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「青森市が6400万円相当のシステム破棄、LinuxからWindowsに変更」のニュース

2006-01-29 21:21:02 | Weblog

 こういうニュース
青森市が6400万円相当のシステムを廃棄
http://slashdot.jp/articles/06/01/28/0741259.shtml

 がスラッシュドットにでて、話題になっているが、青森市は、無用な批判を受けないために、どうして、そういう経緯になったかの情報公開をしたほーがいいんじゃないかと思う。




 ニュースを単純に読んで推測すると

・青森市は、戸籍など住民記録分野の開発を依頼した。

・普通に考えれば、住民票のシステムは、漢字に当て字(つーか、ありえねー文字)を使っていたりするので、フォントを作ったり、かな漢をいじったり、分けわかんないコードをDBに格納したり(ここで、漢字チェックが入ると、こけるけど、バイナリにすると検索がたいへん)とかで、そりゃーそりゃー、たいへん。

・その部分を考えないでLinuxで発注した

・そーしたら、難航するわなあ。とうぜん。

・で、その部分の文字は、フォントがないから文字化けするし、その文字は、第二水準のコードを当てているはずなので、DBでも、うまく動かない。
 東奥日報で言っている、文字化けや情報が正しく呼び出されないなどの不具合が相次ぎ、は、この状態を指すんだろう。

・しかし、もし、その部分を考えないで発注したとすれば、とーぜん作らないわけで(つーか、その部分まで考えて6400万つーのは、こんど安すぎだと思う。フォントもかな漢も検索部分のDBのつなぎも、ぜーんぶ1からつくるとしたら、64人月じゃあ、それだけつくって、終わってしまう)。

・とーぜん、受託会社側は、その話は、別の話ということで、
  今まで納品した部分を第一次開発、
 その文字化けや情報が正しく呼び出されないなどの対応部分である、
  フォント、かな漢、DB部分周りなどを、第二次開発として、
 別発注にするよなあ。。

・で、その交渉がまとまんなかった。。。

・なので、結局、前のシステム開発会社である、富士通のを使うことにした

・そーすると、前のシステムはWindowsなので、
 =上記の部分はWindowsでできているので、
 Linuxから、Windowsにかわることになった。

 っていうだけの、あったしまえの話で、なんか、その記事にある、コメントにいろいろかかれてますが、考えすぎのような気がするんだけどなあ。。

 もし、こういう理由だとすれば、住民票システムでは、こういう問題が起こることは、(官庁アプリは専門外の)ウィリアムのいたずらでも知っている、業界常識なので、発注側は、それすら要件仕様(入札条件?)に入れてなかったとすれば、この記事で、受注会社から言われているように「稼働遅れの主な原因は、アカデミー側の能力不足」(アカデミー側=発注者側)といわれても、しょーがない気はする。

 でも、その仕様で6400万で請けちゃう会社も会社といえるけどねえ。。




 つーよーに、いろいろ、憶測を呼んでしまうから、こーいう案件は、情報公開したほうがいいと思うけど。。

 もちろん、失敗例は、成功例なんかとは、比べ物にならない、次の大成功のための極秘情報なわけで、青森市は、この失敗事例により、ほかの市が、オープン化で今後失敗するようなことをいち早く察知し、それと富士通の現状の事例と徹底比較することにより、それを回避する方法を知ることができるというメリットはあるので、公開できないっていわれちゃうと、できないんだけどねえ。。。
(青森市の市民の税金を使って、そんなに大事な情報を入手したのに、なんで、公開しなきゃなんないんだ!っていわれたら。。)




 ただ、1ついえることは、失敗したから、無駄遣いって考える考え方は、やばすぎると思う。
 もし、こういう小さな失敗すら認めないと、今度、もっと、どえらい失敗をしでかしちゃうよ!

 大きな失敗をしないための授業料程度じゃないのかなあ。。



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