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TPPはくらしに何をもたらすか

2013-11-08 09:00:00 | イベント報告
10月26日(土)に開催した学習会 TPPはくらしに何をもたらすか の報告です。


講師は、高知大学 人文学部教員で土といのち会員でもある、岩佐和幸さん。


TPPの交渉分野は21項目、その範囲は多岐にわたります。農業はその一部であり、そこだけを抜き出して話題にすることは全体像を見誤ることになるのでできれば避けたいのですが、私自身たとえば14番の「電子商取引」についてなどはごく一般的な知識しか持ち合わせないので、学習会の中でも大きく取り上げた農林水産業や広く生活にかかわる影響に絞ってみます。

岩佐先生のお話はもちろん、新聞やTPP加盟反対の団体組織の広報物を見ると、TPPに加盟したらこの国の農山漁村は大きな影響を受けると指摘しています。そしてそれは様々な社会資源にまで影響し、もしかしたら地域は崩壊し国家は現在の形を成さなくなるかもしれません。

長い歴史を見れば国のかたちは様々であり、数百年前の世界地図は今とはずいぶん違う国境線が描かれていたはずです。線引きは主に紛争により書き換えられるものですから、経済的な勢力争いが現在の紛争の形と考えると、事実上(経済上)の国境が新たに形成されるのかもしれません。
争いには必ず勝者と敗者に分かれます。そういう意味では今回も勝者はTPPを強力に推し進める国になるのでしょうか?


さて、質疑応答で出た話の中で一番多かったのが、ではどうすればいいのか?という質問というよりは不安です。
現時点ではおそらくもはや交渉からの離脱は選択肢としてはあり得ないでしょう。ではどうすればいいのでしょうか?
ものすごく乱暴に言えば、多国籍企業に対しての不買運動などが挙げられるが、これは現実的に不可能でしょう。もはや我々の生活に深く浸透しており、排除はできませんね。
ではその影響を最小限にする方法を考えるしかないのでしょうけれども、現実社会を冷静に考えた場合、どのプランも帯に短し・・・です。

とはいえこのままのペースで進めば数年後にはその影響がじわじわと出てきます。10年後にはもしかしたら社会構造自体が大きく変化しているかもしれません。交渉に対して反対意見を述べることの継続はもちろんですが、同時に対処に関しても考えてゆかなくてはならないでしょう。そういう意味でも,今後ともTPPやそこから派生する事に関する勉強会を継続してゆけたらと思います。

谷川農園・谷川徹 記

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