ふぶきの部屋

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夢輝のあ・彩吹真央・・ファンとしての思いは1

2007-10-28 13:07:28 | 宝塚コラム

 昨日は台風で大変だったというのに、頑張って日本青年館の

シルバー・ローズ・クロニクル」を二回見ました

それから、大雨と風の中を千駄ヶ谷に向ってひたすら歩き、駅に着く

直前にタクシーを拾って竹芝のインターコンチネンタルホテルへ。

「夢輝のあファンミーティング」に行って参りました

朝、8時すぎに家を出て帰りついたのは夜の11時

私的には冒険の一日でしたーー

 

詳しい感想はこちら

 

夢輝のあと彩吹真央は2期違いで同じ雪組出身

初演の「エリザベート」には一緒に黒天使で出ていたし、

高嶺ふぶき主演の「アリスの招待状」にも一緒に出ていましたね。

同じ舞台に立っていた男役二人

片や退団して4年以上たって、この度めでたく「表現者・夢輝のあ」と

して復帰、片やがけっぷちの二番手

ファンとしてはこのあまりにも才能と実力に裏打ちされたスター二人の

ありように複雑な思いを隠す事が出来ません

 

これからその思いを語ってみようかなと思うのですが。

 

まずこの二人のファンになったいきさつを・・・

 

今も昔もそうですが、私は新人公演をほとんど見たことがないので、

将来有望な下級生さんに関してはとってもうといです。

本公演とかバウ作品で抜擢でもされない限り、全然しらないまま上級生

になられて「なんでもっと早く知らなかったのーー」って思う事もしばしば。

 

 夢輝のあも雪組時代をしりません

宙組に配属されて新人公演の主役を張るようになって、一応名前だけは

覚えましたけど・・・1999年「エリザベート」でエルマーを演じて

いたのを見て「台詞回しが立派だった」と当時の観劇評に書いた程度

新人公演を見ていないので、写真だけの夢輝トートは

「ベビーフェイスねーー」程度の認識

宙組はあまり好きじゃなかったのであまり公演も見てませんし。

 

ところが

そんな私の視界に飛び込んで来た出来事が。

それが「砂漠の黒薔薇」で夢輝が演じたハルン王子です。

私は彼女がエルマーと同じ人物である事をすっかり忘れていて

(っていうか、同じ人物に見えなかった)

「誰?あの新人さん」などと勝手に思ったものでした。

で、このハルン王子、ラストに殺されてしまうのですが、その時の

台詞に私は思わず泣いてしまったのです

 

この私を泣かせる役者? みたいな感じでこの時頭に

「夢輝のあ」はインプットされました。

で、その後すぐに星組に組替え・・・当時の星組は生え抜きが多かった

所にいきなり香寿・安蘭・麻園・夢輝・鳴海・毬丘と大量に組替えが

あり、二番手の絵麻緒ゆうが雪組に行ってしまうという事態があり、

正直、星組ファンとしては許せないっって気持でした。

そんな鬱々とした思いで行った「黄金のファラオ」「美麗猫」東京公演。

ここで、エトワールのあまりに素晴らしい歌声に度肝を抜かれてしまい

ました

(だって・・・星組ってあまり歌が上手な人が・・いなかった?みたいな)

 

「あれは誰?」と思ったらそれが夢輝のあだったんですね。

いやーーあの時のショックったらなかったですけど

以来、徐々にファンになっていったんですが、私はその当時

「私にとっての最高のトップスター」麻路さきが退団してしまって

とっても空虚だったんですね

「誰かを好きになってもどうせ退団しちゃうし」とか思って。

でも麻路はトップ生活を全うしてくれましたから・・・・

 

だもので、「誰かのファンになったらその人の舞台を全部見たくなるし

それでも見れなかったらがっかりするからなるべくファンにはならない

ようにしよう」と決心していたんです。

 

でもそんな決心も、「イーハトーブ夢」で見事に崩れ去り・・・

私はファンクラブに入って、毎公演3回は通いつめ、お茶会にも

通い・・出待ちもして・・尚且つ公演を見るごとに長い観劇評を

書いて夢輝のあに送っていたんでした

 

そりゃあもう夢中でした。

何がって・・・「七変化」ぶりが。

役を演じるごとににビジュアルから人格まで全く別に演じわけ、しかも

声がまた独特で・・神様から貰ったエンジェルボイスを駆使して

演じる姿につくづく感心してしまったんですね

 

しかも将来羽根をしょってもおかしくない「華」を兼ね備えていたし。

きっと素晴らしいトップスターになるだろうな・・・って楽しみにして

いたんです

 

ところが

プラハの春」東京公演直後に退団発表・・え?何で?どうして?

いくら考えても納得できないうちに「ガラスの風景」「バビロン」を

見に大劇場まで遠征してさらに劇団側の夢輝の扱いにショックを受けて

劇場を出る頃にはしくしく泣きだすハメに・・・・

 

退団の原因はいくらでも想像できました。

彼女は結構意固地なタイプでタニマチ制度で成り立っている商業演劇の

有り様に中々馴染めなかったみたいだし・・・

でもどんな理由であれ、我慢して頑張って欲しかったし、せめてさよなら

公演の時はファンが納得するような出演シーンを与えられて去って

欲しかった・・・

 

同期の貴城けい瀬奈じゅんと何が違うのか、何がいけなかったのか・・

と、あれこれ考えては悩み、公演を見ては

「何でこんなひどい扱いを受けなくてはならないのか・・・」と悩み、

特に「バビロン」のフィナーレ近くの「僕はまだ幼くて・・」と歌う場面は

たった1フレーズのみ、しかも下級生の朝澄の方が階段の上にいる現実

にショックもショック・・・今でもビデオではこのシーンから先は

見る事が出来ません。

 

いくら本人が「幸せでしたー」と満面の笑みで退団していっても

その後、歌う仕事をしないと聞いてからはなお更「そうは言っても・・」と

納得できなかったんです。

あのエンジェルボイスを生かさない?舞台にはもう出ない?

歌劇団は一体何を考えてこの人の退団を認めたんだ?みたいなね。

この時から多分、「宝塚歌劇団」というものに不信感を抱き始めたのでは

ないかと思います・・・・

 

それでも最後に「さよなら夢輝のあ」を書いて自分の心に整理をつけた

私です。(ねったん・・読んでくれたかな)

 

じゃあ、舞台なんかみなきゃいいじゃんと思うんですが、そこが悲しい

ヅカファンっていうか・・・これはもうクスリと一緒で、何となく見ないでは

いられないんですよね。

でも、観劇回数は大幅に減りました

2003年末から2004年にかけては椎間板ヘルニアで入院、

その後妊娠して出産・・と色々あったので公演もそんなに見ていないし

・・・時々うずく夢輝のあ退団の傷に苦しめられて

(せめて歌い続けてくれたら・・・・)と思う日々でございました。

 

麻路さきのようにジェンヌ生活を有効に全うしてくれたのなら

ファンとして納得も出来たかもしれないけど、夢輝の場合、今まさに

これからだったし、本人もお茶会などで「行き着くところまで行く」と

意欲的に話をしてからわずか1年の突然の退団だったので、

(しかも・・最後の作品が・・あの扱いで)

「もう誰のファンにもならない」と心を閉ざしてしまったんですよね。

 

あの当時、私みたいなショックを受けたファンは多かったんじゃないかと

思います。

それでも普通のファンは優しいから

「ねったんはこれから新しい世界で頑張るんだからこれでいいのよ」と

無理に納得していたのではないかと・・・・・

私のようにいつまでも「どうして・・・」と思っているのはあまりにも

「ぐじぐじしたファン」に他ならなかったでしょう。

 

 

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5 コメント

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彩吹真央さん退団!〓 (さま〓)
2009-12-15 19:05:34
ショックです
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Unknown (ふぶき)
2009-12-16 15:50:43
=さま=
はい。
返信する
Unknown (hitomi)
2011-01-16 19:54:48
本当に宝塚って困ったところがありますね。実力のある人がトップとは限らない。理不尽です。夢輝さんの事が気になってっ検索したらもう怠惰されていたのですね。残念です。
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Unknown (ふぶき)
2011-01-17 17:52:53
>hitomi様
はい、夢輝のあはもう退団してまして。2003年かな。今は歌中心に活動していますが、エステシャンとしてヒーリング活動に従事していて、ちょっとあやしい感じなので距離を置いてます。芸名もコロコロ変えるし・・・
でも毎年、お台場でディナーショーなどはやってますし、ブログも公開してますよーー
返信する
ねったん (今でも応援してます!)
2015-06-14 18:38:56
こんにちは!ブログ読みました。
ねったんを今でも応援してます。
男役カッコいいですし、歌もバツグンです。
ワークショップにも参加したこともありますが
全然怪しくなかったです(笑)
若い頃(笑)私は、ジェンヌさんて普通の芸能人の
様に雲か霞でも食べて生きてるんだろうな、くらい特別に思ってましたが、彼女を通して同じ人間なんだな、と思えるようになりましたよ~(笑)
今も宝塚を観ますが、一人の役者として観ることが出来るようにもなりました。
ねったんの歌はもう聴きに行かないのですか?

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