遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

築港祭の前夜祭

2016-04-26 20:52:29 | 日記
平成28年4月26日(火)

築港祭2016、前夜祭

東日本大震災(2011年3月)の翌年(2012年)、この震災で
大きな被害を受けた、陸前高田市を支援するために名古屋港
を拠点に復興祭りを立上げ、「築港祭」と名付けて今年で
5回目の催しが行われました。



前夜祭 : 4月23日(土)、名古屋港湾会館2階大ホール

築港祭のポスター


鳥羽、陸前高田市長

震災から5年が経ちました。 国の災害復興支援計画は10年を
目処とされ、この5年間は集中復興支援として無償で実施されて
参りました。 この間、マダマダ復興半場で在り、残念ながら
災害に対する「検証」はなされていません。
そんな中、九州の熊本で大地震があり、大きな被害に見舞われ
て居ります。 我々に取り、とても他人事とは思えません。
我々の5年の検証が成されぬまま、何の教訓も活かされず、
この間の情報に只うろたえ、対応の遅れがモドカシく思えます。
(中略、、)
今後は被災者と言えば、我々の東北では無く、九州の熊本と
なりましょう。
政府の支援の目も当然、九州へと、、優先順位も変ります。
我々も手を拱いて居る訳には参りません。
我々に余裕は在りませんが、少し(予算的に)はやり繰りし、
出来る事は自分達の手で遣らねばなりません。
が、、今まで以上に名古屋の方達のご支援をお願いしなければ
なりません。
今後も、兄弟都市としてより一層の絆を賜ります様にお願い
申し上げます。


氷上太鼓保存会鈴木会長

氷上太鼓保存会の鈴木会長より、津波被害からの復興の経過を
スライドを使い説明が在った。

津波被害の惨状


奇跡の一本松(残念ながらモニュメント)

奇跡の一本松の話、盛り土を造る工事を速めるため、総延長
3kmの巨大ベルトコンベアを造り工期を大幅に短縮出来た話、


3kmのベルトコンベアー


コミュニテイホール
海外からの援助で、コミュニテイホールをシンガポールから
寄贈された話、災害公営住宅が完成した事等など、日々、、

災害公営住宅  

毎日、懸命に奮闘されている。陸前高田市民が一丸となって
復興に邁進している様子が伝わって参りました、、、。


雪音さんの歌声が、、、
最後に、陸前高田市出身の歌手「雪音」(ゆきね)さんの歌
があり、「陸前高田桜ライン」と称して、毎年桜を植樹して
復興のシンボルとして桜街道を造ろう、との紹介が有りました。

桜の苗木の植樹

今日の1句

陸奥の桜に託す鎮魂歌      ヤギ爺


陸奥 : みちのく、東北
鎮魂歌 : ちんこんか、死者の魂を慰めるための歌