高知発 NPO法人 土といのち

1977年7月に高知県でうまれた「高知土と生命(いのち)を守る会」を母体にした、45年の歴史をもつ共同購入の会です。

ゆめちゃんくの鳴門わかめ便り 9月21日記

2016-10-02 09:00:00 | 生産者からのメッセージ
徳島県鳴門市 ゆめちゃんくの鳴門わかめの南谷遊です。

9月も半ばを過ぎ鳴門も朝夕の風に秋の涼しさを感じるようになりました。

今月に入ってからは加工作業の合間に
養殖資材のメンテナンス等を開始しています。

種苗を管理している水槽の水温も25度を下回りましたので、
今日は冷温室で培養していたワカメの配偶体を
糸に塗りつけて水槽に入れる作業を行いました。


まだまだこの方法で種苗生産をしている生産者は少ないですが、
近年の酷暑や長引く残暑等が原因で種苗の不作が続いた為か、
少しずつこの方法を試す人が増えて来ました。


前にも書きましたが、
従来の方法だと春から約6ヶ月もの間
水槽で管理しなければならなかったのに比べ、
秋に水槽に入れる方法だと
1ヶ月余りと短期間で仮沖出しが出来るので
リスクは格段に下がるうえ、管理の手間も省けます(^^)

このまま水温が下がり順調に受精する事を祈ります。

良い種苗がなくてはわかめ養殖は始まらないので大事な作業です。
しばらく緊張が続きます(^^)
手間のかかる作業ですが、わかめの小さな芽が出てきた時には
思わずニヤけてしまう程の喜びがあります!

※ この記事は、ゆめちゃんくの鳴門わかめのフェイスブック2016年9月21日より転載しました。
コメント (2)
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