2017-0607-man2495
万葉短歌2495 たらつねの2307
たらつねの 母が養ふ蚕の 繭隠り
隠れる妹を 見むよしもがも ○
2307 万葉短歌2495 ShuF165 2017-0607-man2495
□たらつねの ははがあふこの まよごもり
こもれるいもを みむよしもがも
○=柿本人麻呂歌集。
【編者注】「寄物陳思」(2415~2507、93首)の第81首。男。
【訓注】たらつねの(足常)[母の枕詞。「たらつね」訓はここだけ]。養ふ蚕の(かふこの=養子)。繭隠り(まよごもり=眉隠)[繭・眉は同訓「まよ」]。