「海外で見かけた日本車」シリーズの第29回目。
今回からは「オランダ・ベルギー編(2008年)」をお送りします。
たくさんの写真を撮ったので、順番を迷いましたが、やはり、「見たかった車の一番手」ということで、「ホンダ・シビック(欧州仕様)」をご紹介。
日本国内では「欧州仕様のTYPE-R」が話題となりやすいため、「チャンピオンシップホワイト+赤バッジ」の車体を想像しがちですが、「TYPE-R」でなくても、この様に十分にスタイリッシュです。
ヨーロッパで、デザインの優れた車を見ていると、感心する部分が多いのですが、フェラーリやアウディ、プジョー等が、それまでのデザインを一部、継承するのに対し、この「シビック」のぶっとび度は抜群で、明らかに周囲の車とは異なります(「浮いている」と言ってもよいくらいに・・・)。
この車、トータルで8台を見ましたが、シルバー4台、ベージュ2台、黒1台、青1台の内訳。
個人的には、黒や青のような濃い色が格好良かったと思います。
また、この車ですが「i-CTDi」とあり、どうもディーゼル車のようです。
ホンダのディーゼルは「アコード」等でも話題となっており、ぜひとも運転したい1台ですね。
あと、今回はオランダとベルギーの車の状況についても書いておきましょう。
まず、オランダですが、基本的に「ドイツ車&フランス車」です。
これらで、全体の7割程度。
タクシーなどは、ほぼ、「ベンツEクラス」です。
残り3割りのうち、日本車とアメリカ車がそれぞれ1割ずつ。
日本車は各メーカーがありますが、トヨタ(&レクサス)がリード。
アメリカ車はフォード車が多いですが、現行の「クライスラー300C」なども結構、走っていて、驚きます(比率的には、昨年、アラスカで見たよりも多いくらいです/下記のアドレス)。
http://blog.goo.ne.jp/typyr-nikki/d/20080213
最後の1割はイタリア車(フィアット、ランチアetc)、スウェーデン車(ボルボ)、韓国車(ヒュンダイ、起亜、大宇)が分け合う感じです。
次にベルギーですが、基本的にオランダと同じながら「ドイツ車&フランス車」の比率が6割程度まで下がり、その分を各メーカーが分け合います。
また、「シュコダ」や「セアト」の車も比較的、走っています。
タクシーなども「ベンツ」の一辺倒ではなく、トヨタの「アベンシス」や「イプサム(現地名:アベンシス・ヴァーソ)」等も多いですね。
まあ、どちらの国も強力な自国メーカーがないために、各社(特にヨーロッパ以外のメーカー)がシェアを取りにいっているようで、車好きにはとっては「非常に見応えのある国」となります。
そのあたりは、明日以降、徐々にご紹介していこうと思います。