③ 「神風」についての描き方 ※言及は3社のみ
【育鵬社】
【自由社】
【帝国書院】
■考察
「大風=神風説」が日本中で唱えられたり、積極的に紹介されたりしたのは事実。
それは、少なくとも、鎌倉時代と、大東亜戦争敗戦直前の昭和18(1943)の国定教科書記載からの半世紀ほどの間。
※帝国書院の「神国思想」が、はたして《日本の優位思想(=「朝鮮よりも日本のことを高く考える思想」》の原因かどうかは・・・???
ところで、「高く考える」という日本語表現はおかしく(=こなれていないと)感じるが? いさぎよく、「優位に思う」と書くべきでは?
もしかしたら、帝国書院は「朝鮮を差別する思想が・・・」と言いたいのだろうか?
④ 両役以外の蒙古侵攻について ※言及は2社のみ
【帝国書院】
【学び】
■考察
・琉球…民族的には日本民族だし、明治以降は日本国。
・樺太・台湾…どちらも昔の一時期は日本国。
したがって、日本史のなかで言及することはおかしいことではない。
※少数民族や、いわゆる「マイノリティ」の描き方については、本シリーズの最後あたりで、通史的に比べる予定。
「アイヌ」「被差別民」「在日朝鮮人」を予定しているが、「琉球」については【琉球・沖縄の描き方】として、次次回から連載する。
~次回、元寇の総まとめ~