NHK B787 バッテリーに熱暴走の現象 より。
少し前の報道では、バッテリーについて「全てのバッテリーが焼けていた」と言う事だったが、今回の報道で見たかぎりでは、8個中6個が燃焼と言う事のようだ。
と言う事は、前回の投稿での「バッテリーの問題は考えられない」と言う事は、覆ったと言える。
個人的にいろいろと想像し考えてみたが、この事故(事件かもしれない)は、「ショートによる発火が原因」と言えるのではなかろうか。
記事では「バッテリーの熱暴走」と言う事を重要視しているようだが、この考え方は少し違うのではないのか?と言う事だ。
「熱暴走」によって燃焼したのではなく、ショートした為にスパークが発生、それと同時並行的にバッテリーも熱暴走し、頻繁にスパークしている火花が、燃焼の切っ掛けになったと言う仮説だ。
写真で見ると特に重要なポイントとしては、筐体に繋がっているアース線が「溶け切れている」部分と、8個が直列で接続している(1番から8番バッテリーまで、その順番に接続しているのであろうか?)のに、4番と5番があまり焼け焦げていないと言う事だ。
シッカリとした接続がなされていれば、「4番と5番のバッテリーも良く焦げているはず」だ。
しかしそのようになっていない。
筐体に繋がっているアース線の話に戻るが、「アース線が、筐体に繋がっている」と言う事は筐体は「金属製、もしくは導電性のある筐体」と言える。
又、アース線の断面が、ニッパーなど刃物で切った断面であるならば磨かれたような鋭い断面になるはずだが、そのような状態ではなく、「熱で溶けたような状態」、「丸みを帯びたような状態」になっていると言う事だ。
この事は、アース線が「ヒュ-ズ」のような状態になったと言う事だ。
強い電流、電圧が加わり、その為に電線が高温化し、維持出来なくなり、「溶け切れた」と言う事が言える。
バッテリーについて考えてみると、3番バッテリーのアルミ製の電極と銅製の陽極端子が溶けて「跡形も無い」と言う状態だ。
この事は、バッテリーの「熱暴走」説を考えた場合、「熱暴走」由来で、発火した場合、そのまま燃焼すれば、「端子全体が溶けて無くなっている」はずである。
この事から、バッテリー由来の「熱暴走」説は、あり得ないと言う事が言える。
更には先に述べたが「アース線が溶け切れた問題」。
これらを考えると、バッテリーの「熱暴走」が「事故の根源ではない」と言う事だ。
又、4番と5番のバッテリーが「あまり焼けていない」と言う理由は何なのか?。
この後に記述しているが、「液漏れの為に蓄電・発電が不十分となり、正常に電流が流れなかった」、と言う事なのではなかろうか?。
その代わり、何らかの状態で3番と6番がショートしてしまったと言う事ではないのか?。
トップの写真の一番右上の「回路図」を見て想像した場合、「非常に分かりやすい」と思える。
簡単に言えば、本来は金属なのか?、「導電性の筐体に電流は流れる事は禁物だが、「何らかの原因」でそれが発生した」と言う仮説だ。
電流の流れを考えると、正常ならば簡単に言えば、電池→電子回路→電池と言う状態だが、今回の事故の場合、電池→筐体→アース線→電池という、「ショート」の状態が発生したと、個人的には思える。
この為に端子からは火花が飛び散り、それと同時並行的にバッテリーの温度も上昇、その後燃焼と言う状態になったのだと思える。
重要なポイントは「バッテリーと筐体との間で電気的に繋がる部分(ショート)があるのでは?」、と言う事だ。
又、下記の毎日新聞の記事に記述してあるが、「損傷の軽い2個のうち1個が、ステンレス製の容器に直径数ミリの穴が開いていた」と言う事も重要な注目点である。
普通では開いていない穴の存在。
何故、穴が開いているのか?。
意図的に誰かが「いたずら」でもしたのであろうか?。
「液漏れの可能性」、これが原因でのショート、発火と言う事も考えられる。
原因は火花を散らした「ショート」と思える。
各記事参照
ニュース詳細
B787 バッテリーに熱暴走の現象
2月5日 18時21分
全日空のボーイング787型機が緊急着陸したトラブルで、バッテリーは、温度の上昇が止まらなくなる「熱暴走」という現象が起きて、金属が溶けるほどの高温になっていたことが分かり、国の運輸安全委員会は、バッテリーや関連する電気系統の調査を進めています。
このトラブルで、国の運輸安全委員会は、バッテリーを分解して詳しく調べ、その結果を公表しました。
それによりますと、バッテリーの中にある8つのリチウムイオン電池は、すべて熱による損傷を受け、この中には、アルミ製の電極や、銅などでできた端子が溶けるほど高温になっていたものもありました。
このため、運輸安全委員会は、温度の上昇が止まらなくなる「熱暴走」という現象が起きたとみています。
専門家によりますと、熱暴走は、より多くの電気をためることができるよう、可燃性の液体を使用しているリチウムイオン電池に特徴的な現象で、このタイプの電池は、熱暴走が起きないよう過剰な電気の流れ込みを防ぐ安全装置が取り付けられています。
運輸安全委員会は、過剰な電気が流れて電池が高温になった可能性はあるものの、今の時点では、熱暴走が起きた原因は特定できていないとしたうえで、バッテリー本体だけでなく、関連する電気系統についても調査を進めています。
新たなバッテリー写真公開
国の運輸安全委員会が撮影した、バッテリー内部の8つの電池の損傷状況や内部のCTスキャン画像など合わせて21枚の写真が公開されました。
このうち、バッテリーから取り出された8つのリチウムイオン電池の写真では、すべての電池が黒く焼け焦げているのが分かります。
特に「セル3」と「セル6」と呼ばれる電池は、原型をとどめないほど炭化していて、2つの電池が完全にくっついている様子が分かります。
また、8つの電池のうち最も損傷の大きかった「セル3」では、隣の電池との電極同士をつなぐ銅製の板状の金具が大きく破損し、真ちゅう製のボルトが見えなくなっていて、ナットも外れているのが分かります。
さらに電池をCTスキャンし画像を3D化した「セル6」の画像では、プラス電極内部の「集電体」と呼ばれるアルミ製の配線が熱で変形し、溶けて切れているのが分かります。
国の運輸安全委員会は、バッテリー内部で温度の上昇が止まらなくなる「熱暴走」という現象が起きたとみていて、その状況が写真からもうかがえます。
専門家の見方は
国の運輸安全委員会が公表したバッテリー内部の写真などを、リチウムイオン電池の構造に詳しい東京理科大の駒場慎一准教授に分析してもらいました。
この中で、駒場准教授はバッテリーから取り出された8つのリチウムイオン電池の写真に注目し、「内部の電池の1つは電極のボルトが外れ、隣の電池とつなぐ金属製の板も途中で溶けているように見える。
中の電解液がかなりの高温で噴き出した痕跡とみられ、ここまでの事態になっていたとは驚きだ」と話しています。
また今回、運輸安全委員会がバッテリー内部で「熱暴走」という現象が起きたという見解を示したことについて、「電池内部の温度がある値を超えると、たとえ電気の流れを止めても温度が上がり続けるという、リチウムイオン電池に特有の現象だが、それを想定して電池内部や充電器側には何重もの安全装置が取り付けられており、今回、これがなぜ働かなかったのかは、発熱の発端となった現象とともに今後の調査の焦点になる。
そのためには、実際に稼動している状態で電圧や電流などあらゆるデータを取るのが早道で、ボーイング社が試験飛行をしたいと申し出ているのは納得できる話だ」と指摘しています。
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B787 バッテリーとトラブル関連確認できず(1月31日 20時59分)
ボーイング社 “バッテリー交換珍しくない”(1月31日 6時6分)
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◇ボーイング787 日本関連企業への波紋 おはよう日本 特集まるごと (1月24日)
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◇B787トラブル 調査の焦点は WEB特集 (1月22日)
◇NHKスペシャル 巨大旅客機誕生~大競争時代・そこに日本の技術あり~ NHKオンデマンド (9月10日)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130205/k10015314771000.html
787機:高松緊急着陸の機体でも「熱暴走」 原因は不明
毎日新聞 2013年02月05日 20時20分(最終更新 02月05日 22時13分)
断線した全日空ボーイング787のメーンバッテリーのアース線。過大な電流が原因とみられる=国土交通省運輸安全委員会提供
http://mainichi.jp/graph/2013/02/06/20130206k0000m040060000c/001.html
CTスキャンで撮影した内部の画像を立体化した全日空ボーイング787のメーンバッテリー。電池8個のうち6個がかなり焼け、「熱暴走」が起きていた=国土交通省運輸安全委員会提供
http://mainichi.jp/graph/2013/02/06/20130206k0000m040060000c/002.html
全日空ボーイング787のメーンバッテリーが発煙し高松空港に緊急着陸したトラブルで、国土交通省運輸安全委員会は5日、バッテリーのCTスキャンや分解による調査で、内部が連鎖的に異常な高温になる「熱暴走」が起きていたことが分かったと発表した。
またアース線の断線も判明。安全委は「大量の電流が流れた可能性がある」との見方を示す一方、熱暴走や大量の電流の原因は「現段階では不明」とした。
安全委によると、バッテリー容器内のリチウムイオン電池8個全てが熱で損傷していた。
このうち6個は熱暴走で内部が黒く焼けて電池の容器が変形し、アルミ製の配線が溶断。
特に2個の損傷が激しく、うち1個はプラス電極の金具が破損していた。
損傷の軽い2個のうち1個もステンレス製の容器に直径数ミリの穴が開いていた。
切れていたアース線はバッテリー容器に静電気が帯電するのを防ぐもので、安全委は「雷などが原因とは考えにくい」と述べた。
米ボストンの空港で日本時間の先月8日に日航機の補助動力装置用バッテリーから出火したトラブルでも、米国家運輸安全委員会がバッテリーで熱暴走があったと発表。
このバッテリーは全日空機のメーンバッテリーと同じものでショートの跡も見つかったが、原因については「特定していない」としている。
国交省運輸安全委は全日空機のバッテリーが日航機同様ショートしていないか分解して調べ、米仏のメーカーが製造した充電器など関連部品についても調査する。
リチウムイオン電池の熱暴走では、ソニーが06年、電池内部の不純物が原因でショートし発火の危険性があるとしてパソコンのバッテリーをリコールしたケースがある。【桐野耕一、ワシントン平地修】
関連記事
【CTスキャンで撮影した内部の画像を立体化した全日空ボーイング787のメーンバッテリー。「熱暴走」が起きていた】
<787停止で売上高14億円減>全日空:中期経営計画の公表延期
<今期減収見通し11億円>日本航空:787運航停止で打撃
<全日空には焦燥感>全日空:中期計画延期 787運航再開めどなく 退役予定機使用も検討
<バッテリーに使われているリチウムイオン電池 「過充電」「過放電」で発火の恐れ>
<路線開設の延期も>日航:ヘルシンキ線の開設延期…787運航停止で
http://mainichi.jp/select/news/20130206k0000m040060000c.html
2013年2月5日21時32分
バッテリーに過剰電流か B787トラブルで安全委調査
バッテリー内部にある八つのリチウムイオン電池のうち、右側の六つは内部が黒く焦げ、ケースも膨らんでいる=運輸安全委員会提供
http://www.asahi.com/national/update/0205/images/TKY201302050434.jpg
CTスキャンで断面を撮影したリチウムイオン電池。縦に配置された白い内部配線は上部でつながっているはずだったが、溶けて切れている=運輸安全委員会提供
http://www.asahi.com/national/update/0205/images/TKY201302050433.jpg
【工藤隆治】ボーイング787型機のトラブルで、運輸安全委員会は5日、バッテリーに過剰な電流が流れた可能性が高いことを明らかにした。
内部の配線やアース線が溶けて切れていた。
電池が発熱して制御できなくなる熱暴走も確認した。しかし、これらの原因は判明せず、電池を分解してさらに調べる。
後藤昇弘委員長が会見で明らかにした。
高松空港で緊急着陸した全日空機について、バッテリー内部の断面をCTスキャンで撮影した結果、8個つながれたリチウムイオン電池のうち、6個でプラス電極側のアルミ製の内部配線が溶けていた。
この6個はいずれもステンレス製の箱が膨らんでおり、連鎖的に化学反応が進んで熱暴走した形跡を示していた。
バッテリーの外箱の静電気を逃がすためのアース線も溶けて切れた先端が丸まっており、過剰な電流で溶けた特徴を示していた。
ケースの側面に数ミリの穴が開いていた電池もあり、真鍮(しんちゅう)製のプラス電極が焦げて壊れた電池もあった。
ただ、これらの原因について、後藤委員長は「これから調査してつかみたい」と述べるにとどめた。
関連リンク
日航、ヘルシンキ線の開設延期 787のトラブルで(2/4)
全日空、B787運航停止で減収14億円 1月見込み(1/31)
787型機「性能に自信」 ボーイング、製造続ける意向(1/31)
787バッテリー、GSユアサの検査終了 国交省(1/28)
全日空、2月1日以降379便欠航 787トラブル(1/26)
http://www.asahi.com/national/update/0205/TKY201302050351.html
員会、787機のバッテリー「熱暴走していた」
2013年2月5日(火) 23時30分
ボーイング・787 ANA仕様
http://response.jp/article/img/2013/02/05/190481/524191.html
発火した787の補助電源ユニット
http://response.jp/article/img/2013/02/05/190481/524190.html
運輸安全委員会は、1月16日に高松空港に緊急着陸したボーイング787-8型のバッテリーが「熱暴走」したとの見方を示した。
全日本空輸(ANA)が運航する692便の787型機は1月16日、高度約3万2000フィートで、バッテリーからの煙を感知して高松空港に緊急着陸し、重大インシデントに認定された。 このバッテリーは8つのセルを直列に接続したリチウムイオン二次電池で、機体にはメインバッテリーと補助バッテリーを搭載していた。
同委員会は宇宙航空研究開発機構(JAXA)に、この2つのバッテリーを持ち込んでCTスキャンを実施したほか、電池を製造したGSユアサ・コーポレーションでメインバッテリーのセルごとのCTスキャン・分解調査を実施した。
また、バッテリー・モニタリング・ユニットメーカーやバッテリー充電器なども調査、今後、バッテリー・ダイオード・モジュールを製造したフランスのタレスも調査する予定。 これまでの調査で8個のセル全てが黒焦げとなって損傷しており、全てのセルに熱による損傷が見られる。
特にセル3とセル6の損傷が大きく、セル3のプラス電極の損傷がひどい。
セル4とセル5を除く、6つのセルのプラス電極内部が溶断していた。 これらの調査結果から、温度上昇が止まらなくなる「熱暴走」が起きたとの見方を示した。 同委員会は今後、セルの損傷状況を更に詳しく調べるとともに、飛行記録装置などのデータ解析・バッテリー充電器なども調べる。
《編集部》
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日産 GT-R 開発ドライバーによるドライビングレッスン
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http://response.jp/article/2013/02/05/190481.html
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ニュース詳細
米当局にB787の試験飛行を申請
2月5日 13時38分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130205/K10053050211_1302051409_1302051421_01.jpg
相次ぐトラブルで運航が停止されたボーイング787型機について、ボーイング社は、4日、原因調査の一環として試験飛行の実施をアメリカの航空当局に申請したことを明らかにしました。
ボーイング787型機を巡っては、先月16日、全日空の機体のバッテリーから煙が出て高松空港に緊急着陸するなどトラブルが相次ぎ、FAA=アメリカ連邦航空局がすべての機体の運航停止を求め、日本の国土交通省やボーイング社などとトラブルの原因ついて調べています。
これに関連して、ボーイング社は、4日、原因調査の一環として、機体の試験飛行の実施をFAAに申請したことを明らかにしました。
ボーイング社は、申請した試験飛行の時期や場所など詳しい内容を明らかにしていませんが、ボーイング社の試験飛行用の機体を使うとしています。
これについて、アメリカのメディアは「トラブルが起きたバッテリーとその周辺のシステムのデータを集めるためで、改善策を試す可能性もある」と伝えていて、試験飛行が認められても、原因の究明や運航の再開には時間がかかるとの見方を示しています。
[関連リンク]
◇787運航停止の余波 首都圏ネットワーク・リポート (1月28日)
◇“夢の旅客機”に何が~B787 緊急着陸の波紋~ クローズアップ現代 (1月24日)
◇ボーイング787 日本関連企業への波紋 おはよう日本 特集まるごと (1月24日)
◇NHKスペシャル 巨大旅客機誕生~大競争時代・そこに日本の技術あり~ NHKオンデマンド (9月10日)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130205/k10015305021000.html
関連する投稿。
ボーイング787のバッテリートラブルについて~「巨額な損害賠償請求」にならない事を祈る。
2013年01月25日 02時08分03秒 | 科学/ハイテク
http://blog.goo.ne.jp/torl_001/e/d6aca07bd5dbe569a70679ec0456cf62
バッテリーとバッテリーを繋いでいる端子の片側だけがボロボロに損傷していると言う事は、「アーク溶接」のようにスパークした際に「溶け吹き飛んだ」と言う事かもしれない。
この事についてどのような仕組みで、そのようになったのか?と言う事の解明には「精密な調査」が必要だ。
更にはシミュレーション実験を行うべきだ。
追加として「バッテリー」に「数ミリの穴が生じていた件」、穴の断面状態は磨かれたような状態になっているのか?。
もしもそのような状態であるならば、意図的に「ドリルなどで穴をあけた」と言う事が言えそうだ。
穴の断面が滑らかに丸みを帯び、放物線のような状態になっている場合は、放電した際に、その場所の金属が分解し、蒸発したと言う事が言えそうだ。
そこから液漏れし、ショートしたのかもしれない。
記事参照
米当局 B787バッテリー調査「セルの1つに原因」
2013.2.8 01:59
【ワシントン=柿内公輔】米運輸安全委員会(NTSB)のハースマン委員長は7日(日本時間8日未明)記者会見し、米航空機大手ボーイングの787型機の運航トラブルに関する調査の進捗(しんちょく)状況について、報告した。
ハースマン委員長は、バッテリーの中のリチウムイオン電池などが入った8個のセルと呼ばれる箱のうち、「ナンバー6」のセルのショートが原因で、発火を引き起こした可能性が高いと説明。
「重点的に調べている」と述べた。
NTSBは、ボストンのローガン国際空港で起きた日本航空機のバッテリー発火問題について調査中。
会見に先がけ、ハースマン委員長は6日にワシントン市内で記者団に対し、調査は「おそらく数週間以内に完了する」との見通しを表明。
リチウム電池のリスク軽減のため、新たな安全基準の必要性があるとの認識を示した。
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130208/biz13020802010000-n1.htm
*しかし何故、今回のようになってしまったのか?。
理由、原因が早く分かると良いね。
個人的には、ユアサのバッテリーは、信頼性が非常に高いバッテリーと考えている。
パソコンなどのタイマー用のバッテリーなど、非常に信頼性が高い。
しかし、ボーイング787バッテリー問題は、今回の発火事故だけではなく、理由が記述されていないが、「バッテリー交換を10回も行っている」と言う事実もある。
バッテリーは燃焼したものの「バッテリーの性能が問題で発火した」とは非常に考えにくい。
充電が過充電になっていた、のではなかろうか?。
もしくは放電する際に、「ショート、スパーク以外」で、「一気に放電する出来事」があったのか?。
ボーイング787は「電気の飛行機」と呼ばれている。
その部分も調べる必要がある。
例えば、着陸する際の車輪の上げ下げの動力モーターの電力使用量など。
モーターの回転を電流が流れている状態で無理矢理、止めようとするとバッテリーに負担がかかる「発熱する」のではなかったか?。
そのような構造にはなっていないのか?。
一定の回転、もしくは車輪の足が降りている事を感知出来る構造、もしくはセンサーが付いていれば、自動的にオフに出来る、と言える。
ボーイング787は、当然そのようになっていると思うが。
基本的に「純粋に、バッテリー由来」の燃焼では無いと思う。
とは言え、「ユアサ側のドキドキ・ヒヤヒヤ」は、しばらくは続きそうだ。
記事参照
【経済裏読み】
GSユアサはスケープゴートか B787問題で浮上、超巨大「ボーイング」への“部品供給リスク”
2013.2.9 18:00 (1/3ページ)[west経済]
GSユアサの決算会見に臨んだ中川敏幸取締役(左)=2月5日、京都商工会議所(志儀駒貴撮影)
http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/photos/130209/wec13020918000006-p1.htm
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/cb/31f1dcd09552f67a7972cb5a92af1675.jpg?random=ef06697b61262a1021be55cd9477e85f
「ボーイング787」に発煙や出火のトラブルが相次ぎ運航停止となった問題で、バッテリーのリチウムイオン電池を製造したジーエス・ユアサコーポレーション(GSユアサ)が苦境に立たされている。
日米両空港でのトラブルから早い段階で国土交通省などが立ち入り検査に入ったが、バッテリー周辺の不具合が原因なのかは不明で、緊迫した状況が続く。
部品供給側の日系企業が、海外の巨大な航空機会社に部品を納入することのリスクが浮き彫りになった形で、製造業関係者は緊張の面持ちで推移を見守っている。
厳しい環境 集中砲火に同情も
「勝手なイメージかもしれないが、GSユアサが“犯人”だと決まったわけでもないのに、集中砲火を浴びているような気がしてならない」。
ある製造業幹部は、そう打ち明ける。
GSユアサは電気システム開発の仏タレス社と契約を結びバッテリーを同社へ納入し、タレス社が制御システムを組み込んだ完成品をボーイング社に納めてきた。
トラブルの原因は現段階では明らかになっていない。
にもかかわらず、日米両空港のトラブル発生から間髪を入れず、1月21日に、国交省などがGSユアサ本社に立ち入り検査を実施。
トラブル以降にGSユアサに対する不信感が広がる一方、同社の株価にも悪影響を及ぼした。
http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/130209/wec13020918000006-n1.htm
【経済裏読み】
GSユアサはスケープゴートか B787問題で浮上、超巨大「ボーイング」への“部品供給リスク”
2013.2.9 18:00 (2/3ページ)[west経済]
海外の航空機メーカーに詳しいある業界関係者は「最も立場が弱い部品メーカーを疑うという、航空機業界の恐ろしい“常識”が働いている可能性もある」とした上、「ボーイングという世界有数の巨大企業と商売をするのは、事業としての成功率が高い半面、トラブルが起こった際の責任問題で不利になる恐れもある」と、大手との取引がメリットと背中合わせの危険もはらむことを指摘する。
大手海外メーカーに部品を納入した経験のある企業関係者も「トラブルが起きて、原因が明確に判明しない場合、納入先に巧みに責任を押しつけられることも覚悟しなければならない」と打ち明ける。
調査長期化で深まる暗雲
「調査に全面的に協力するが、私たちの努力だけで調査が早まるかどうかは分からない」
GSユアサのある社員は、そう苦しい現状を打ち明ける。
GSユアサは米国に自社の技術者を派遣するなど積極的に調査協力をしているが、原因究明のめどが不透明な現状に焦りを隠せない様子だ。
2月5日。トラブル発生後、初めて迎えた同社の決算発表の場でも、出席した同社役員が「原因は分からない」「業績への影響は軽微」などと曖昧な発言を繰り返すしかなかった。
http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/130209/wec13020918000006-n2.htm
【経済裏読み】
GSユアサはスケープゴートか B787問題で浮上、超巨大「ボーイング」への“部品供給リスク”
2013.2.9 18:00 (3/3ページ)[west経済]
その一方、米運輸安全委員会(NTSB)のハースマン委員長は7日、バッテリー問題に関する調査には「長い道のりが残されている」と述べ、調査が長期化する可能性を示唆した。
「世界市場で、GSユアサの部品の責任と勝手に印象づけられる危険性もある」(機械メーカー社員)中で、信用を守る後ろ盾がなく、孤立化している印象は否めない。
国際的な分業がはらむリスク
今回のトラブルの原因解明にはまだ時間がかかりそうだ。
ただ、航空機業界はさまざまな国で製造した部品を組み合わせて設計する形での分業化が進んでおり、そこへ日系企業が参画することの難しさやリスクが顕在化したともいえる。
「同様の例が、立て続くと海外メーカーへの納入を新規参入する日本企業が少なくなる」。
国内の製造業幹部は危機感をあらわにする。
万が一、日本の高い技術力をアピールする機会が減少すれば、製造業の技術衰退にもつながりかねない。
今回のトラブルを教訓に、官民が一体となって、日本企業の技術の信用性をサポートする取り組みを強めていかなければならないのではないか。
(板東和正)
【B787トラブル】内部に大きな電気が流れた形跡 熱暴走に電極内部配線溶断
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http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/130209/wec13020918000006-n3.htm
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/d7/44765e665981378bdfed8e34b4eee6a7.jpg?random=43a26dae81e139a514387e8d53afd898
GSユアサは「ひとまずは、ホッとしたか?」。
しかし油断は出来ない。
問題は解決していない。
原因は何処なのか?、充電器なのか?。
「バッテリーに穴」が空いていた件、は、どうなったのか?。
時間がかかりそうな状況だ。
記事参照
ニュース詳細
トラブル続くB787 米で試験飛行
2月10日 19時19分
トラブルが相次いだボーイング787型機について、アメリカのボーイング社は、初めて試験飛行を行い、そのデータをトラブルの原因を調べているアメリカの航空当局などに提供することにしています。
これは、ボーイング社が発表したもので、パイロットや技術者など13人を乗せた研究開発用のボーイング787型機が、9日、西部ワシントン州の空港を離陸し、2時間余りにわたって飛行したあと、同じ空港に着陸しました。
ボーイング787型機を巡っては、先月、全日空の機体でバッテリーから煙が出て高松空港に緊急着陸したほか、ボストンの空港では、日本航空の機体で、バッテリーから出火するなど、トラブルが相次ぎ、アメリカの航空当局がすべての機体の運航停止を求めています。
今回の試験飛行は、航空当局がトラブルの原因を調査するために特別に認めたもので、ボーイング社は、飛行中、専用の装置を使ってバッテリーの動作を詳しく分析しました。
ボーイング社によりますと、飛行中、バッテリーに異常はなく、試験の目的も達成できたということで、ボーイング社は、11日以降も試験飛行を続け、そのデータを、トラブルの原因調査と機体の点検を続けているアメリカの航空当局やNTSB=国家運輸安全委員会に提供することにしています。
[関連ニュース]
米 B787の試験飛行認める (2月8日 11時24分)
米当局にB787の試験飛行を申請 (2月5日 13時38分)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130210/t10015427211000.html
バッテリートラブルの原因は、依然として判明していないようだが、バッテリーケースは「電気を伝えない絶縁素材」に変更した方が良いのでは?、と思える。
当然ながら、バッテリーの筐体アースは「フローティング」と言う状態だ。
何故なら、バッテリーと、バッテリーケース、筐体のアース線が、一つの「短絡した回路」(ショート状態)になった、と言う事からだ。
チタンの筐体にしても「電気を通す」ので、交換したとしても、以前の金属ケースと電気的には、変わらない状態と言える。
重要なのは、バッテリーケースを含め、「短絡した回路化」を避ける必要がある、と言う事だ。
バッテリー筐体を「絶縁タイプ」にする事で、その事は回避出来ると言う事が言える。
記事参照
米ボーイング、787バッテリー問題で暫定的な対策を検討=WSJ
2013年 02月 14日 13:59 JST
[13日 ロイター] 米航空機大手ボーイング(BA.N: 株価, 企業情報, レポート)は、最新鋭中型旅客機787型機の試験飛行を2回実施したものの、同機の運航停止につながったバッテリートラブルの原因が判明しないことから、高い技術を伴わない暫定的な対応策を講じる見通し。
米ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)紙が、政府関係者や業界筋の話として報じた。
同紙によると、ボーイングは、バッテリーパックが過熱した場合に熱や炎、有害化学物質が外に逃げ出さないようリチウムイオン電池の容器の強度を高めることを検討している。
バッテリー容器の設計に詳しい関係筋がWSJに語ったところによると、チタンが素材に使用される可能性がある。
WSJは米連邦航空局(FAA)にコンタクトを取ったがコメントは得られなかったとしている。
米国の通常営業時間外であるため、ロイターもFAAからのコメントを得られていない。
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http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPTK829119620130214