ソプラノ和泉聰子の『おんがくのいずみ』~うたの心をあなたに~

ソプラノ歌手・ボイストレーナーの和泉聰子のブログ。HPは http://lulu-hikichan.jimdo.com

師匠の藤娘を観て参りました

2016-04-17 19:27:32 | 日記

今日はニシハライドの指導のあと
国立劇場に花ノ本流の日舞の会、

花ノ本会
海の会

を観に行きました。


私が教えていただいている

花ノ本寿稀 はなのもと としき 先生が
花ノ本会の最後に

藤娘

を踊られるので💖



藤娘、踊りを習ったら何年目かに
お稽古で勉強させていただきましたが
本物の舞台は

真ん中にどーーーん と大きな藤の木が!
国立劇場の舞台の上手から下手まで
藤の花が揺れているのです。


その華やかなことと言ったら!

黒い塗笠、黒い着物から
だんだんと明るい色の着物
半身赤の着物
薄く藤色がかった着物

場面場面で衣装も変わります。

そして先生の動きは指先までひきこまれます

小さい子供が藤娘を踊っても
とても可愛らしいのですが、
大人の藤娘は美しいのです


会の最後に相応しい
美しくて華やかな舞台でした


そして海の会、
家元の花ノ本海さんの保名

自害した恋人の面影をおい、
彼女の打掛を羽織り、さまよう男

若侍でしょうか?
悲嘆にくれる姿も幻を追う笑顔も
本当に美しいのです


ずっと観ていたい


舞踊家として品があり、華があり
本当に素敵だなあと💓


私も歌い手として
舞台にのっているだけで
ずっと観ていたくなるような品格と
心地よい声の響きをもつ歌手になりたいなと思いました。






コメント
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