今日は、朝からこの季節にしては珍しい冷たい雨が降り続いています。
安威川で、川原の草むらでのんびりと昼寝でもしているようなヌートリアを見ました。
どうやら、棲みつくために巣を作っているようです。
昨日の文化財ボランティアの講座は、高槻市南平台五丁目にある、「高槻市立埋蔵文化財調査センター」でありました。
高槻市内には、史跡今城塚古墳をはじめ、史跡安満遺跡、安満宮山古墳、嶋上郡衙跡など150か所以上もの遺跡がのこされています。
「高槻市立埋蔵文化財調査センター」は、これらの埋蔵文化財に関する調査・整理・研究を進めながら、かけがえのない歴史遺産を将来に伝えていく役割を果たしています。
文化財とは、私たちのながい歴史の中での伝統や文化を知るうえで欠くことのできない共有の財産です。
埋蔵文化財調査センターは、これらのうち、地中に残された人類の生活や文化の痕跡の調査・保存と公開・研究などをおこなう施設として、全国に先がけて、1975(昭和50)年にオープンしました。
ここでの作業で驚かされたのは、整理室での整理作業です。
その流れは、遺物についている泥や汚れを丁寧に洗い落とし、乾かします。
次に、遺物のひとつひとつ、物によっては豆粒ほどの土器のかけらなどに出土した地点や日付などを記入します。
そして、破片をつなぎ合わせて土器などを復元します。
破片の足らない部分は石膏で補い、色を塗ると完成となります。
と言えば、簡単な作業と思われるでしょうが、遺物の破片は大小、膨大な量があり、答えは作ってみなければわからない、超難解なジグソーパズルなのです。
私には、到底挑戦できないし、もしやることになれば、夢に遺物の破片のジグソーパズルが現れ夜も寝れなくなるのではないでしょうか。
今日の1枚の写真は、センターの庭に、復元された1世紀ごろの竪穴住居です。
この住居の復元に当たっては、屋根葺き材に淀川・鵜殿のヨシを使い、周辺の小学校に呼びかけ、延110名の生徒が作業に参加したそうです。
☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆
明日4月17日(丁酉ひのととり 赤口)はこんな日です。
●「恐竜の日」
1923(大正12)年、アメリカの動物学者ロイ・チャップマン・アンドルーズがゴビ砂漠へ向けて北京を出発した日です。
その後、彼は5年間に及ぶ旅行中に、恐竜の卵の化石を25個発見、世界で初めての快挙となりました。
以来、本格的な恐竜研究がスタートします。
●「ハローワークの日,職安記念日」
1947(昭和22)年、それまでの職業紹介所が「公共職業安定所」と名前を改めました。
現在は親しみやすさを目指して「ハローワーク」という愛称で呼ばれています。
公共職業安定所は、職業紹介・職業指導・失業保険等、「職業安定法」の目的を達するための事業を無料で行う施設です。
●「飯田・下伊那の日,五平もち記念日」
「し(4)もい(1)な(7)」の語呂合せ。
長野県飯田・下伊那地方の古くから伝わる食文化のひとつであり、特産である「五平もち」をアピールする日です。
●「少年保護デー」
1952(昭和27)年に、「司法保護記念日」とともに「更生保護記念日」に統合されました。
●「春土用の入り」
雑節の1つ。立夏(平成22年は5月5日)の前18日間を「春の土用」といいます。
土用の間は、土のはたらきが活発になるといわれ、その期間を土用とよびます。
本来「土用」は、立春・立夏・立秋・立冬それぞれの前に設けられていましたが、今では、夏の土用だけが一般的になりました。
天文学的には太陽が黄経27度の点を通過する日。
●「家康忌」
徳川家康の命日です。
徳川家康は大阪の陣で、豊臣氏を滅ぼし、徳川幕府の安泰を確立した次の年、1616年4月17日病気のため駿府城で没しました。享年75歳でした。
毎年4月17日は久能山東照宮春季大祭がおこなわれます。
死去した後、遺命によりこの地に埋葬されました。
後に改葬され日光の日光東照宮に移されました。
●「なすび記念日」
冬春なす主産県協議会(福岡・熊本・佐賀など6県で構成)が、“冬春なす”が4月に最盛期を迎えることや、4月17日「ヨイナス」の語呂合わせからなすへの関心を高めてもらうのが目的で制定しました。
また、「一富士・二鷹・三なすび」は、徳川家康の好きなものとも言われ、この日が徳川家康の命日でもあることからとも言われています。
●毎月17日は「いなりの日」です。
●「京都松尾大社中酉大祭(まつおたいしゃ ちゅうゆうさい) 」
醸造祖神とよばれている京都の松尾大社で、酉の字は酒壺を意味していると言われ、4月の中の「酉の日」に、醸造完了を感謝する「中酉祭」(ちゅうゆうさい)が執り行われます。
古来より酒造りは「卯の日」に始まり「酉の日」に終えるという習わしから、この日盛大に祭事が行われます。
醸造感謝祭とも呼ばれ、酒、味噌、醤油、酢等の醸造・販売関係者など多くの人が集まります。
松尾大社 京都府京都市西京区嵐山宮町3 TEL075-871-5016
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ヌートリアが見られるのですか。
私は、見たことがありませんが・・・。
テレビで見たことがありますが、修復の作業は
気が遠くなる感じですが、地道に取り組んでいる方も、いるわけですね。
沢山の生徒さんの手によって、復元された
竪穴住居は、なかなか見ることが出来ないと思います。
ヌートリア、以前は、川を泳いでいました。
今回は、対岸の草むらにジッと丸まっていましたので、おまり良い写真はとれませんでした。
発掘品の修復は、凄く大変な仕事だと思います。
作業台の上に並べられた多くの破片がどのように並べら替えられるのか見当もつきませんでした。
竪穴住居は、中にも入れます。
ちょうど、モンゴルのパオの様な感じでした。
竪穴住居のころは、自然をうやまう素朴な信仰があったのでしょうが・・・。
全国には79000もの神社があるそうです。
日本一はどの県だと思いますか?
その答えは、これから「神社は誰のもの」に追記しておきます。
津之江辺りの芥川にも2匹見ますが
ヌートリアは何処から来たのでしょうね?
増えて芥川の自然が壊されるのではと・・・
危機感があります。(~_~;)
遺跡跡も住宅になっているところが多い事を知り残念な思いです。
いま残っている所だけでも、しっかりと将来に伝えて欲しいですね。
高槻、茨木つまり三島地区は、石器時代からの遺跡が残る古い集落があった地です。
神社の始まりは、自然崇拝なのでしょう。
大和の三輪神社は、山が御神体です。
神社の数の多いのは、新潟ですね。
大阪は、面積が小さいのか、合理的なものの考え方からか、少ない方のベストスリーに入るようです。
誰かが飼っていたのが、逃げたか、放たれたかでしょう。
増える可能性は多分にあるでしょうネ。
外来種は、繁殖力があり、在来種を駆逐していくのでしょうか。
遺跡の保存は、難しい問題でしょう。
住居跡などは、そこに住まいする人たちがいるので、暫時新しいものに変わっていきます。
高槻城をとらえても、築城以前は、別の中世の舘などがあったのを取り壊し、建て、次の時代には、また取り壊されたのです。
だから、どのようなものを、どのように、どの程度残すかと言ったことを考えなければ、遺蹟すべてを保存していくと、生活空間も無くなってしまいます。