春. 夏. 秋. 冬. 河童の散歩

八王子の与太郎河童、
つまづき、すべって転んで、たちあがり・・。
明日も、滑って、転んで・・。

今年の〆は、500羅漢・長安寺。 箱根町仙石原。

2021-12-30 15:01:48 | 関口文治郎/神社仏閣


今年初頭から今日まで
寺社巡りばかりでした・・・。
単純で飽きっぽい私が良く続けたと、
知識もない語彙力もない私が、
悪戦苦闘しその戦いに、
3年分くらいの、年を取った。
おかげで周りの人が高齢者と認めて、
親切な人が、次々と現れて・・・ウン‼


〆は、
箱根町仙石原にある、
藏の中で内鍵を付けてた、500羅漢像の石像の、
ファイルを、無理やり引っ張り出し、
羅漢像の傍を歩くだけ、何も考えずにいた、
長安寺さん。













































来年は、どうなるんかなぁ~


まもなく除夜の鐘、
煩悩、ゴ~ンで消えたら・・ちょっと寂しいけど、

ウン‼
股引きに、草鞋を付けて、
手甲伽半、新道中合羽 をひょいと肩に翻して、
道中振分けに握り飯、
ポンポン手拍子とって、
三度笠、粋に手を添えて・・・
2022年も股旅・・♬

本年、大変お世話になりやした ‼


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山に還すふるさと、ムツさんの里 ② 秩父市吉田太田部。

2021-12-27 22:18:52 | 山に還すふるさと、ムツさんの里

人は生まれる時も、場所も選べず生まれ、
成人になって、自分の住処を選ぶ、
小林ムツさんが選んだところは、
群馬県と埼玉県の境を流れる神流川、
両県を結ぶ橋を渡って、徒歩で2時間ばかり、
城峯山の山中にへばりつくような、急斜地で
農耕作を営む場所。

宿もなく、商店もなく、先祖が残した土地で、
自給自足に近い生活。
岩盤の上の堆積した土地は、石ころが多く、
決して、農地向きではなく、
養蚕や、炭焼きなど山の木を伐採して、
生計を立て、それも、
外国からの絹糸や、樹木の伐採にも限りがあり、
出稼ぎ労務賃金で、先祖の土地を守る。

老いもある。

子供が、孫が来たら、
綺麗な山を見せたい、花を植えて、木を植えて、
紫陽花を道、いっぱいにし、子らと、客人らと、
一緒に眺めて、喜ぶ顔が見たい・・。

先祖からの農家をやめて、
木を、花を植え始めた。


👇小林さんたちが、住んでた急斜面。




















👇一回りして、小林さんの宅の裏庭を見て、
息を飲んだ。
建設途中の石垣は、
一本の木を伐採することなく、
守るように、出っ張りにしてた。

誰も住んでない土地。
傍若無人ぶり、あちこち、
写真になめ尽くすように、
収めている自分に、無性に腹が立った。
解決できない、やり場のない哀しい怒りが、
湧いて、撮った写真を捨てようと思った。
景色は、体の中にしみ込ませればいいと、思った。

気をとりなおしたのは、
また来ればいい、次も、つぎも・・。
ムツさんが遺した、
花を木を・・・忘れないように‼
















👆
 小平春代写真集
副題・秩父の里に生きる
500部限定にして絶版
装丁を
サガワメイコさんに依頼し
5年間、吉田太田部の人たちを
撮った写真集から
👇










👇2006年9月、夫、公一さんが亡くなった。


コメント (6)
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小春日和・山に還すふるさと、ムツさんの里。 ① 秩父市吉田太田部。

2021-12-26 19:26:22 | 山に還すふるさと、ムツさんの里


3歳下の旦那さん公一さんに、
26歳で嫁ぎ、
養蚕、炭焼きに明け暮れし、
廃業した後は、花を植えて60年間、
小林ムツさんが、
花を咲かせて
  ふるさとを
    山に還したい
と言って、亡くなった2009年9月から・・、
12年経ち・・。

12月24日、
3個のモンブランが崩れないように、
そっと目の高さで、持って、
日暮れ近い山裾の、小林さん宅に初めて訪ね、
人影、ひとかげ・・
だ~れもいないクリスマスイヴ・・。

くりまんじゅうの日記さん・・
約束は3月、花が咲く春でした。
一足先は、小春日和のクリスマスイヴです。






👇右に曲がってと・・



👇隣家の馬小屋でした・・
犬もいたのですね・・



👇石垣の向こうを、
曲がれば小林さんのお宅・・。



👇この家?




違った・・👆の建物の屋根を見下ろす、
👇こちらの家だった。










映画
『花のあとさき ムツばあさんの歩いた道』
予告編










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河童、下北沢でキョロキョロ、森厳寺。世田谷区代沢。

2021-12-19 10:13:24 | 散歩

ヤマガラが夏からの枯れた実を、
折れた枝に隠し、
ゴジュウガラがそれを、かすめていった。
全く悪い奴だ・・と、
テレビ、
さわやか自然百景を見ながら、
今日が今年最後のブログにならなけば、
と思いながら、大掃除の峠を越えた満足に浸って・・・。

家康公の正室築山殿の奥女中が、
家康公の2番目の子を、
築山殿に隠れて、そっと生んだ。
3歳で初めて家康公に会い、
10歳で、家康・秀吉の和解条件に、
秀吉公の養子になった・けど、
秀吉公に実子が生まれて、後、
下総国結城家に婿養子となった、
家康、秀吉の跡取りになるはずの、
時代に翻弄された、結城秀康。
生んだ母の名は、徳川を陰で支えた、
於万の方。
62歳、女人禁制の山を、ばかばかしいと言って、
かくしゃくと、登った女傑。

越前国北ノ庄藩初代藩主 となった、
秀康公が、自分の死後に江戸の地に
一寺を建立し自らの位牌所とせよ、
と、越前で臨終の間際の命で、
開基した森厳寺・1608年
本堂には、家康公の位牌があるという。
ぶらり、夜の芝居を観る前の散歩です。



👇淡島堂。
1837年、江戸の女子・子に、
あらゆる後利益があるようにと、
医療と医薬の神を祀ってる。








👇本堂











👇森厳寺の隣の北野八幡神社にも、
お参り、












今夜見る芝居の役者は私より1歳年下、
芸にますます磨きがかかり、
来年の6月13日の国立劇場の閉鎖、
最後の舞台に立つ役者の健康を祈って👇
パン、パン、柏手。






世田谷区下北沢、
南口には古着屋があっちこっち、
40年前とは、
ガラリ町の様子が変わってたけど、

奇抜に近代化されない町、
行き交う若者の、洒落た服装にも、
目にも、輝きがあって、河童キョロキョロ‼






いい天気、外出日和なのですが
出かけてはいけないでしょうか
気張って貴重な日曜日、
掃除の・・残り・・
です・・ウン‼


コメント (2)
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小町に恋した河童 "卒塔婆小町" を観る。世田谷区下北沢。

2021-12-14 20:01:16 | 魅せられた!


思ひつつ 
  寝ればや人の
    見えつらむ 
      夢と知りせば
        さめざらましを  小野小町

思い続けながら 寝入ったから
あの人を 見ることができたのでしょうか。
夢だと知っていれば 目を覚まさなかったのに。



二宮さんの書は、役者稼業より長いですよ、と、
👆の舞台の書は、卒塔婆に座る小町を、
たしなめた男に77年前、
この句を詠んだのは誰か判りますか、と・・・
若い小町の回想は、花魁の姿に替えて
舞台で書いたもので・・。
固唾をのみました


99歳の小町を、
演じたのは浅草生まれ
文学座、杉村春子さんの部屋付きを経て、
名わき役に徹した、二宮さよ子さん。
12月13日。
世田谷区下北沢の100人ばかりの劇場で、
卒塔婆小町の 千秋楽のひとり芝居・・・。

卒塔婆に腰掛ける、老いた小町の、
聞き取れないほどの声で、肩を震わる、
情感表現に引き込まれて、不覚の涙が湧く、
語る言葉の向こうに、小町に焦がれて、
悲運な最期を遂げた豊草少将が、
見え隠れする。

脚本家、石川耕士さんの
文学座に在籍してた、二宮さんの後輩、
演技観察力は、
歌舞伎、海老蔵さん、玉三郎さんもぞっこん、
演出も頼まれるというのが頷けました。








枯れ木のような 
こんな姿になっても、
小町の心に咲いてる花は、
いつまでも綺麗なままの花
卒塔婆に触れ伏した
99歳の小町に 2頭の蝶の舞い
心を下ろす静けさ

美しかった



演技を終えて二宮さん、
とんでもない、ことをしでかした。
小野小町が、恋をするなら現代、誰だろうと・・

今年の初めに買ってた‥とッ👇



👇芝居に夢中になった男がいて、
椅子に分厚いクロコダイルの財布を忘れて、
動画撮影をしてたスタッフ女性が、
血相を変えて、男を探しに駆けだした。




👇粋な、あにさんも見てた・・・




コメント (4)
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