Cosmos Factory

伊那谷の境界域から見えること、思ったことを遺します

平らだから、といって楽ではない

2017-10-07 23:50:11 | 農村環境

 先週から休耕していた水田の草刈をしている。初夏に一度草刈をしたが、それ以後できずに伸び放題になっていた。たまに1メートル余の丈の草があるが、ほとんどは5、60センチ以下のもの。ところが秋を迎えて既に倒れ始めていて、稲も倒伏していると刈りにくいのと同じように、雑草も倒伏していると刈りにくい。丈がそこそこ長いから最近使っているナイロンカッターで刈ろうとやってみたが刈りにくいので、先週はノコギリ刃に替えて刈った。確かにナイロンカッターより早いのかもしれないのだが、丈の長い草をノコギリで刈ると根元からそのまま倒れるから、倒れた草の重みが直に刈払機にかかる。これを力任せに左側に払うわけだが、これがけっこうしんどい。中腰で力を入れるから腰への負担が大きい。ずっと刈払機を動かしていると疲れるため、数分間刈っては払いを繰り返していると休みたくなる。結局休憩時間を考慮すると「早い」と思っていたのは実作業の間だけで、トータルでは同じ。むしろナイロンカッターで刈ると刈った草をはね飛ばしてくれるので、腰への負担はない。ようは燃料がなくなるまで連続的に作業ができる。

 先週はノコギリ刃で2畝ほどの田んぼを刈り払ったが、今日はすったもんだして結局ナイロンカッターの方が楽だと気がついて、途中からずっとナイロンカッター刃でやはり3畝ほどの面積を刈り払っただろうか。身体への負担という面でもナイロンカッター刃の方が楽だということはよくわかった。平坦地の草刈りは、もっと言えば乗用の草刈機でないととでもやりきれないということ。果樹農家が果樹園下をこの乗用の草刈機で刈るが、これがなければとてもエラくてやってらんないだろう。

 それにしても休耕しても管理は手のかかること。休耕する以前に農地を所有している者の宿命のような作業だ。

コメント


**************************** お読みいただきありがとうございました。 *****