『子連れ狼』(こづれおおかみ)は、小池一夫原作・小島剛夕画の日本の時代劇漫画(劇画)作品。1970年9月から1976年4月まで『漫画アクション』(双葉社)に連載された。
拝拝一刀(おがみ いっとう)は、漫画『子連れ狼』及びこれを原作とした映画とテレビドラマに登場する架空の人物。主人公。名前は、狼一頭(おおかみいっとう)の捩りである。
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マスコミから過激派だとか、暴力学生なんぞとレッテルを貼られていた。その運動は若者らしい理想主義で、貧者の灯火=共産主義に感化されていた。大学のだらけて据えた、特ア利権に基づいた。その旧弊を打ち破る戦いの中で、ベトナム反戦闘争にも関心が向いていった。リアルに現実を透視すれば、戦後世界の巨悪が見えてくる。こうなると、真理をひたすら追求する。若者達は、学卒者としての戦後利権から、離れて行かざるを得ない。それが漢の純情だった。
『子連れ狼』 の拝一刀は、幕藩体制からはみ出した、流浪人。
将来を案ずる家族の心情を、乳母車にのせてあやしもする。
学生運動後期の、気分になんとなくシンクロする、劇画にはそのような空気感が濃密だった。