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中曽根元首相の合同葬に税金投入

2020年10月19日 | マダムのひとりごと
先日行われた中曽根元首相の合同葬。税金が1億ほど使われました。そして合同葬に際して国立大学に弔意を表明し、国旗を掲揚しろと政府が要請しました。
その前に日本学術会議のメンバーの一部を首相が任命拒否した件で揉めていたので非常に問題がややこしくなってしまった感じがします。

日本学術会議のメンバーを任命しなかった、これを令和の滝川事件と呼ぶ人おります。
滝川事件とは、1933年、京都帝国大学法学部の滝川(瀧川)幸辰(ゆきとき)教授がおこなった講演やその著書が自由主義的であるなどとして、当時の鳩山一郎文部大臣が滝川教授の休職を決定したことから始まった思想弾圧で、当時の教授たちは学問への干渉だと一斉に声を上げ辞表を提出。さらに学生たちはデモったわけです。
なぜこれほどまでにというと、当時戦争のきな臭さが漂いつつあり、思想弾圧が戦争準備のための小手調べであると学生の大半が思っていたし、滝川事件のその年は折しもドイツでヒトラーが政権を獲得して、独裁政治へと踏み出した年でもあったのです。その3年後、日本でも二・二六事件が発生し、軍部大臣現役武官制が復活。1937年には日華事変が発生、戦争へと突き進んでいきました。こうした経緯から政治が学問に関与することをよしとせず、憲法23条で学問の自由は保障されているわけです。

ややこしくなってしまった問題を簡単にしちゃうと私的には

1.中曽根元首相の合同葬に今更税金1億かける? 
故人のご活躍は多少存じあげてはいるものの、すでに時代は変わっていて自民党一党ではないし、政治家そのものが国民から尊敬の対象ではなくなってきてしまっているところを見ると、今回のこういうのはもうやめてもらいたい。しかもコロナ禍。皆が困り果てている。KYそのものだな~と正直思いました。

2.学術会議の任命拒否
これは昨今きな臭い感じになってきており、一部戦争体験した方たち(当時をよく知るという意味)によると当時が今と似ている状況だという。それならばこれが令和の滝川事件にならないよう、断固として学問の自由は保障されるべきでしょう。学術会議が税金で成り立っていてもその自由と思想は守られてしかるべきなのではないでしょうか?

3.国立大への弔意表明 これもなんで?と思うのは私だけ。弔意は要請も強制もされるものではなくそれこそ自由ですよね。変なの~


今朝のテレビをみていてざっと考えてみました。
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