2017-0606-man2494
万葉短歌2494 大船に2306
大船に 真楫しじ貫き 漕ぐほとも
ここだ恋ふるを 年にあらばいかに ○
2306 万葉短歌2494 ShuF164 2017-0606-man2494
□おほふねに まかぢしじぬき こぐほとも
ここだこふるを としにあらばいかに
○＝柿本人麻呂歌集。
【編者注】「寄物陳思」（2415～2507、９３首）の第８０首。男。
【訓注】真楫しじ貫き（まかぢしじぬき＝真檝繁抜）［下記注］。こぐほとも（榜間）「14-3389可久礼奴保刀尓（かくれぬほとに）、200-4313可之布流保刀尓（かしふるほとに）」。ここだ恋ふるを（ここだこふるを＝極太恋）［04-0706幾許恋多類（ここだこひたる）、08-1475幾許恋流（ここだくこふる）、10-2300幾許恋敷（ここだこほしき）、12-2889吾幾許恋流（あがここだこふる）、18-3805幾許恋者（ここだこふれば）］。
【編者注-まかぢしじぬき】対応の原文出現か所は、以下のとおり。03-0368真梶繁貫、-1386真梶繁抜、08-1453二梶繁貫、09-1668真梶繁貫、10-2089真梶繁抜、11-2494真檝繁拔、13-3333真梶繁貫、15-3611麻可治之自奴伎、-3627真可治之自奴伎、-3679真可治之自奴伎、19-4240真梶繁貫、20-4368麻可知之自奴伎。