重低音のBlue Canary

♪ 思いつくままを、つたない文と photo で …

図書館で。

2008-10-07 | つれずれ



今日、仕事で必要な資料を借りに、
名古屋市中区「鶴舞図書館」へ出掛けました。

すると、

大きなガラス窓の向こうに
「秋」が
ありました。

そして、気が付いたのです。
「秋」はやはり
図書館の本の香りと静寂さが
似合うんですね。


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夕暮れ刻々「庄内緑地公園」。

2008-10-06 | つれずれ
暑くもなく、寒くもなく――。
朝夕、散歩するには今が一番いい季節ですよね。

というので、
会社を少し早く出た今日、
名古屋市西区「庄内緑地公園」の駐車場に車を止め、
小一時間、カメラ散歩をしてきました。


というより実は、
今朝は少し寝坊してしまったため「名城公園」での散歩時間が短く、
私の愛しき相棒・万歩計「てくてくエンジェル」の「××ちゃん」がご機嫌斜めの様子だったので、
また家出されないようにと、頑張ったのです。

そんな動機の散歩で恐縮なのですが、
気が向いたら、
日暮れまでの少しの間、私の散歩にお付き合いただけませんか?





     



     



     



     


秋の色が、
少しずつ、少しずつ深まっているのが分かります。

四季のある日本に生まれてきて幸せだったと、
つくづく思う季節でもあります。



ちょっと嬉しいニュースと、
ちょっと心配なニュースを、それぞれ1つずつ。

過日の拙ブログ「2人の天使」でご紹介した「名城公園」の子ネコ。



その後、姿を見なくて心配していたのですが、
今朝、「公園の住人」さんから消息を聞きました。
数日後、優しいどなたかに、貰われて行ったそうです。

また会えないのは寂しいけれど、
良かったですねえ、本当に。

でも――。


「今朝の3時ごろ、また1匹、赤ちゃんネコが置かれていったんだよね。ところが、どこに隠れたのか、見つからないんさ」と「住人」さん。

人間の身勝手さから、
新たな心配が、
また増えてしまいました。

悲しみと憤りを覚えます。


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半田市「おすすめカフェ」2店。

2008-10-05 | つれずれ
愛知県半田市・矢勝川堤防の彼岸花を見に出掛けた昨日、
以前からネットで知り気になっていた市内のカフェを2店、ハシゴしてしまいました。


まず、
少し遅めのランチに立ち寄ったのはここ
「DO CAFE」(半田市北二ッ坂町1-10-10)です。




家具・インテリア雑貨ショップ「DO LIVING ISSEIDO」が併営しているカフェ。
店内外とも、とても洗練された都会的感覚のお店です。


     



カフェ店内のソファやイス、テーブルをはじめすべての調度品・小物にさりげなく値札がついているのは
気に入れば、隣接するショップで購入できるからです。

それだけに居心地よい雰囲気の中でひと時を過ごせるばかりでなく、
私が注文したサンドイッチの「ランチ・プレート」がまた美味しかったこと。

近くへ来たらまた寄ってみたいと思う「おすすめカフェ」です。



もう1店は、
矢勝川堤防の彼岸花を見た帰り道、
アフタヌーン・ティーに寄った「VOYAGE(ボヤージュ)」(半田市栄町4-79)です。




名鉄「成岩」駅近くにあるこの店は、
以前も喫茶店だったのを、若いオーナー夫妻が改築して昨年10月オープンしたそうで、
ナチュラル感覚の店内外です。


     



手作り感が残るものの、決して雑ではなく、
むしろ細かな部分にまで心配りが行き届いていて、
オーナー夫妻の人柄が伝わる温かな空間でした。

自家焙煎のコーヒーも、一緒にいただいた手作りのチーズケーキも
もちろん美味しかったですよ。



2店とも、ネットで何人かが「おすすめ」と紹介なさっていました。
私もその末席に加わって、
「近くへお出掛けになった際は、ぜひ」と申し上げさせていただきます。


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彼岸花は、彼岸へ。

2008-10-04 | つれずれ


予想通り、
彼岸花は、
すでに大半が盛りを咲き終え、
文字通り「彼岸」へと渡りつつありました。


場所は、愛知県半田市の矢勝川堤防。
ここでは、平成2年から植えられ始めた彼岸花が今や100万本近くを数え、
季節には堤防一面を真っ赤に染める彼岸花の名所として県下では知られています。

彼岸花が大好きなのに、今まで行ったことがなかった私は当初、
たぶん最も見頃になると思った先週末に、
出掛ける計画を立てていました。

ところが先週末は急な所用で帯広へ出掛けたため、
さて今年は見送ろうかと迷ったものの忍びなく、
今日出掛けてみたのです。


遠目には、
矢勝川の堤防はまだ赤く染まっていました。



たしかに、
彼岸花が、堤防を埋め尽くすほど多く咲いている光景を、
この目で見たのは初めてです。



壮観です。


ただ――。



近づくにつれ、
分かってきます。



花はやはり盛りを過ぎていて、
本来は艶かしいほど鮮やかな花弁の朱色が、すでに褪せたり、くすんでいました。

だから、
「もっと早く来なきゃダメだったね」
「そうだね。ここまで来るとなんかもう汚いもんね」

――などと話しながら、見に来て早々に踵(きびす)を返し、帰って行くカップルや家族連れが何人もいました。


そんな会話を何回も、ファインダーを覗いている背中越しに聞いているうちに、
私はなぜか、
だんだん腹が立ってきたんですよね。

だって、
「汚い」っていう言い方は、ないんじゃないの?って。


若い時は美しい。
けれども、
子孫を残すことにエネルギーを使い、
盛りを過ぎて勢いを失えば、
徐々に色褪せ、枯れ始め、朽ち始め、やがては醜くさえなる――

――人間だって同じじゃないですか。

枯れつつある物、
終わりを迎えつつある物に対しても、
もう少し優しい目で、見てあげてもいいのではないか、と。


花の命も、
人の命も、
結構短いものです。

だから、
盛りを過ぎたらさっさと見捨てるのではなく、
最後の最後まで、ちゃんと見届けてあげたい――

――そう思えば、
今日こうして、色褪せ、枯れつつある彼岸花を見たことに
私は充分満足できるのです。

偽善者なのかも
知れませんが……。




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ある喫茶店。

2008-10-03 | つれずれ



たぶん、期待した答えは返ってこないだろうと半ば諦めながら、
でも「ダメモト」で訊いてみました。

「この辺りに、喫茶店はありませんかねえ」


先週土曜日、所用で帯広へ出掛けた際の話です。

会食を終え、
ホテルに戻って一服した後、
みやげ物を買いに当地で有名なある老舗菓子店に行った時には
時刻はもう夜8時を過ぎていました。

飲み屋街の真ん中。
色とりどりの看板が誘ってきますが、
アルコールが苦手な私はドアを押す気になれず、
ただコーヒーが飲みたくなって、

でももうこの時間だから無理だろうと思いつつ、
とりあえず菓子店の店員に訊いてみたのです。

すると――。

「喫茶店? ……ああ、ありますよ、向かいのビルの中に」


「えっ!?」――予想外の返事に驚き、釣銭を小銭入れにしまおうと俯けていた顔を上げました。

「あるの? 喫茶店ですよ? それに、まだやってるのかなあ、こんな時間だし」
「ええ、やってますよ、2時まで」
「2時? 夜中の、2時? それ、喫茶店…ですよ…ねえ?」
「ええ、喫茶店です。たしか2時までやってたはずですよ」


教えられた通りその喫茶店は
スナックやクラブ、居酒屋などが何軒も入る5階建ての細長い飲み屋ビルの1階にあって、
間違いなくまだ営業中でした。

入口の看板には、たしかに「~2:00時」とも書かれていました。



店内の造作や壁の汚れ具合などから見て、
店を始めてから5年や10年の歴史ではなさそうです。

メニューは普通の喫茶店と同じ。
ただ店内の照明が、スナック並みに少し暗いのが喫茶店にしては珍しいと言えば言える程度でした。


それにしても、
なぜこんな場所に、
しかもこんな遅い時間まで営業している「喫茶店」があるのだろう?

――という疑問は、しばらくして解けました。


私が座った向かいのこの席に
ついさっきまで、1組の男女が座っていました。



女性は、どう見てもどこかのスナックかクラブのホステス。
男性は、たぶんその店の経営者かマネージャー。

店内を低く流れるBGMの合間を縫って、
2人の会話が時々、洩れるように聞こえてきました。

男「○○ちゃん、最近ちょっと元気ないよね。だから売り上げだって少し……」
女「すみません。実は家でいろいろあって…。来月、頑張りますから」


飲み屋街の真ん中にある、一見場違いに思えるこの喫茶店は、
夜の世界の人たちの、店外個別ミーティングの場でもあったのです。
だから、
営業時間が「~2:00時」だったんですよね。


森羅万象、あらゆることには「理由」があり、
そこにそれが存在しているのにもみな「意味」があることを、
「北の大地」の地方都市の夜の片隅で、改めて教えられました。


喫茶店のテーブルの上に



「徳用マッチ」が置かれているのを見たのは、
もう何十年ぶりになるでしょうか。

意外にうまかったコーヒーをコーヒーを飲みながら、
異郷でしばらくの間、タイムスリップしていました。


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2人の天使。

2008-10-02 | つれずれ



今日の名古屋地方は一日中、天空に雲ひとつない、まさに秋晴れ。

会社帰り、自宅近くのミニ百貨店の屋上駐車場に車を停め、
刻一刻と濃さを増すグラデーションの変化を、20分近くも見ていたでしょうか。

それでもまったく退屈しないどころか、
時間がもっとゆっくり流れてほしいと手を合わせて祈りたくなるほど
美しい日の暮れでした。



今朝、
いつも立ち寄る名古屋市北区「名城公園」で
「天使」に会いました。

彼女です。



昨日の朝、同じ場所を歩いたときは見掛けませんでした。
昨日は小雨が降っていて、雨に濡れているネコはいないかと気にしながら歩いたので、
居たのなら気付いているはずです。

なので、たぶん、
今日の朝早くにでも捨て置かれたのではないでしょうか。

私の顔を見るなり、「ニャ~」と一声、甘えた声で鳴きながら、向こうから近寄ってきました。



理由は分かりませんが、
「名城公園」では最近、ひと頃に比べると「公園ネコ」が減っているような気がします。
顔をすっかり覚えた「古株」は、それぞれのテリトリーで相変わらずよく見掛けるのですが、
「ニューフェイス」が、少なくなっているように思います。

結婚のシーズン・オフなのかどうかよく知りませんが、
これほどちっちゃな赤ちゃんネコを見たのは、
もう何カ月ぶりにもなります。




私は元来「イヌ派」で
無愛想なのが多いネコはどちらかといえば苦手だったはずなのに、
近頃は妙に親しみを覚え始めているばかりか、

とりわけ子ネコに出逢うと、もうかなりメロメロになっている自分に苦笑しています。





最近持ち歩いている万歩計「てくてくエンジェル」君の計測によると、
毎朝「名城公園」でのカメラ散歩を終えた時点で、歩数はいつも2000歩を超えます。

ところが今朝は、
散歩を終えて車に戻った時点で、1000歩にさえ達していませんでした。

そう、今朝出逢ったこの「天使」と戯れているうちに、
車に戻り、会社に向かわなければならない時刻になってしまったからです。


結果として今日は、たった「1日3000歩」のノルマさえクリアーできませんでした。

こんな日が続くと、「てくてくエンジェル」の「××ちゃん」にまた家出されてしまう危険性が出てきました。


「てくてくエンジェル」との約束を大事にするか、
それとも、
今朝公園で出逢った子ネコの「天使」と戯れる快楽に身をゆだねるか――。

2人?の可愛い「天使」の狭間で、
二者択一を迫られ、心を悩ませている私です。

あなたなら、
どうします?




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秋雨…枯れ葉・落ち葉

2008-10-01 | つれずれ
名古屋地方は今朝も霧雨が振っていました。
めっきり涼しく……と言うより肌寒くなっています。

そんな中でも出勤途上、名古屋市北区「名城公園」に車を停めてのカメラ散歩を続けています。

わが愛しき万歩計「てくてくエンジェル」の「××ちゃん」に
ノルマ未達成の不甲斐なさを失望され、
再び家出されたくはないですから。


そんな小雨降る中でファインダーを覗きシャッターを切った
ありふれた今日の5枚です。





   



   




じっくり見ると、
1枚1枚の落ち葉、枯れ葉にも
それぞれの「表情」があるんですね。


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