京都&神楽坂 美味彩花
京都と神楽坂を行ったり来たり、風景などを綴っています。
 




夏も終わりかけていますが・・・第39回「京の夏の旅」の「角屋」(すみや)さんです。
島原に唯一現存する江戸時代の揚屋建築(重文)で9月14日まで1階部分の公開が行われています。

揚屋とは花街の遊宴の場で、置屋から大夫さんが派遣されこちらで料理などが出され宴が催されるといった所
奥座敷の前には見事な枯山水庭園を配し茶室が設けられ、表座敷には見事な襖絵といった具合に
客をもてなすための贅を尽くした豪華な料亭といったところです。

奥座敷から見る臥龍松の庭

幕末の絵師が描いたという襖絵


敷地内には井戸があり100畳あるという大きな台所を備え
もてなしのための料理がここで作られていたことがうかがえます。

玄関で一旦預かった刀は台所の刀箪笥へと移される。

玄関前に残る新撰組がつけたという刀傷

ここから入ることはできませんが正式な玄関

銅製の鍵隠しや襖の引手など細かい所まで意匠が凝らされています。
   
西郷隆盛が行水をしたという桶(以外と小さい)
  
9月15日以降も12月15日まで通常公開を行っています(月曜休館)2階の特別公開は要予約



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