「コールドプレイ」のフロントマン、クリス・マーティンが、ハリウッド女優のグウィネス・パルトロウと離婚したらしい。
グウィネス・パルトロウは元ブラビの恋人だった人で、最近で言えば映画「アイアンマン」で主人公ロバート・ダウニー・jr(アイアンマン)の秘書兼恋人役で出ている、あの美人女優である。
そういえば、ブラビの映画「セブン」にも出ていましたね。
クリス・マーティンとグウィネス・パルトロウは熱烈な恋愛の末に結婚し、ずっと仲睦まじく(のように見えました)、2人の間には男の子と女の子も確か授かったはずだ。
そんな素敵なベスト・カップルが、別れたのだという。
そういう心境も反映されているのだろうか。
今回の「コールドプレイ」のニューアルバムは、夜の海と天上に輝いている星を背景に、割れてしまったハートがぽっかりと浮かんでいるという、中々暗示的なアルバム・ジャケットとなっている。
しかも、よく目を凝らしてそのアルバム・ジャケットをみてみると、それは二つの天使の白っぽい羽のようなのだ。
天使が夜の静謐な海の上に置き忘れていった美しい二枚の羽根と、果てしなく広がる夜の空に輝いている幾つもの星たち・・・。
素敵なアルバム・ジャケットだ。
「コールドプレイ」は、ヴォーカル・ギター・ピアノ担当のクリス・マーティンを筆頭に、ギターのジョニー・バックランド、ベースのガイ・ベリーマン、そしてドラムのウィル・チャンピオンからなる、4人編成のロック・バンドである。
「コールドプレイ」はイギリスのロンドンで結成され、デビュー・アルバム「パラシューツ」が大ヒットし、続くセカンド・アルバムも爆発的にヒットした。
サード・アルバム「X&Y」(僕はここから彼らを聴き始め、そこから遡って2枚のアルバムを聴いてきた)も当然全世界で大ヒットを飛ばした。
これらの初期の3作は、どちらかというとイギリス特有の湿っぽさ、メランコリックな音作りをしていて、メロディアスで哀愁漂う旋律がそこに絡み、これはこれでかなり癖になる。というか、全世界で「コールドプイ」というバンドが支持される理由がよく理解できる。
それに続く4枚目の「Viva La Vida」と前作5枚目の「マイロ・ザイロト」は、どちらも煌びやかでゴージャスで、明るくて肯定的で、しかもかなりポップな仕上がりとなっていて、この2枚で「コールドプレイ」はまた大きく方向転換することになる。
この2枚も勿論悪くない。
特に4枚目の「Viva La Vida」は、個人的にもヘビィ・ローテーションしたアルバムで、今でも大好きなアルバムの一枚となっている。
そして、満を持して発売された今回の「コールドプレイ」のニューアルバム、「ゴースト・ストーリーズ」。
このアルバムには見事に裏切られた。
こう来たか? 敵も、さすがやるもんだ。ここまで大きく音自体が変化を遂げるとは思ってもみなかった。
なんなんだ、このあまりにもミニマルで内省的なサウンド・スケープは!
あっ。いい意味でですよ、もちろん。
素晴らしい出来映えだということです。
アマゾンの「アルバム・レビュー」で、『透明感のある、月明かりのような美しさ』とこの「ゴースト・ストーリーズ」を評していた人がいたけれど、まさにその通りだと思う。
静謐で、深くて、ひんやりとした寂寥感と美しさが、このアルバム全体を貫いているからだ。
アルバム「ゴースト・ストーリーズ」は傑作である。
PVで初めて「マジック」を観た時は、「うん?」と正直思ったのだけれど、改めて全曲聴いてゆくと、脳裏に浮かんでくるのは「何処までも果てしなく続いている真冬の雪原の風景」であり、「枯葉が舞い落ちる誰もいないひっそりした晩秋の公園」なのだ。
なので、光輝く真夏にはちょっと似合わない音かもしれない。
アルバム「ゴースト・ストーリーズ」は、秋に聴いたら夏より100倍いいかもしれない。
それにしてもなんて美しい音なんだろ。
心底救われる。
グウィネス・パルトロウは元ブラビの恋人だった人で、最近で言えば映画「アイアンマン」で主人公ロバート・ダウニー・jr(アイアンマン)の秘書兼恋人役で出ている、あの美人女優である。
そういえば、ブラビの映画「セブン」にも出ていましたね。
クリス・マーティンとグウィネス・パルトロウは熱烈な恋愛の末に結婚し、ずっと仲睦まじく(のように見えました)、2人の間には男の子と女の子も確か授かったはずだ。
そんな素敵なベスト・カップルが、別れたのだという。
そういう心境も反映されているのだろうか。
今回の「コールドプレイ」のニューアルバムは、夜の海と天上に輝いている星を背景に、割れてしまったハートがぽっかりと浮かんでいるという、中々暗示的なアルバム・ジャケットとなっている。
しかも、よく目を凝らしてそのアルバム・ジャケットをみてみると、それは二つの天使の白っぽい羽のようなのだ。
天使が夜の静謐な海の上に置き忘れていった美しい二枚の羽根と、果てしなく広がる夜の空に輝いている幾つもの星たち・・・。
素敵なアルバム・ジャケットだ。
「コールドプレイ」は、ヴォーカル・ギター・ピアノ担当のクリス・マーティンを筆頭に、ギターのジョニー・バックランド、ベースのガイ・ベリーマン、そしてドラムのウィル・チャンピオンからなる、4人編成のロック・バンドである。
「コールドプレイ」はイギリスのロンドンで結成され、デビュー・アルバム「パラシューツ」が大ヒットし、続くセカンド・アルバムも爆発的にヒットした。
サード・アルバム「X&Y」(僕はここから彼らを聴き始め、そこから遡って2枚のアルバムを聴いてきた)も当然全世界で大ヒットを飛ばした。
これらの初期の3作は、どちらかというとイギリス特有の湿っぽさ、メランコリックな音作りをしていて、メロディアスで哀愁漂う旋律がそこに絡み、これはこれでかなり癖になる。というか、全世界で「コールドプイ」というバンドが支持される理由がよく理解できる。
それに続く4枚目の「Viva La Vida」と前作5枚目の「マイロ・ザイロト」は、どちらも煌びやかでゴージャスで、明るくて肯定的で、しかもかなりポップな仕上がりとなっていて、この2枚で「コールドプレイ」はまた大きく方向転換することになる。
この2枚も勿論悪くない。
特に4枚目の「Viva La Vida」は、個人的にもヘビィ・ローテーションしたアルバムで、今でも大好きなアルバムの一枚となっている。
そして、満を持して発売された今回の「コールドプレイ」のニューアルバム、「ゴースト・ストーリーズ」。
このアルバムには見事に裏切られた。
こう来たか? 敵も、さすがやるもんだ。ここまで大きく音自体が変化を遂げるとは思ってもみなかった。
なんなんだ、このあまりにもミニマルで内省的なサウンド・スケープは!
あっ。いい意味でですよ、もちろん。
素晴らしい出来映えだということです。
アマゾンの「アルバム・レビュー」で、『透明感のある、月明かりのような美しさ』とこの「ゴースト・ストーリーズ」を評していた人がいたけれど、まさにその通りだと思う。
静謐で、深くて、ひんやりとした寂寥感と美しさが、このアルバム全体を貫いているからだ。
アルバム「ゴースト・ストーリーズ」は傑作である。
PVで初めて「マジック」を観た時は、「うん?」と正直思ったのだけれど、改めて全曲聴いてゆくと、脳裏に浮かんでくるのは「何処までも果てしなく続いている真冬の雪原の風景」であり、「枯葉が舞い落ちる誰もいないひっそりした晩秋の公園」なのだ。
なので、光輝く真夏にはちょっと似合わない音かもしれない。
アルバム「ゴースト・ストーリーズ」は、秋に聴いたら夏より100倍いいかもしれない。
それにしてもなんて美しい音なんだろ。
心底救われる。