我が郷は足日木の垂水のほとり

文化芸術から政治経済まで、貧しくなった日本人の紐帯を再構築したいものです

峰の嵐に散る花の

2009年12月08日 | 経済

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2009 12 08 峰の嵐に散る花の【わが郷】
http://photozou.jp/photo/show/106073/20369203

 

   『構造改革』  

それを行うと、経済が停滞する。
不景気になる。

企業の構造改革とは、経営のムダを省いて利益を出すことである。
ミクロで見ると正しいようだ。

しかし、国家全体が是を行うと
どうなるか。
生み出した富の総体よりも、
流通貨幣が少なくなる。

そりゃ、そうでしょう。
利益は、ちゃんと、定期にして取ってある。
あるいは手堅く投機して、債権は保全してある。
(等と、信じていました。これは、馬鹿な経営者です。)

日銀が10兆円放出したら
ドルが暴騰しました。
お金は寂しがり屋です。
寂しい実物生産過程へは向かわずに
雨の剰余資本に向かったのでしょう
これで円安になり、トヨタやパナソニックは昔の夢に逆戻り

 

それで、ネ。
日本国では、それは再投資されてはいない。
無意味でした。甘かった。経済金融は難しい。
アメリカ等に、資本移動しているか。
そりゃそうだ、壊れたアメリカガラクタだから安い。

構造改革、昔の話です。
銀行は日本国内に再投資できません。
なぜなら、土地価格は、下落して
担保価値は激減してしまった。
事業そのものの価値を、担保にしようにも
その評価マニュアルはたぶん、ありません。
だから、再投資は、出来ません。
ゴロツキ湯田屋が遣ったのは、ケチ付けて、評価を無茶苦茶に下げるコト。
経済サイクルから、利益を抜いてしまえば、その経済は、縮小します。
小学生でも解る話です。

是が、日本の、停滞の、原因、の大きな要素でしょう。

今回の日銀の10兆円も、その信用賦与のシステムの特異性からして
中小企業には無縁の話でした。
ホンダや日立の大企業がその恩恵に浴します。
アメリカの自動車会社などは、ガラクタになりました。
ならば焼け跡にタネを蒔きましょう。
こうなっただけか。

       「黄金の枯れ葉作戦」【岩淸水・保管記事】

 


日本が、豊かになるには
金融が、しっかりしなければなりません。
貸し出しを増大させることが出来るか。
あるいは、起業会社の株式を、直接投資家に引き受けてもらう、直接金融が、構築できるか。これには、ホリエモン達が、ヘドロを塗って、信用を毀損しました。「株屋は信用がならない」この認識は、田舎よりも、都会のアンチャンの方が、実感しているでしょう。

これに、日本経済の明日が、かかっています。聡明なる金融の構築が課題です。

銀行は売掛金を担保にすれば、どんどん、融資を拡大できます。
企業は融資受け入れ額を増やせれば、金利もスムーズに払えます。

問題だったのは、企業への融資といっても、
土地への融資だったからです。
事業そのものの堅実性を担保にした融資は、ごく僅かだったと思われます。
事業資金を、土地とその価格を、物差しにして、融資したために
土地が騰貴し、バブルが起きました。これは、日本のバンカーが、馬鹿だったからです。

金融が、己の本分を、忘却(あるいは、端から、知らなかった。)したため、経済が、壊れた。イノベーションで、利益の出る経営と言っても、それは、経営の、実態を知らない、バンカーの妄想です。

日本経済の、利益を、アメリカ等に、(投資=カイカク詐欺)したために、縮小再生産の、下降スパイラルに落ち込んでいるのです。これを、上昇に転ずるには、企業は、赤字経営でなければなりません。しかし、これでは、なにかと、都合が悪いので、ほどほど、儲かるように、「会計処理」をします。(違法でない程度というのがあります……。)借り入れが、どんどん増えれば、企業業績は、アップします。こんなこと、子供のような、純真な、オツムリで考えれば、解ります。しかし、湯田屋の金貸し、石頭脳みそでは、理解出来ません。ですから、湯田屋に取り付かれた、国なり、社会は、衰退し、歴史の表舞台からは、退場するのです。

小泉・竹中コウゾウカイカクは、企業に利益を出させて、それを、策取する、カイカク詐欺でした。企業は赤字でなければなりません。これをほどよく管理するのが、国家経済や、世界経済の、管理者である、政治家の勤めです。毎年、10万社、創業して、残るのは、百社ほど。これでよいのです。これが、グローバルな、健康な、脳みその、視点です。

それでは、ミクロで、創業社を見てみましょう。倒産する会社が、膨大では、銀行は困ります。←これは、現場をしらない、学者の視点・視角です。創業者は、こつこつ貯めて、それを自分の、事業・夢に投機するのですから、銀行は、損しないつきあい方があるのです。しかし、肩書きだけの、バンカーには、その能力は無いのです。それで、金利が低くても、貸し出しが出来ない。

嘗て、日本経済が、何とか、金融的にも、廻っていたのは。【土地本位制】があって。土地代の上昇が、バンカーの無能をカバーしていたから。何とかなっていたのです。それを、カイカク詐欺は、暴力的に壊しました。経済学者は、こんな、単純な、仕掛けを、様々に、解説しているだけです。

日本の、政権のなすべきことは、企業が、融資を増大させる、合理的な、策をすすめることです。財政出動は、アホな、官僚やそれに群がる、利権屋を肥えさせるだけで、健康な政策ではありません。穴掘って、埋めるのなら、ついでに、厚顔無恥な、官僚や利権屋もこの際だから、埋めちゃいましょう。

 

国家の責務とは非常時に、国民を守ること。防衛が重要な課題です。

しかし、米国の、非常時は、防衛ではなく。

防疫であろう。

つまり、
ウイルスの侵入を許しては
今回のように、
米国経済は壊滅的な損害をこうむる。

湯田屋は、病原菌である。
バイキンである。
毒キノコ、国際金融資本は見せかけの名前で
本名は湯田菌、このキノコの毒抜き方法研究中。

 

       
 百三十番    二条院讃岐

    山たかみ峰の嵐に散る花の     月にあまぎるあけがたのそら

 深山の散る花の風情。しかもそれが有明の月を背景としているのである。あくまでも風景を絵画のごとく丹念に作り上げているのである。新古今集特有の美の構築である。深山という世界がこの歌に陰影をつけている。

【補記】「あまぎる」は万葉集由来の歌語で、本来は空がいちめん曇って視界がきかなくなる様を言うが、ここでは「(雪が)盛んに降りしきる」程の意味で用いている。これも文保百首。


さつきの空は  右近尉

山たかみ峰の嵐に散る花の
   月にあまぎるあけがたのそら

ガラパガスとか謂う、離れ小嶋の、花の散華する様の、美しさよ。
高い山には、何時も、烈風が、吹き荒んでいる。
そのような、艦橋にあっては、華は、即、散るしかない。
大和の栄華は、我が身の、儲けと、喜んでもおられぬ。
ツキが、来たかと、ほくそ笑めば
心が曇って、先が、見えなくなった。

【補記】「あまぎる」は万葉集由来の歌語と謂う。で、素の意は、空がいちめん曇って視界がきかなくなる様を言うのかの~。心も曇っては、何も写らん。

なんだか、ボケが、進んで、季節が、はちゃめちゃは、希う、ご容赦。

 

 

   以下は参照記事です。 

   
 
 
 
 
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