俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●五感俳句0122・聴覚035・嶋田青峰・2013-03-25
○「壷焼や島をめぐりて潮鳴る」(嶋田青峰01)
季語(壺焼・春)
それほど大きくない島なのでしょうか。潮騒が島の周囲をめぐって聞こえます。栄螺でしょうか。壺焼きの匂いも島中に漂っています。
○嶋田青峰(しまだせいほう)(1882~1944)
代表句「前山に雨走りをる桜かな」02
季語(桜・春)
三重県志摩出身。早大卒業後、教職数年の後、国民新聞社に入社。「ホトトギス」の編集に携わった。1922年篠原温亭らと「土上」を創刊。温亭の死後、同誌を主宰して新興俳句運動の一翼を担った。1941年2月、俳句弾圧事件で→秋元不死男・古家榧子(榧夫)とともに検挙、投獄された。