に添付して下さる数々の写真、修行先、旅先、ご自宅、近隣の航空写真などの様々な写真や
本題以外の小さなエピソードがこれまたおもしろく、メールをひらくのが楽しみでした。
先につながる話もまたひとつ。これまた楽しみー。



写真整理するついでに、今回のイベントの企画書やネタ案のメモを整理してたら
企画当初段階のメモ書きなども今さら見つけた。例によってカレンダー裏の白い紙に走り書き。
そうそう。今回の企画もカタチにするまで色々迷ってたな~。
「講話」にするか、「法話」にするか、「講演」にするか。
「”法話”というほどじゃないので、”講話”として下さい」と、平田先生自らおっしゃったので「演奏と講話」にした。
チラシに明記するお名前は「氏」とすべきかどうか、というのも「平田泰忍」で、とご本人談。
講演会だとお名前に「氏」が付くけど、音楽演奏会だと普通は演奏者の名前だけだしな~。
プロフィールには「元、中学校校長先生」であることは載せられないけど
ブログに載せる程度ならOKとか。微妙だな~~
カフェのスイーツとドリンクも、和なイメージで抹茶パフェとかあんみつとか、色々考えていたんだな~私。

そういえば、今回のBGMはどうしようと迷った挙句、尺八も竹だから竹楽器つながりで、
ベトナムの竹の民族楽器「トルン」の演奏CDを使ったのだけど
最初は、「生の鈴虫の音」をBGMにしようかと考えていたんだった。
うちの庭にわんさかいる鈴虫をどうやって捕獲する?日中でも鳴くようにするには?とか、マジに。
講演が始まる直前の合図のチャイムの音の代わりに
お菓子作りに使う大きなボールをめん棒でカーン、カーンと叩こうかと思ったりもしたんだった。
それで一番いい音の出るボールに目印を付けておいたり。
鈴虫とボールの案は結局実施しなかった。

無数の「案」の中からひとつひとつ選択して、今回のイベントの場を仕立て準備し
そして最後に完成形まで作りあげるのは、講演者様とお客様。それを支えるスタッフさんとオーナーさん。
どれだけ準備が大変で途中で放り出したくなっても、終わってみると「やっぱりやって良かった」という
満ち足りた気持ちになるのは、自分だけでは成し得ないモノゴト、
他人様の力によって初めて成り立つということに底知れぬ魅力を感じるからなのかもしれない。

さて、次は12月7日日曜日。
1日1歩でも準備を進めないとあっと言う間に日が経っちゃうな~。

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