4月30日、月曜日の朝が来た。
昨日の夜も遅かった。
同時録画していたTVドラマ2本、アヴァン症候群の中井正広が難事件を解決してゆく推理ドラマ「ATARU」と、落ちぶれたロッカーのオダギリ・ジョーが昔遊びまくった時に出来た子どもたちと再会するというコメディ・ドラマ「家族のうた」を10時から続けて観た。
それから、黒沢明監督の名作「羅生門」をまた観直す。
三船敏郎、京マチ子、森雅之。3人の演技が素晴らしい。さすが全世界が絶賛した映画のことだけはある。
平安時代末期。
山賊、武士、その妻。
山賊は、ある山中で出会った武士を殺し、その美しい妻を犯してしまうのだが、山賊を捕えて証言させると、武士の妻も含め、三者三様まったく話が食い違う。
一体、誰が嘘をいい、誰が本当の事を言っているのか?
山賊は、女から夫殺しを急かされたといい、妻は、山賊に無理やり犯され夫も冷淡だったと泣き崩れ、殺された武士は、憑依(ひょうい)した老婆を借りて、犯された妻が山賊に惹かれ始め自分を殺すように仕向けたと告白する・・・。
果たして、真実は?
原作は芥川龍之介の短編小説「藪の中」。
「羅生門」、何度観ても面白い。
この映画を観ずして日本映画は語れない。
映画を観て夜更かししたので、月曜日起きたのは朝9時過ぎだった。
なんとなく、気分がずーっとささくれ立っていて、苛々(いらいら)が収まらない。
このところ、それが続いている。
無性に腹立たしい。色んな事が気に障(さわ)る。
部屋に入って、ポール・ウェラーの新作アルバム「ソニック・キックス」を聴く。
このアルバム、最近のポール・ウェラーのアルバムの中では割と気に入っている。
僕のポール・ウェラー遍歴はちょっと変則的で、まず「スタイル・カウンシル」時代に聴き狂い、それから逆を辿って「ザ・ジャム」の時代を聴き出し、それと同時並行するように現在へと至るソロ時代を聴き続けてきた。
個人的には「スタイル・カウンシル」時代の、オッシャレーで黒っぽくて都会的なセンスに満ち溢れた音楽スタイルが一番好きだ。
ソロに入ってからのポール・ウェラーも評価が高いけど、僕としてはそれほど熱心に聴いて来なかったというのが正直なところである。
実はこのアルバムもそんなに期待はしていなかった。
でも、聴いてみたら「ソニック・キックス」、凄く気に入ってしまった。
ポール・ウェラーは50歳を過ぎても、果敢に新しい音に挑戦し続けている。でもそれは、単に新しい何かを取り入れるという表層的な行為ではなく、自分の中へと真摯に取り入れ、音楽のフィールドを広げることと同時に、より高い音楽性を保って行こうとする志の高さがある。
そんなポール・ウェラーの新作アルバム「ソニック・キックス」を聴いているうち、昼近くになってしまった。
なんなんだろう?
この刺々しい苛立ちと、焦りと、怒りと、遣る瀬無さのような奇妙なゴッタ煮は・・・。
それが、ずーっと消えずに湧き上がるのだ。
昔、ジャズ・バーを経営していた友人から携帯に電話が入り、夕方4時に郊外のショッピング・モールで待ち合わせることに。
それまでに所用を足すべく、「ジャスコ」に向かう。
ジャスコ入り口の桜が咲いていた。五分咲きぐらいだろうか。
空は今日も青い。
暖かいからか、半そで姿の人たちも目立つ。
時間が空いたら今日もランニングしようと思ったのだが、結局時間が取れず、そのまま「イトーヨーカ堂」向かいのショッピング・モールの中にある「イタトマ」で待ち合わせ。
1時間ほど互いの近況報告をして別れる。
夕方は何処も彼処も買い物を終えた車で混雑している。
3日間、何処にも遠出しなかった・・・っていうか、G・W後半も仕事塗れでプライヴェートな予定なんて一切無いけれど。
5時半に早めの夕食を摂る。
お昼を食べないと、やっぱりそれなりにお腹が空く。
テレビでは、29日に起こった群馬・関越道での高速バス衝突の続報が流れている。
昨日も今日も全国各地での悲惨な交通事故関連のニュースで埋まっている。
1日、たった1日、この世界で生き延びた事を感謝しなければならない、そんな時代なんだろうか、今は。
明日から、また仕事が始まる。
昨日の夜も遅かった。
同時録画していたTVドラマ2本、アヴァン症候群の中井正広が難事件を解決してゆく推理ドラマ「ATARU」と、落ちぶれたロッカーのオダギリ・ジョーが昔遊びまくった時に出来た子どもたちと再会するというコメディ・ドラマ「家族のうた」を10時から続けて観た。
それから、黒沢明監督の名作「羅生門」をまた観直す。
三船敏郎、京マチ子、森雅之。3人の演技が素晴らしい。さすが全世界が絶賛した映画のことだけはある。
平安時代末期。
山賊、武士、その妻。
山賊は、ある山中で出会った武士を殺し、その美しい妻を犯してしまうのだが、山賊を捕えて証言させると、武士の妻も含め、三者三様まったく話が食い違う。
一体、誰が嘘をいい、誰が本当の事を言っているのか?
山賊は、女から夫殺しを急かされたといい、妻は、山賊に無理やり犯され夫も冷淡だったと泣き崩れ、殺された武士は、憑依(ひょうい)した老婆を借りて、犯された妻が山賊に惹かれ始め自分を殺すように仕向けたと告白する・・・。
果たして、真実は?
原作は芥川龍之介の短編小説「藪の中」。
「羅生門」、何度観ても面白い。
この映画を観ずして日本映画は語れない。
映画を観て夜更かししたので、月曜日起きたのは朝9時過ぎだった。
なんとなく、気分がずーっとささくれ立っていて、苛々(いらいら)が収まらない。
このところ、それが続いている。
無性に腹立たしい。色んな事が気に障(さわ)る。
部屋に入って、ポール・ウェラーの新作アルバム「ソニック・キックス」を聴く。
このアルバム、最近のポール・ウェラーのアルバムの中では割と気に入っている。
僕のポール・ウェラー遍歴はちょっと変則的で、まず「スタイル・カウンシル」時代に聴き狂い、それから逆を辿って「ザ・ジャム」の時代を聴き出し、それと同時並行するように現在へと至るソロ時代を聴き続けてきた。
個人的には「スタイル・カウンシル」時代の、オッシャレーで黒っぽくて都会的なセンスに満ち溢れた音楽スタイルが一番好きだ。
ソロに入ってからのポール・ウェラーも評価が高いけど、僕としてはそれほど熱心に聴いて来なかったというのが正直なところである。
実はこのアルバムもそんなに期待はしていなかった。
でも、聴いてみたら「ソニック・キックス」、凄く気に入ってしまった。
ポール・ウェラーは50歳を過ぎても、果敢に新しい音に挑戦し続けている。でもそれは、単に新しい何かを取り入れるという表層的な行為ではなく、自分の中へと真摯に取り入れ、音楽のフィールドを広げることと同時に、より高い音楽性を保って行こうとする志の高さがある。
そんなポール・ウェラーの新作アルバム「ソニック・キックス」を聴いているうち、昼近くになってしまった。
なんなんだろう?
この刺々しい苛立ちと、焦りと、怒りと、遣る瀬無さのような奇妙なゴッタ煮は・・・。
それが、ずーっと消えずに湧き上がるのだ。
昔、ジャズ・バーを経営していた友人から携帯に電話が入り、夕方4時に郊外のショッピング・モールで待ち合わせることに。
それまでに所用を足すべく、「ジャスコ」に向かう。
ジャスコ入り口の桜が咲いていた。五分咲きぐらいだろうか。
空は今日も青い。
暖かいからか、半そで姿の人たちも目立つ。
時間が空いたら今日もランニングしようと思ったのだが、結局時間が取れず、そのまま「イトーヨーカ堂」向かいのショッピング・モールの中にある「イタトマ」で待ち合わせ。
1時間ほど互いの近況報告をして別れる。
夕方は何処も彼処も買い物を終えた車で混雑している。
3日間、何処にも遠出しなかった・・・っていうか、G・W後半も仕事塗れでプライヴェートな予定なんて一切無いけれど。
5時半に早めの夕食を摂る。
お昼を食べないと、やっぱりそれなりにお腹が空く。
テレビでは、29日に起こった群馬・関越道での高速バス衝突の続報が流れている。
昨日も今日も全国各地での悲惨な交通事故関連のニュースで埋まっている。
1日、たった1日、この世界で生き延びた事を感謝しなければならない、そんな時代なんだろうか、今は。
明日から、また仕事が始まる。