Cosmos Factory

伊那谷の境界域から見えること、思ったことを遺します

緩い会社に感謝する

2017-07-23 23:24:32 | つぶやき

 ある依頼が送られてきた。それを送られてきた方は公の施設に勤められているが、依頼そのものがその施設にかかわったことではなく、ある同好団体の代表として別の団体の代表であるわたしに依頼メールを送ってきたもの。アドレスを見ると勤められている公の施設のものとはっきりわかる。ようは業務上のアドレスで、業務外の内容を送ってきたと、わたしにはうかがえた。しかし、まったく業務に無関係か、というとご本人はそうは捉えなかったのかもしれない。どちらも文化活動の一環と捉えられなくもない。あくまでも緩く見積もった視野ではあるが…。同じようなことはわたしもけっこう言い訳に使うことがある。例えば業務上といえば、わたしは地域問題や農業問題が業務上に影響する。したがって情報として捉えれば、わたしの趣味の世界の情報は、けして業務と無縁ではない。業務上で「新聞」を購読すということも、まったく業務とは無関係ではないためだ。同じような意味で「情報源」として、個々の活動も、またプライベートな活動も同じような類のもの。人は業務上の必要事項からのみ育まれるものではなく、多様なそれぞれの生活の積み重ねから学び、育っているとも言える。そう捉えると何でも業務上と言えるかといえばそうではない。

 近ごろは仕事を持ち帰るのも容易ではない。パソコン内のデータを持ち出すこともできなければ、業務上と同じ環境を自宅で持つこともできない。手書きの時代とはまったく違っている。そういう意味では我が社の場合、まだまだ緩い環境だ。データの持ち出しはできるし、汎用性の高いソフトで行っている業務が多いから、自宅で自分のパソコンを使ってできる仕事も多い。

 話は逸れてしまったが、我が社ではネット検索に対して制約があるわけではないから、閲覧は自由にできる。したがってパーソナルなメールを会社のパソコンで閲覧することも可能だ。ようは業務外のメールを業務上のパソコンを使って送受信することができる。したがって冒頭の例のように、業務上のメールアドレスでパーソナルな内容のメールを送受信する必要はないし、どうしても業務内で連絡をとりたければパーソナルのアドレスを使って連絡をとる。とはいえそんな緩い時代もさらにセキュリティの高い時代に至らないとも限らないから、しだいに送受信も個人的に行うべき環境を整えている。例えば無線ラン環境とか…。いずれにせよ、わたしにとって業務外のメールは、すべてパーソナルのメールである。例え業務に少なからず関わるものであっても、100パーセント業務でない限り。


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