俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。
◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
○特集俳句0307・一人俳句06・有馬籌子01・2016-12-02(金)
○「死ぬるまでかくてひとりや冬牡丹」(『冬牡丹』1979)(有馬籌子01)
○季語(冬牡丹) 「しぬるまでかくてひとりやふゆぼたん」(「名句鑑賞辞典(角川書店2000)」より引用)【→特集俳句-索引1・索引2 →俳人一覧(あ・い・うえお・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:多くても三つほどの花が藁に囲まれて咲く冬牡丹。作者はたった一つで咲く冬牡丹を見ているのではないでしょうか。「かくて」という言葉がそれを物語っているように思われます。
○有馬籌子(ありまかずこ)(1910~2005)
○好きな一句「泣けば瞳に寒燈の矢の殺到す」02
○季語(寒燈・冬) 「なけばめにかんとうのやのさっとうす」(「今はじめる人のための俳句歳時記新版(角川学芸出版)」より引用)
【Profile】:三重県出身。→高浜虚子・→山口青邨に師事。1987年より「同人」主宰。「天為」主宰、→有馬朗人の母。