Le ton fait la chanson,le ton ne fait pas la chanson.

<創る>がテーマのアイディア帳。つくるココロを育てます pour votre creation d'avenir

イベリコパスタ

2007-09-18 | ●Recette 実験レシピの部屋

    『 イベリコ生ハム&バジルのパスタ 

    色・香り・味で勝負! イベリコ豚の生ハムは、油が多いので、好みとしては、別に、イタリアン生ハムを使ってもいいのですが、一応、今回これがあるということで、この力強い赤色に対抗して、バジルの緑をあわせます。 バジルの香りにも、イベリコ生ハムは負けない香りがあります。 

     

      材料: イベリコ生ハム・バジルペースト(オリーブオイル&ニンニク)

      ミニトマト・塩胡椒

      粉チーズ・シソの実(かくし味)・生バジル(飾り用)

  ① ミニトマトを半分又は4分の一に切り、オリーブオイル・ニンニクをフライパンで熱した中に入れる。 トマトの形が崩れてきたら、水を足す。 (かくし味に、シソの実を加える。)

   ②茹でたパスタを①のソースに絡める際、別に作っておいたバジルペーストも加え、よく全体を絡める。

   ③お皿に盛りつけたあと、生ハム・粉チーズ・生バジルの葉を乗せ、できあがり。

      バジルペーストは、すこし前に、生バジルをミキサーにかけたものをつくっておいたのでそれをつかいました。(バジル・オリーブオイル・塩・ニンニク) 画像では見えにくいですが、パスタ全体に、そのペーストが絡んでいるので、とてもいい香りです。 バジルによって、イベリコ生ハムの野性味ある香りを和らげることができます。

 旨味がいっぱい


『Un cafe-filtre』

2007-09-18 | ●Conte 物語の部屋

       10:12 Carcassonne(カルカッソンヌ)発

      11:04 Toulouse(トゥールーズ)着

  4月2日、もうすでに“ウソ”が許される日ではない日。 曇りのち晴れ。

  5日間の旅の後半、 ホテルを出、トゥールーズ行きの電車に乗る。電車に乗る前に、パン屋さんでソーセージのパイと、フロマージュ&ハムのパイ(どっちもパイ系だ。)を買った。 コーヒーを一杯飲もうか、、、トゥールーズに着いてから飲むことにするか、、、いや、やっぱり目を覚ますには、、、 やっぱりトゥールーズにつくまでコーヒーは我慢。

 一人だと、地図を片手に好奇心の赴くままに歩きすぎてしまう。 バカ体力。

 旅の間、毎日夜10時にスイッチが切れたようにベットに沈み込み、そして朝。

 コーヒーの一杯は、実はそのときの私には、とても重要な位置を占めていた。

  コーヒー・コーヒー。。 飲んだらこの目の下のクマに染みいるに違いない。

 電車の背もたれに沈む。 コーヒーのことは忘れよう。 とりあえず。 

  ( さて、トゥールーズに着いたら、予約してあるホテルに行って、、)

 ぼーっと考える30分。  あと、30分弱で駅に着く。

  私の横に座っていたおじさんがサラッと話しかけてきた。

   :絵に描くとおばさんみたくなる、おじさん。

  ボルドーに住むというそのおじさんは、私が、何をしてるのか(旅行なのか、住んでるのかなど)・私の親の職業(フランスでは歳は聞かれることはあまりなくても、親の職業というのを聞かれる。多分、それで、その人の地位のようなものを判断するらしい。)・おじさんの職業の説明、と、色々話した。 私はその当時、8ヶ月間勉強したフランス語力をMAXに駆使した。 “今回は時間が限られているので、トゥールーズまでだが、今度は是非ボルドーにも行ってみたい”など話したら、“じゃぁ、ボルドーに来た際は案内するから、これ。”と、おじさんは、私に、携帯番号を書いて渡してくれた。(結局、私はフランス滞在期間中、一度もボルドーには行かなかったし、その電話番号を書いた紙もそのうちどこかに消えた。)

  おじさんは、フランスの駅の売店などによく売っている、バゲットに赤いソーセージを<ぶっ刺した>Hot-Dog(ホットドッグ)を作る機械をつくる工場を持っている人ということだった。 

  車内販売のカートが通路をゆっくりとやってきた。 それが私達の位置にさしかかるころ、おじさんは、言った。

  「コーヒー飲む?」

  一人旅中、よく、電車の中で仲良くなった人に、ポットからの飲み物をもらって飲んで、眠ってしまい、モノを盗まれる。。。なんていう話が頭をよぎったが、この場合、<車内販売のお姉さんから直接私に手渡されるコーヒー>ということで、私はOKの判断を下すことにした。

  「はい。ありがとうございます。」

  車内販売のお姉さんは、おじさんからお金を受け取り、私とおじさんのとこにそれぞれ一つ、コーヒーを置いた。

  コーヒー1杯、2.3ユーロ。 Café-filtre(フィルタータイプコーヒー)だ。 カップの上に、フィルターがのせてあり、ゆっくりとお湯がコーヒーへ。いい香りが立ち上る。

  この香りを倍に感じるために、朝から、このコーヒー一杯を我慢してたかのような気がしてきた。

  めるしー、おっちゃん。

    

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  * 画像Topの4枚は、カルカッソンヌの写真。

 *一番下のぼやけた画像は、豚にまつわるお話のある、カルカッソンヌのホテルでの鍵。 柔らかい素材で出来たブタの首に部屋の鍵がつけてあります。

  *いうまでもなく、文中の細かい描写(時刻・日にちなど)は、旅日記を見返して書いてます。