人生の階段ー日々の詩に託してー

ある老婆の日々ーー

国家否定

2017年02月25日 | 日記

知り合いの男はいつも

「国家」という言葉を否定的に使います。

子供の教育に「国を愛する」なんて

とんでもないと。

そういう知り合いは他にもいますが

彼らは「日本という国家」を

呪っているようでさえあります。

彼らとて

日本という国家で収入を得て

日本という国家の保険のおかげで

安い治療費を払って病気をなおし

この国で安穏に暮らしていて

彼らが「反国家的デモ」をしてさえ

日本という国家の警察に

ちゃんと守られているのに。

餓死する人もほとんどいない

子供たちのすべては

どんな形であれ

教育を受けられるし

日本を脱出して流浪の難民に

なる人もいない

そんな国を否定して

彼らはどこを目指しているのでしょうか。

子供の教育に決して「国家」の

概念を入れてはいけないと言っても

それなら「歴史」や「時事問題」や

しまいには「国語」さえも

授業できないことになります。

文学の中にだって

「国家」という概念は無意識に存在して

いたりしますから。

「ノルウェイの森」という小説の

タイトルだって

ノルウェイという「国名」ですもの。

やれやれ

「国家」が国民の「敵」だと

強く刷り込まれているのは

やっぱりGHQの呪いでしょうか・・・