越中富山いろいろ紹介

高山植物の花から身近な野草の可憐な花を。また野山でであった野鳥を含め又北陸の祭りや観光スポットなど紹介。

アジサイ(紫陽花)

2010-07-04 10:10:54 | 山野草(青・紫花)
【アジサイ(紫陽花)】
野草:アジサイ科アジサイ属(ユキノシタ科アジサイ属) 低木落葉樹
花期:6月~7月
花言葉:移り気(開花するにつれて色変わりすることから)

一般的に植えられている球状のアジサイはセイヨウアジサイであり、日本原産のガクアジサイを改良した品種である。
花の色は、アントシアニンのほか、その発色に影響する補助色素(助色素)や、土壌のpH(酸性度)、アルミニウムイオン量、さらには開花からの日数によって様々に変化し、そのため、「七変化」とも呼ばれています。

★ガクアジサイ(アジサイ、セイヨウアジサイ、ヤマアジサイ(アマチャはこの変種)、カシワバアジサイ、エゾアジサイ)
★ヤハズアジサイ
タマアジサイ
コアジサイ(アジサイの名を持つが、装飾花を持たない)
★ガクウツギ、コガクウツギ 、ノリウツギ(アジサイの名を持たないが、アジサイ属で、よく似た花をつけます)
★ツルアジサイ、イワガラミ(つる植物)


◎アジサイ(紫陽花)(砺波市郊外にて)
球状で大形の集散花序に淡青紫色の中性花(装飾花)からなる花を多数つける。4~5個ある萼片(がくへん)が大形の花弁状にみえ、縁に鋸歯が出ることもあり、花弁は小さい。雄しべと雌しべは退化して小さく、果実ができません。





◎ガクアジサイ(額紫陽花)(砺波市郊外にて)
大形の集散花序をつけ、外周の中性花には花弁状の大きい萼(がく)が4個あり、結実しないが、内方の多数の両性花は小さく、卵形の果(さくか)を結びます。


◎ガクアジサイ・スミダノハナビ(隅田の花火)(砺波市郊外にて)
ガクアジサイ(額紫陽花)の品種で,周りの装飾花が八重です。隅田川の花火大会で夜空に開く花火をイメージさせて付けられた名前です。



◎幻のあじさい・ヒチダンカ(七段花)(太閤山ランドにて)
七段花は、1950年代に発見されるまで、幻のあじさいと呼ばれていましたが、神戸市にある六甲山小学校の職員、荒木慶治氏が六甲ケーブル西側の谷筋で発見したことが、きっかけとなり、地元の植物学者、室井綽氏によって、その存在が、改めて明らかにされました。現在、発見された株から挿し木によって増やされた苗が、全国各地に広がり、今では、幻ではなくなってしまいました。
この七段花は、ヤマアジサイの飾り花のガクが八重化したものです。



◎カシワバアジサイ(柏葉紫陽花)(太閤山ランドにて)
カシワのような大きな葉のもつ北米原産のアジサイの仲間です。アジサイの房状の花とは違い、白い花を穂状につけます。一重花が普通ですが八重咲き品種もあります。


◎アジサイ・アナベル (太閤山ランドにて)
大輪の白花が見事なアジサイです。6月頃緑色の蕾が付き、花色が徐々に緑~薄緑色~真っ白に変わっていきます。


◎アマチャ(甘茶)(砺波市郊外にて)
ヤマアジサイの1変種。コアマチャともいいます。葉は先のとがった楕円(だえん)形で、茎に対生しています。夏に枝先に多数の小花をつける。周辺の中性花の花弁状のものは萼(がく)で、先端が丸みを帯びてややくぼむ。初め青色、のちに紅紫色となります。
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
アジサイ (りんごの里から)
2010-07-05 22:59:26
こんばんは。
アジサイの詳しい説明と珍しい花たちありがとうございました。
相変わらず 写真が素敵ですね!
近いのに、太閤山ランドへは行きそびれています。
お花たちが終わらないうちに出かけたいです。
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りんごの里さんへ (チューリップ)
2010-07-07 07:30:52
こんにちは!
アジサイの花にもいろいろありますね!
少しずつ勉強していきたいと思っています。
今週はお天気も比較的良く。梅雨明けが待ち遠しいこの頃です。
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