重低音のBlue Canary

♪ 思いつくままを、つたない文と photo で …

ルン! いい人ばかり。

2008-10-20 | つれずれ
会社帰りに、自宅近くのお気に入りカフェ「A」に寄ってきました。
月曜日はなぜか他の平日よりくたびれる仕事の疲れをほぐすためだけでなく、
今日は「お届け物」の用事もあったからです。


私に届け物を託したのは拙ブログで知り合ったNさん。

Nさんは県外にお住まいなのですが、
今年の夏、たまたま所用でわが街にお越しになり、拙ブログで知ったこのカフェ「A」にお寄りになってみた際、
これまた偶然に、ブログで何度か書いている金ピカ塗装のわが愛車「マツケン・サンバ号」が駐車場に停められているのに気付き、
「もしかすると」と、店内でデジカメをいじっていた私に声を掛けてくださった方です。


Nさんもこのカフェ「A」を気に入っていただいたようで、
昨日再び、所用でこちらにお越しになり、
ただ多忙のためお茶をご一緒する時間はなかったのですが、
どうやら前もって「おみやげ」を用意していただいていたらしく、「渡してくれますか?」と昨日預かった地元の銘菓を
カフェ「A」の女性オーナーに届けに寄ったのです。

女性オーナーさん、驚き、恐縮しながらも、とても喜んでいらっしゃいましたよ、Nさん。

そして、
ジャジャーン!



おみやげの銘菓、さっそく私もご相伴に預かっちゃいました。


いつもそうなんです、このお店は。
常連さんからいただいた差し入れは、すぐその場で、お客さんにおすそ分けしてくれます。
そんな時にたまたま店にいると、超ラッキーです。
もちろん、今日も。



いただいたお菓子、上品なばかりでなく、ブラック・コーヒーにぴったり合って、
とても美味しかったです。Nさん、ごちそうさま。


でも、
話がそれだけで終わらないところがまた、
この店らしいところです。

いただいたお菓子とコーヒーを楽しみながら10分ほど経った時です。
女性オーナーが私のテーブルにやって来ました。

そして、
ジャジャーン!



テーブルに置かれたのは、
ご存知、「ジャガイモ」です。

「??」
いきなりのジャガイモの登場に驚き、オーナーの顔を見上げると、
「北海道産のジャガイモ。さっきいただいたんです。だから、おすそ分け」

「ありがとうございます」

都会的で、とてもオシャレなカフェの、
某彫刻家の作品でもある高価な石のテーブルの上に
無造作に置かれたビニール袋入りのジャガイモ――というミス・マッチに、なぜかちょっぴり新鮮な感覚の「非日常感」を覚えながら再びコーヒーを飲んでいると、

今度はその5分後、
女性オーナーが再びテーブルにやって来て、

ジャジャーン!



テーブルの上に、また増えたでしょ? リンゴが。

「いただいたの、これも。北海道産のリンゴ。おすそ分けの追加」
ニコッと笑いながらそう言い、オーナーはカウンターへ戻っていきました。



私はこの店の、常連と呼べるほどの常連ではありません。
オーナーは私の名前もご存知ないはずです。
聞かれないから言いませんし、
言わないからといって聞かれもしませんから。

そんなことは全然関係なく、
今日初めて来たお客さんにもまったく変わらない姿勢で接し、おすそ分けもする――
――店内の造作や雰囲気もさることながら、そんな女性オーナーの人柄が、
このお店の魅力であり、居心地の良さの一番の理由なんでしょうね。


それにしても、
Nさんも、
オーナーも、
みんないい人ばかりで、ルン!

おかげで、
月曜日の仕事帰りの疲れが一気に吹き飛びました。
(Nさん、また断りもないまま拙ブログに登場させてしまい、ごめんなさいね


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中山道「赤坂宿」/御茶屋屋敷跡

2008-10-19 | つれずれ


東海道五十三次はポピュラーですが、
同じ江戸・日本橋を起点として、埼玉―群馬―長野―岐阜を経由して滋賀県・草津で東海道に合流する中山道は「六十九次」の宿場を数えます。

その56番目の宿場町が岐阜県大垣市の「赤坂宿」です。

「公武一和」を求める幕府の強い要請を受け、第14代将軍・徳川家茂に嫁ぐことになった皇女和宮が江戸に向かう途中に泊まった宿場町でもあり、

その時、街道筋の、古くて見苦しい建物は建て替えられたり、
空き地には54軒の家が新築されるなど、いわゆる「嫁入り普請」が行われた形跡もまだ残るなど、
歴史の面影をいまなお伺うことができる町です。


そんな赤坂宿に残る史跡の1つに「御茶屋屋敷」跡があります。



徳川家康が、上洛の往き帰りの際、休憩・宿泊に使った専用の屋敷跡です。


建物は寛永年間に取り壊されましたが、
明治時代に土地が地元の名士に払い下げられ、その別荘として使われていました。

現在も個人所有のままですが、
敷地内には当時の土塁や空濠などの一部が残り歴史的価値があることから一般にも無料公開され、
自由に見ることができます。


そんな「お茶屋屋敷」跡を、
ぶらっと歩いてきました。



    
    





屋敷内の造作や木々や花も、すでに当時のものではないことは分かっています。

けれども、もしかすると「土」は、
数百年前に家康が歩いたと同じ上を、自分もいま歩いているのかも知れない――

――そんなふうに考えるとつい気分がウキウキしてくるところが、
歴史の浪漫というものなのでしょうね。




いまはまだ緑のモミジが赤く色づき始めるのも、
もう間もなくでしょう。


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My 撮って置き/6景

2008-10-18 | つれずれ
このところ週末に家を空けることが多く手入れを怠っていたため、
わが家の坪庭は雑草が伸び放題で、原始化が進んでいました。

秋も深まり厄介な蚊もほとんどいなくなったことでもあるので、
今日は一念発起し、一日をほとんど草むしりで過ごすことと相成りました。


腰をかがめながらの作業は結構シンドイもの。
朝10時過ぎから午後3時近くまで、何度か休みながらも続けたのですから、
エネルギーを相当消費したと思うのですが、
やっと終わって、ポケットに入れておいたわが相棒・万歩計「××ちゃん」の液晶を見ると、

えっ! たったの「60歩」?
………。

10秒以上歩き続けないとカウントを始めないという最近の万歩計の賢さを
つくづく恨めしく思ったものです。



というので、
どこへも出掛けなかった今日は、
これまで撮り溜めていた中からの「My 撮って置き」6景を
よろしかったら見てやってください。






















アップし終えてから、気がつきました。
今日はどちらかと言えば暗いテーマの写真ばかり選んでしまっていることに。

心身のありようが、
こんなところにも出てしまうのかも知れませんね。


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なんてこった !!

2008-10-17 | つれずれ



以前も書きましたが(2008年7月8日付)、
女性が大型・中型バイクを乗りこなす姿が好きです。


とくに、ヘルメットから長い髪を風になびかせて疾走する女性ライダーの姿を見ると、



それだけで「カッコイイーッ!!」とシビレます。(シビれる――死語ですよねえ、もう。



今朝も、
わが愛車、金ピカ塗装の「マツケン・サンバ」号を軽々と追い越していったライダーに気付いた私は、
いつも置いている助手席のカメラにあわてて手を伸ばし、片手撮影でパチリ。



どうです、ファインダーを覗かないブラインド・シャッターの割には、ちゃんと撮れてるでしょ? エッヘン。


でもね――。



少し先の赤信号で止まったこのバイクに追い付き、
サドルにまたがるライダーの横顔をチラ見した瞬間、目が点になりました。

なんと、

この「彼女」は、

立派な

「口ヒゲ」を生やしていたからです。



………………。



一刻も早く道路交通法を改正し、
バイクに乗る際の条件もしくは運転資格に
「男は、ヘルメットの下からハミ出すほど長い髪で運転してはならない」という条項を、
ぜひ付け加えてください。

違反した場合は、減点とか罰金などといった生易しいものではなく、
問答無用で「死刑」に処する、と。


カメラを向けながら胸をドキドキさせた私の
「ときめきの5秒間」を

返せ~ッ !! 


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「名城公園ネコ」10態。

2008-10-16 | photo
通勤途上に毎朝立ち寄る名古屋市北区「名城公園」に住むネコたちを、
時々こんなふうに撮らせてもらっています。



     



     



     



     



     


こうしてファインダーの中から彼らを見ていると、
その生態は、
実は人間社会とあまり変わらないんじゃないかと思えてきます。



2006年2月9日に始めた拙ブログですが、
今日「公園ネコ」10態を載せたことで
合わせて5009枚と5000枚を超す「自己満足写真」をアップしたことになりました。

つまり言い換えれば、
それだけ多くの「恥」を、世間に、世界中に、晒したということです。

自分の厚顔さに呆れます。

改めて、
みなさま、
ごめんなさい。


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季節外れ?

2008-10-15 | つれずれ
昨日一日中降り続いた雨が明け方には上がったようで、
今朝の名古屋地方は真っ青な空が広がる上天気。


そんな秋晴れの中、今朝も立ち寄った名古屋市北区「名城公園」で
一足飛びに「春」を見つけてしまいました。



もちろん「ソメイヨシノ」の狂い咲きではなく、
もともとこの時期にも咲く「四季桜」の一種。
とはいえ、
秋深まり行く中で桜を見るのは、
やはりどことなくしっくり来ないものですね。

でもね――。


都心にある勤務先の近くでは最近、
それこそ季節外れの「朝顔」も咲き始めましたよ。
こんなふうに。




「……? どこに?」ですって?

ほら、咲いているじゃないですか、改修工事中のビルの外壁に、青い「朝顔」が。


工事現場での落下物事故を防ぐため、
外壁にこんなふうに「庇(ひさし)」を逆さに向けた格好で取り付ける防護設備を、
建築業界では「朝顔」と呼ぶんだそうです。



一年中咲いている通称「朝顔」なら、ほかにもあります。
たとえば、



トランペットなど管楽器の先端も「朝顔」と呼ばれるそうですし、

男性には馴染みの深い



これもまた「朝顔」。

――などと、とうとう便器の写真までアップするようでは、
品格も何もあったものではありませんよね。


本日の私は、
どうやらコントロール機能が壊れて
本性丸出し状態のようです。


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長~い影。

2008-10-14 | photo


日没時刻が、
日一日と早まっています。

出勤途上だけでなくたまに会社帰りにも車を停めてみる名古屋市西区「名城公園」には
その頃すでに、人影はほとんどありません。




あるのはただ
あと数分で沈もうとしている夕陽が作り出す、木立の、長い、長~い影。




そんな静けさの中にしばらく身を置いていると、
寂しさよりもむしろ、
仕事の疲れを癒してくれるような温かさを、だんだん感じてくるから不思議です。



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足を延ばして…

2008-10-13 | つれずれ



背に
哀愁が漂っているように見えました。

それはそうでしょうね。
人々の、さまざまな煩悩や幸せへの願いを一身に背負っていらっしゃるのですから。


仕事を終わった金曜日夕方から所用で静岡方面へ出掛けたついでに
少し?足を延ばして

 。


鎌倉へは、間違いなく以前行ったことがあります。
ただ、
それがいつなのか、はっきり思い出せないのです。
高校時代の遠足?
それとも大学のゼミ旅行?
いや、会社の社員旅行だったかな?

いずれにせよ、数十年ぶりであることに違いはありません。

ともかくも、
とても
とても優しい顔をなさっていました。




といので、
限られた時間でのあわただしい「鎌倉散歩」でしたが、
おかげで心身ともリフレッシュできました。

例によって、
独り善がりのカメラスケッチにお付き合いいただけると
嬉しいのですが。





     



     



     



     



          

若い頃に見た同じ風景なのに、
馬齢を重ねたいま改めて見ると、
まったく違う何かを感じるから不思議ですよね。


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夕暮れご近所散歩/秋。

2008-10-09 | つれずれ
生活習慣病の定期検診で会社を休みました。

薬石効あって検査数値はほぼ正常範囲で安定しているのですが、
「油断は禁物。できるだけ歩いて、く・だ・さ・い・ね」と
大原麗子似の声で囁かれた女医さんの指示は、死んでも守らなければなりません。

そこで、
今朝は「名城公園」でのカメラ散歩ができなかったマイナス分を取り戻すべく、
夕方、少し長めのご近所散歩に出掛けました。


ということは、お察しの通り、
今日も相変わらずのカメラ・スケッチにお付き合いいただけませんか?というお願いです。




      

      

      

      




明夕からまた所用で静岡方面へ出掛けます。


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芸術の秋。

2008-10-08 | つれずれ



マイカー出勤の途上に毎朝立ち寄る名古屋市北区「名城公園」内には
随所に彫像・塑像が立っています。





しかも、いまは「芸術の秋」。
芸術に疎(うと)い私が知らないだけで、
おそらく著名作家の手になるこれらの芸術作品を、
散歩しながら探し、見て歩くのも一興かと思います。

でもね――。


今朝見つけてとても嬉しかったのは、
たぶんまだ無名の新人作家の作品です。

一番最初の写真を、もう一度見直していただけますか?
写っているのが分かりました?

お分かりにならない?
そうですか。

では、
足元をクローズアップした、これではいかがですか?




紙粘土なんでしょうか。
誰が創ったのでしょうか。
そして、
なぜここに置いたのでしょうか。

何も分かりませんが、
こういう“新進気鋭”の「ゲージュツ作品」を
私は嫌いではありません。



会社帰りに寄った、お気に入りのご近所カフェ「あうら」(北名古屋市)の
入口のガラスドアに掛けられた札が教えてくれました。



二十四節気の一つの、今日は「寒露」。
「太陽黄経が195度のときで、露が冷気によって凍りそうになる頃」だそうです。


このお店では、二十四節気に当たる日は特別に、
コーヒーに銘菓などを添えて出してくれます。

今日は、とても美味しいロールケーキでした。



そういうオーナーの温かな心遣いが、
仕事帰りの疲れを、たちまち癒してくれるんですよね。

そんなお店が近くにある私は、幸せです。


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