ふぶきの部屋

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星組・太王四神記Ⅱ   1

2009-08-17 08:43:09 | 宝塚コラム

 じゃじゃーん 昨日、星組の「太王四神記」を見てまいりました

組総見&会総見という事で熱気が違う いいなあ、こういう雰囲気。

タオルもらっちゃった

 

 「太王四神記Ⅱ」 

 

 新生星組は熱いぞっ そして故郷に帰ったような安心感が。

 

最近は彩吹真央ファンなので、星組よりは雪組に比重を置いて見ている

私です雪組さんの充実ぶりは安心して見ていられますし、水夏希の

リーダーシップが反映されていて、とても面白く、意欲的な組に

なったなあと感じています

でも、今回客席に座って感じたのは、やっぱり私のヅカファンとしての

原点は「星組」にあるって事なんです

古くは鳳蘭のフェルゼンやロベルトにはまり、それから20年を経て

麻路さきのファンになり・・・・今でもマリコさん時代の星組が一番好き

だし、あの頃が一番幸せだったなあと感じる今日この頃

マリコさん退団後の星組の紆余曲折には泣かされたし、一時は

絶望したこともあるけどーー

でも、かなり冷静に歴代トップを見てきたつもりです

(熱狂的なファンにはなれなかったけどね

 

よくお友達に言われるのですが

ふぶきさんは星トップとして安蘭けいを認めてないでしょ」って

ははは・・・・・ 組替えで来た当時はあの優等生ぶりに腹がたって

「そういう真面目すぎる顔は雪組でやれっ」てな気分でしたが

彼女がトップになった時、すっかり身も心も星組生になってくれて

(雪組時代より生き生きとして冗談が言える人になった・・・・・)

そりゃあ嬉しかったです

確かに好みのトップさんとは言えなかったけど。

今回、星組を見て感じたのは、安蘭が残していった財産はとっても

大きかったということ

一番は全ての組子の歌唱力がアップしてるのね・・・上級生がごそっと

抜けて若いのばっかりになったけど、でもみーんな自信持って歌ってる

す・・・すごい・・・・・ とうこさん、ありがとう

 

で・・・タイトルの「ふるさとに帰ったような安心感」ですけど。

これね、幕あきに涼紫央が出てきて朗々と歌うんですけど、そのムードが

まさに「伝統的星組」って感じで、客席に座っている私の心がリラックス

していくのがわかりました 

「あーーやっぱりうちの組だあ」みたいな不遜な事まで考えました

そういう意味では雪組はまだまだ「うちの組」じゃないのよねえって話。

でもこれって本能的なものだから仕方ないと思います。

許してね ゆみこちゃん

 

 演出上の変化は?

まず、花は神話時代から始まったのに対して、星組は映像で

ストーリーを示して、ソスリム王が自分の弟ヤンを王様にするシーンから

出ます そこでタムドクはキハと出会うのですが。

わかりやすくなった分、面白みが減ったような気がしました

子供時代のタムドクとホゲのかけあいはなく、成長してからのお友達

関係は非常に楽しい場面でした

武道会のシーンも場面的には花の方が勇壮でかっこいいですね。

でもとにかく「わかりやすい」のが売りの星組さんのようですから・・・

2幕目はコムル村の人達による神話の説明。

これまたわかりやすいのね 

フィナーレは祐飛君が踊っていたシーンまで礼音が踊るので、

「着替えが・・・大変じゃない?」って心配しちゃいました

全体的に、演出上の面白味は花組だけど、出来がいいのは星組って

事で。

 

 指揮者が変わると演奏も変わる?

今回、指揮者が塩田さんという帝劇の方だそうで。

私、耳はあまりよくないので厳密に違いはわかりませんが、強弱が

はっきりして非常に盛り上げ方が上手だったような?

宝塚ではありえないですけど、演奏で気持ちが盛り上がりました。

演奏する人達もいつのもテンションと違ったのかな?

 

 真飛タムドクVS柚希タムドク 

真飛タムドク・・陽。おっとりして育ちがいい青年。

          色気がありひたむきで優しい。

          キハが「お腹に子供が」と言った時の驚き方が

          非常に悲しかったし「その名はキハ」も守ってあげたく

          なるような人でした。

柚希タムドク・・・陰。とにかく強い。そして生まれながらに影を背負ってる。

          キハの恋人としての自分より王としての自分を優先して

          いる。「お腹に子供が」の時は怒りを感じてました。

           「その名はキハ」は打ちひしがれて可哀想でした。

 

 桜乃キハVS夢咲キハ

桜乃キハ・・・・この方、声が小さくてかぼそいのでよわよわしいのですが

         それでも「元王女で神官で朱雀の守り主」に見えました。

         タムドクにひっそり寄り添う昔ながらの乙女ですね。

夢咲キハ・・・元気ありすぎ。とても姫には見えず、さらに困った事に

        時々悪役に見えるのね。立ち居振る舞いやダンスや演技に

        関しては桜乃より数段上を言ってるけど、娘役に一番必要な

        「男役を立てて寄り添う」姿勢がないのが欠点

        致命傷にならなければいいのですが・・・・・・

 

 大空ホゲVS凰稀ホゲ

大空ホゲ・・・大人。タムドクよりある意味で人間が出来ていて王様みたい。

        なのでホゲとしての行動が似合わなかったのかなあ。

         最後まで「本当はタムドクを助けようとして演技してる?」

        みたいに思えました。ラストの死ぬシーンは頼りがいのある

         ホゲにい様の死に嘆くタムドクが可哀想でした。

 

凰稀ホゲ・・・タムドクのいとこで親友。それだけに母親を殺された後の

        変貌ぶりがはっきりしてわかりやすく感情移入しやすい。

       死ぬシーンは、もうなりふり構わずタムドクを思いつつ死ぬので

        ちょっと貰い泣き?

 

 壮プルキルVS涼プルキル

プルキル・・・想像つかなかったけど、化粧や衣装でものすごく頑張って

         悪役になりきってました。でも若かったかなあ。

プルキル・・・壮君以上に悪人でどうしようもないって感じでした。

 

 愛音スジニVS美弥スジニ

 

愛音スジニ・・・基本が男役で無理無理やってる感があったので、あまり

         共感できなかったなあ。賢くて可愛く、タムドクとは戦友。

美弥スジニ・・・キハの妹に見えましたし、タムドクにまとわりついても

          邪魔にならなかったのがいい。

 

 星組の特徴

とにかく舞台全体が熱いっ 全員がメラメラ燃えているので二階席に

いてもはっきり個々人の感情が見えます

声も大きい、動作もはっきり、踊ればみーんな「スター」で

歌もガンガン・・・・

しかもイケメン揃いで自己アピールは欠かさないけど、決して暴走しない。

どうやったらこういうテンションを維持出来るんでしょうか?

正直、ばらばらだった前回の月組のあれはなんだったの?と思う程。

非常に仕事に対するモチベーションが高い。

昔から星組はそうだけど。

これってトップの器量というより組長や上級生のおかげだと思います。

どういうやり方であそこまでモチベーションを高めていくのかわかりませんが

誰一人いじけたり、すねたりしていないのがいいわ

可哀想なタイプは多々いるけど、でもそういう雰囲気を見せない所が

いいのかなあ

花組さんも十分頑張っていたと思います。力が入っていたもの。

だけど、どこかバランスが悪くて真飛が浮いているような印象があり

下級生の技術が向上していないのも気になる所だけど、何となく

真飛を尊敬してないよねーーーって・・・・

まだまだ歴史が浅いからかなあ。オサさんの時はみんな勝手にやってた

感じだし・・・・

まあ、でも星組的体育会系のノリは大好きです

 

 

 

 

 

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2 コメント

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私は明日 (のこ)
2009-08-17 17:56:40
観劇予定です。知り合いに時々、日比谷で演奏する方がいます。羨ましいですが・・お仕事ですものね。
返信する
Unknown (ふぶき)
2009-08-17 18:02:06
>のこさま
まあ、本当に羨ましい。
明日の観劇は本当に熱くなりますよ。
熱気が違いますので。フィナーレの礼音君、踊りっぱなしなんですけど、あまりにかっこよくて・・・お楽しみに。
返信する

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