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お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

●五感俳句034・味覚04=甘い・中村苑子

2011-03-28 08:00:24 | 五感俳句

●五感俳句034・味覚04=甘い中村苑子

「野遊びの傷舐めて血のかりし」(→中村苑子05)

季語(野遊び・春)

「野遊び」とは春の野山に遊ぶことですが、野遊びで転んで膝小僧を擦りむいてしまいました。血を舐めると甘い味がします。昔は子供たちに擦り傷は日常的なものでした。

 

中村苑子掲載句

  1. おんおんと氷河を辷る乳母車(氷河・冬)〈技法01・オノマトペ01〉
  2. わが春も春の木馬も傷みたり(春)〈代表句〉
  3. 桃のなか別の昔が夕焼けて(桃・秋)〈次元011・昔01〉
  4. 火を消して一つの顔を覚えおく(無季)〈五体018・顔01〉
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