輸入盤で新たにリイシューされた、「エブリシング・バット・ザ・ガール」の「Temperamental」を聴く。
今回は2枚組で、おまけの1枚はアルバムのクラブ・ミックスなどを集めたもの。これがまた中々いい。
「エブリシング・バット・ザ・ガール」の音楽って、ネオ・アコースティックで静かでオッシャレーでちょっとボサノバっぽくてジャジーでちょっとポップでアンビエントでと、まさにイギリスの音がぷんぷん匂っているという路線だったんだけど、この「Temperamental/テンパラメンタル」は、テクノでクラブでハウスでエレクトロニカでと、打ち込み全開のダンス・アルバムへすっかり変わっていて、ある意味、それまでのアンニュイな「エブリシング・バット・ザ・ガール」が好きだったファンからは、大いなる不評を買ったアルバムでもあった。
僕はアルバム「Temperamental」を、実は数年前、青森市内の「ブック・オフ」の100円コーナーで見つけて買った。100円である。
「Temperamental」と「悲しみ色の街」(このアルバムは300円だったと思う。もちろん買った)あたりの「エブリシング・バット・ザ・ガール」を持っていなかったので、100円という値段にはなんとなく複雑な気分で、果たしてその価格を喜んでいいのか悲しんでいいのか、よく分からないまま家に帰った覚えがある。
でも、アルバム自体は素晴らしい傑作で(賛否両論はあったけれど、僕は絶対的に支持派だった)、今回こうして、輸入盤ではあるものの再発されたことを心から喜びたい。
前段でも触れたように、アルバム「Temperamental/テンパラメンタル」、ハウスとエレクトロニカ路線である。
ただし、やっぱり根底に流れているのは、メランコリーでアンニュイなサウンドであり、イギリス独特の湿り気と暗さが漂っている。
それがいい塩梅のスパイスを効かせていて、アルバム「Temperamental」全体に翳りを感じさせているのだ。
「Everything But The Girl」の「Temperamental」もまた、秋にこそ聴くべき音だろう。
いいんだよなあ、この乾いていながらどこかに哀しみが漂う、そのリズムの繰り返しがまた・・・。
癖になる。
今回は2枚組で、おまけの1枚はアルバムのクラブ・ミックスなどを集めたもの。これがまた中々いい。
「エブリシング・バット・ザ・ガール」の音楽って、ネオ・アコースティックで静かでオッシャレーでちょっとボサノバっぽくてジャジーでちょっとポップでアンビエントでと、まさにイギリスの音がぷんぷん匂っているという路線だったんだけど、この「Temperamental/テンパラメンタル」は、テクノでクラブでハウスでエレクトロニカでと、打ち込み全開のダンス・アルバムへすっかり変わっていて、ある意味、それまでのアンニュイな「エブリシング・バット・ザ・ガール」が好きだったファンからは、大いなる不評を買ったアルバムでもあった。
僕はアルバム「Temperamental」を、実は数年前、青森市内の「ブック・オフ」の100円コーナーで見つけて買った。100円である。
「Temperamental」と「悲しみ色の街」(このアルバムは300円だったと思う。もちろん買った)あたりの「エブリシング・バット・ザ・ガール」を持っていなかったので、100円という値段にはなんとなく複雑な気分で、果たしてその価格を喜んでいいのか悲しんでいいのか、よく分からないまま家に帰った覚えがある。
でも、アルバム自体は素晴らしい傑作で(賛否両論はあったけれど、僕は絶対的に支持派だった)、今回こうして、輸入盤ではあるものの再発されたことを心から喜びたい。
前段でも触れたように、アルバム「Temperamental/テンパラメンタル」、ハウスとエレクトロニカ路線である。
ただし、やっぱり根底に流れているのは、メランコリーでアンニュイなサウンドであり、イギリス独特の湿り気と暗さが漂っている。
それがいい塩梅のスパイスを効かせていて、アルバム「Temperamental」全体に翳りを感じさせているのだ。
「Everything But The Girl」の「Temperamental」もまた、秋にこそ聴くべき音だろう。
いいんだよなあ、この乾いていながらどこかに哀しみが漂う、そのリズムの繰り返しがまた・・・。
癖になる。