夜の11時。
歯を磨いて、顔を洗い、冷たいミネラルウォーターをコップ一杯飲み干し、電気を消して、布団に潜り込む。
でもテレビだけは点けたままで・・・。
ここからが至福の時間である。最も幸福で、楽しい時間なのである。
ひとつの枕に頭を乗せ、もうひとつの大きくて長い枕をギユッと抱きしめる。こうすると何かとても気持ちがいい。変な癖である。
テレビは、夜の11時台なら選択肢は二つ。
フジテレビで行くか、テレビ朝日で行くか。
深夜番組なら、これに尽きる。
月曜日なら、フジテレビ「SMAP×SMAP」からテレビ朝日「ニュース・ステーション」へとチャンネルを変え、「お試しかっ!」、そして「美しき青木ドナウ」。
火曜日なら、テレビ朝日「ぷっすま!」から、そのまま「アドレな! ガレッジ」へと雪崩れ込む。
水曜日は、断然フジテレビの「グータンヌーボ」だ。そしてそのままフジの深夜ニュース番組「NEWS JAPAN」。
木曜日は、テレビ朝日の「雨上がり決死隊 アメトーーク!!」、その後、テレビ東京(こちらではテレビ北海道ですが)の「怒りおやじ3」で決まり。
金曜日、土曜日、日曜日は、もうチャンネルのスイッチ乱れ撃ち!
スポーツニュースを観たかと思うと、今度はヴァラエティ、それからニュースにドラマ。WOWOWで「コールド・ケース4」を観たと思うと、速攻でBS、CSへと足を伸ばす。
そのチャンネル操作の早いこと、早いこと。
これで、ちょうど真夜中の12時を半分過ぎた辺りだろうか。
まだまだである。夜はこれからなのだ。
ぼんやりと画面を見つめていたり、まったく別の事を考えていたり・・・。たまにはヴァラエティに大笑いをしたり、微笑んでみたり・・・。
何度でも言う。これこそが至福の時間である。誰にも邪魔されたくない、たった独りの素晴らしい時間帯なのである。
たまに、ふと珈琲が飲みたくなって、沸かすことがあったりする。それから、突然小腹が空いて、お菓子をムシャムシャ食べることも。
ここからの時間がまた何とも言えずにいい。
今度は、地上波からBS放送やCS放送の中を漂う。
まず、BS日テレの「音楽のある風景」。
テレビ画面に1980年代や90年代のポップスを断片的に流したり、クラシックの名曲の一部を流したりするだけの番組だが、バックの映像が懐かしの80年代・90年代や、ヨーロッパの美しい風景を、素晴らしい映像の中で映し出す。
眠りに落ちるその寸前の、何とも言えない恍惚感・・・とでも表現したらいいのだろうか。
それから、CS「旅チャンネル」の「美女と湯けむり」。
この番組は、ヌードモデルの女性たちが、それぞれ全国各地の秘湯や有名温泉地を旅しながら、湯船に浸かり、美味しい料理を紹介してゆくという30分番組である。
オンエアが真夜中の2時とか3時という時間帯なので、うとうとしながら観ているのだけれど、これがまた癒される。
そして、一番クルのが、ミステリーチャンネルや、あるいは各地上波でオンエアされている「2時間ミステリードラマ」の再放送だろう。
これは本当にいい。ハマる。
な~んも考えず、ただ予定調和でベタな推理ドラマを、能天気な面持ちでぼけ~っと観る。そこがいい。
深刻ぶったストーリーや、妙に凝った物語は完全にパス。
「〇〇特急、美人妻殺人紀行」だとか、「京都連続殺人、愛憎の果ての不倫旅行」だとか、肩のこらない展開で、大袈裟な演技をする役者たちが揃っていると、尚の事いい。
真夜中、ボリュームを落とし、一切小難しいことは考えず、うとうとしながらテレビを観る。いや、ほんとは全然観ていないのかも・・・。
心が緩くなって気持ちいい。ひたすら、気持ちいい・・・。
そして、テレビを点けたまま、いつの間にか眠りの森を彷徨っている。
これほどの幸せが世の中にあるのだろうか?
歯を磨いて、顔を洗い、冷たいミネラルウォーターをコップ一杯飲み干し、電気を消して、布団に潜り込む。
でもテレビだけは点けたままで・・・。
ここからが至福の時間である。最も幸福で、楽しい時間なのである。
ひとつの枕に頭を乗せ、もうひとつの大きくて長い枕をギユッと抱きしめる。こうすると何かとても気持ちがいい。変な癖である。
テレビは、夜の11時台なら選択肢は二つ。
フジテレビで行くか、テレビ朝日で行くか。
深夜番組なら、これに尽きる。
月曜日なら、フジテレビ「SMAP×SMAP」からテレビ朝日「ニュース・ステーション」へとチャンネルを変え、「お試しかっ!」、そして「美しき青木ドナウ」。
火曜日なら、テレビ朝日「ぷっすま!」から、そのまま「アドレな! ガレッジ」へと雪崩れ込む。
水曜日は、断然フジテレビの「グータンヌーボ」だ。そしてそのままフジの深夜ニュース番組「NEWS JAPAN」。
木曜日は、テレビ朝日の「雨上がり決死隊 アメトーーク!!」、その後、テレビ東京(こちらではテレビ北海道ですが)の「怒りおやじ3」で決まり。
金曜日、土曜日、日曜日は、もうチャンネルのスイッチ乱れ撃ち!
スポーツニュースを観たかと思うと、今度はヴァラエティ、それからニュースにドラマ。WOWOWで「コールド・ケース4」を観たと思うと、速攻でBS、CSへと足を伸ばす。
そのチャンネル操作の早いこと、早いこと。
これで、ちょうど真夜中の12時を半分過ぎた辺りだろうか。
まだまだである。夜はこれからなのだ。
ぼんやりと画面を見つめていたり、まったく別の事を考えていたり・・・。たまにはヴァラエティに大笑いをしたり、微笑んでみたり・・・。
何度でも言う。これこそが至福の時間である。誰にも邪魔されたくない、たった独りの素晴らしい時間帯なのである。
たまに、ふと珈琲が飲みたくなって、沸かすことがあったりする。それから、突然小腹が空いて、お菓子をムシャムシャ食べることも。
ここからの時間がまた何とも言えずにいい。
今度は、地上波からBS放送やCS放送の中を漂う。
まず、BS日テレの「音楽のある風景」。
テレビ画面に1980年代や90年代のポップスを断片的に流したり、クラシックの名曲の一部を流したりするだけの番組だが、バックの映像が懐かしの80年代・90年代や、ヨーロッパの美しい風景を、素晴らしい映像の中で映し出す。
眠りに落ちるその寸前の、何とも言えない恍惚感・・・とでも表現したらいいのだろうか。
それから、CS「旅チャンネル」の「美女と湯けむり」。
この番組は、ヌードモデルの女性たちが、それぞれ全国各地の秘湯や有名温泉地を旅しながら、湯船に浸かり、美味しい料理を紹介してゆくという30分番組である。
オンエアが真夜中の2時とか3時という時間帯なので、うとうとしながら観ているのだけれど、これがまた癒される。
そして、一番クルのが、ミステリーチャンネルや、あるいは各地上波でオンエアされている「2時間ミステリードラマ」の再放送だろう。
これは本当にいい。ハマる。
な~んも考えず、ただ予定調和でベタな推理ドラマを、能天気な面持ちでぼけ~っと観る。そこがいい。
深刻ぶったストーリーや、妙に凝った物語は完全にパス。
「〇〇特急、美人妻殺人紀行」だとか、「京都連続殺人、愛憎の果ての不倫旅行」だとか、肩のこらない展開で、大袈裟な演技をする役者たちが揃っていると、尚の事いい。
真夜中、ボリュームを落とし、一切小難しいことは考えず、うとうとしながらテレビを観る。いや、ほんとは全然観ていないのかも・・・。
心が緩くなって気持ちいい。ひたすら、気持ちいい・・・。
そして、テレビを点けたまま、いつの間にか眠りの森を彷徨っている。
これほどの幸せが世の中にあるのだろうか?