とにかく、今年のプロ野球TV中継の視聴率がすこぶる悪い。
今年は序盤戦からセ・リーグでは巨人がダントツで首位街道を驀進中だというのに、テレビの視聴率はそれに反比例していて、何と4月期の最低を記録したらしい。
プロ野球開幕前に、世界一決定戦があってイチローとかの大活躍があって大いに盛り上がったというのに、一体どうしてしまったのだろう?
最新の週間テレビ視聴率のランキングで一番嬉しかったのが、アニメ放映15周年を記念して製作された「実写版 ちびまる子ちゃん」が第二位を獲得したことだ。ほんと、この実写版は面白かった。というより、一にも二にも、主役のちびまる子ちゃんの演技を含めたその立ち振る舞いの素晴らしさだったんだけど。
第二作目が早く観たい!
で、ちょっと意外というかビックリしたのが、フジテレビ月9の新ドラマ「トップキャスター」である。
天海祐希主演のライトなコメディで、舞台はテレビ局というのもワンパターンだし、話題になるなんて全く思ってもいなかった。いわゆる想定外。
ところがである。何と、ダントツの第一位。
月9が視聴率でトップを取るなんて久しぶりじゃないだろうか。勿論、「西遊記」は別として(まあ、この番組もここまで視聴率を取れるとは意外だったけど)。
これで天海祐希は、新視聴率の女王に躍り出た。一昔前の、松嶋菜々子がそうであったように。
彼女が主演した「離婚弁護士」もそうかもしれないけれど、やはり日本テレビ土曜日夜9時からオンエアされた、「女王の教室」が大きな分岐点になったのではないだろうか?
日テレは、小学校を舞台にした鬼女教師を主役に据えた「女王の教室」の大ブレイクから、先般、何故、鬼の女教師になるまでの過程を描いたスペシャル版を放映して、これもまた大反響を得たが、これで天海祐希は一皮剥けた。
最近の視聴者の嗜好は、途中半端ではなく、深刻で暗いドラマならとことん暗いもの、楽しいなら肩の凝らない程度に軽いもの、或いは安心して観る事が出来るお笑い系バラエティものへと移ってはいるのだろうけど、一家に一台テレビがある時代から各部屋にそれぞれテレビが置かれる時代への変化が、怪物視聴率番組を激減させる大きな要因になったのだと思う。
だって、例えば大晦日の「紅白歌合戦」の視聴率でも窺い知れるように、大家族が一家団欒でさまざまな歌を楽しむなど、もう不可能な時代に突入したのである。演歌にポップスにロックに民謡に歌謡曲。それらを全て寄せ集め、大晦日に垂れ流したところで振り向く人間は少ない。
「紅白歌合戦」は、もう歌番組ではない。完全に賑やかなバラエティとしてのみ成立してしまっている。
天海祐希が新視聴率の女王に躍り出たのなら、忘れてならないのが仲間由紀恵である。
NHKの大河ドラマ、司馬遼太郎原作の戦国ドラマ「功名が辻」の主演に抜擢されたものの、当初はかなり視聴率で苦戦を強いられたようだ。
山内一豊の妻を演じ、ホームドラマ形式で内助の功を前面に打ち出した演出だったけれど、タイトルがよく理解できず、何のドラマなのか分からず、チャンネルを回すまでに至らないという視聴者からの不満が数多く寄せられたようだ。
しかし、さすが仲間由紀恵である。
徐々にドラマの内容が理解され、視聴率週間ベストテンに随時顔を出すまでになった。この大河ドラマ、最近の何作かの中でも面白い部類にはいると思う。安心して観る事が出来る歴史ドラマである。それも女性の視点というのが新鮮だ。
さて。次は何を観ようか?
今年は序盤戦からセ・リーグでは巨人がダントツで首位街道を驀進中だというのに、テレビの視聴率はそれに反比例していて、何と4月期の最低を記録したらしい。
プロ野球開幕前に、世界一決定戦があってイチローとかの大活躍があって大いに盛り上がったというのに、一体どうしてしまったのだろう?
最新の週間テレビ視聴率のランキングで一番嬉しかったのが、アニメ放映15周年を記念して製作された「実写版 ちびまる子ちゃん」が第二位を獲得したことだ。ほんと、この実写版は面白かった。というより、一にも二にも、主役のちびまる子ちゃんの演技を含めたその立ち振る舞いの素晴らしさだったんだけど。
第二作目が早く観たい!
で、ちょっと意外というかビックリしたのが、フジテレビ月9の新ドラマ「トップキャスター」である。
天海祐希主演のライトなコメディで、舞台はテレビ局というのもワンパターンだし、話題になるなんて全く思ってもいなかった。いわゆる想定外。
ところがである。何と、ダントツの第一位。
月9が視聴率でトップを取るなんて久しぶりじゃないだろうか。勿論、「西遊記」は別として(まあ、この番組もここまで視聴率を取れるとは意外だったけど)。
これで天海祐希は、新視聴率の女王に躍り出た。一昔前の、松嶋菜々子がそうであったように。
彼女が主演した「離婚弁護士」もそうかもしれないけれど、やはり日本テレビ土曜日夜9時からオンエアされた、「女王の教室」が大きな分岐点になったのではないだろうか?
日テレは、小学校を舞台にした鬼女教師を主役に据えた「女王の教室」の大ブレイクから、先般、何故、鬼の女教師になるまでの過程を描いたスペシャル版を放映して、これもまた大反響を得たが、これで天海祐希は一皮剥けた。
最近の視聴者の嗜好は、途中半端ではなく、深刻で暗いドラマならとことん暗いもの、楽しいなら肩の凝らない程度に軽いもの、或いは安心して観る事が出来るお笑い系バラエティものへと移ってはいるのだろうけど、一家に一台テレビがある時代から各部屋にそれぞれテレビが置かれる時代への変化が、怪物視聴率番組を激減させる大きな要因になったのだと思う。
だって、例えば大晦日の「紅白歌合戦」の視聴率でも窺い知れるように、大家族が一家団欒でさまざまな歌を楽しむなど、もう不可能な時代に突入したのである。演歌にポップスにロックに民謡に歌謡曲。それらを全て寄せ集め、大晦日に垂れ流したところで振り向く人間は少ない。
「紅白歌合戦」は、もう歌番組ではない。完全に賑やかなバラエティとしてのみ成立してしまっている。
天海祐希が新視聴率の女王に躍り出たのなら、忘れてならないのが仲間由紀恵である。
NHKの大河ドラマ、司馬遼太郎原作の戦国ドラマ「功名が辻」の主演に抜擢されたものの、当初はかなり視聴率で苦戦を強いられたようだ。
山内一豊の妻を演じ、ホームドラマ形式で内助の功を前面に打ち出した演出だったけれど、タイトルがよく理解できず、何のドラマなのか分からず、チャンネルを回すまでに至らないという視聴者からの不満が数多く寄せられたようだ。
しかし、さすが仲間由紀恵である。
徐々にドラマの内容が理解され、視聴率週間ベストテンに随時顔を出すまでになった。この大河ドラマ、最近の何作かの中でも面白い部類にはいると思う。安心して観る事が出来る歴史ドラマである。それも女性の視点というのが新鮮だ。
さて。次は何を観ようか?