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社会、経済、政治などの問題点について投稿して行きます。 又、テレビ報道しない重要な出来事や、注目すべき出来事も対象です。

農産物の新たな問題点とインフルエンザ、強毒型遺伝子を特定!

2009年01月01日 17時04分42秒 | 社会
ウィキペディアより~ニワトリ
http://ja.wikipedia.org/wiki/ファイル:Rooster_1_AB.jpg


農業などでの生物遺伝子統一化(品質均一化)の問題点


生物は遺伝子が同じであればあるほど様々な面で似てくる。

畜産で言えば、牛や豚の霜降りなど。

しかし、同族交配ばかりであると種としては弱くなる傾向にある。

先月の記事だが鶏の例があったので投稿しておく。


記事参照

養鶏に潜む危険:遺伝的多様性に欠け、病気で全滅の恐れ

2008年11月12日

現代の農産物における遺伝的多様性に関する初めての分析により、いくつかの気がかりなニュースが浮上している。市場主導型の養鶏では、遺伝的均一性の高い血統のニワトリが生産されており、緊急に新しい血を導入する必要があるというのだ。

短期間で大きく成長するよう品種改良された現在の商業用ニワトリは、野生のニワトリに見られる遺伝的多様性のほぼ半分を失っている。多様性が失われた結果としての個々の正確な影響は分かっていないものの、その多くはおそらく、病気への耐性に影響を及ぼすものだと思われる。

今のところ養鶏のシステムは機能している。だが、進化の時計は時を刻んでいるかもしれない。

「新種の病気、あるいは古い病気の突然変異は常に発生している。自然は、既存の遺伝的多様性の中から新たな防御を作り出すことで、こうした新しい課題を克服している」と、パーデュー大学の動物遺伝学者Bill Muir教授は説明する。同氏は、『米国科学アカデミー紀要』(PNAS)の11月3日号で発表された研究報告の主執筆者だ。

もし養鶏業者が新たな種類のニワトリを導入しなければ、「遺伝的多様性は消え失せてしまう」と、Muir教授は述べる。
商業用の養鶏はその大部分が、白色レグホン種、ロードアイランドレッド種、コーニッシュ種という、わずか3種の品種に依存している。1羽のニワトリから200羽のヒナが生産される[日本では、種鶏(採卵鶏の親)の約93%が輸入]。

繁殖用ニワトリの数が少数に抑えられており、また孤立した場所で飼育されているため、少数の種の遺伝子が何百万という個体に即座に拡散する可能性がある。

こうした近親交配の果てしない連鎖によって、米国だけで1時間あたり100万羽、1年あたり750億個の卵を生産可能な、260億ドル規模の産業を実現してきた。これは、食肉の全消費量のほぼ半分に相当する。財務的な面からみるとこの業界は堅調だ。だが、警告の兆しは出ている。

急速に広がり致死率の高い鶏白血病ウイルスは、1988年に初めて確認された。昔からあるトリウイルスと新種のトリウイルスの雑種であるこのウイルスによって、すでに複数の養鶏企業が廃業に追い込まれている[鶏白血病には、ワクチンおよび治療法はない]。

さらに、トリインフルエンザは世界各地で大混乱を引き起こしている。[トリインフルエンザはワクチンが開発されているが、予防は完全ではなく、使用した地域ではかえってウイルス撲滅に失敗しており、日本では使用は禁止されている。有効な駆除法は、発生地点の5~10km範囲のニワトリ等を直ちに淘汰することとされる]

また、安全保障の専門家らは、国内の食糧生産はバイオテロ攻撃の第一の標的になると考えている。

Muir教授と、米国農務省の鳥類疾病の専門家で、今回の研究報告の共同執筆者であるHans Cheng氏は、必要な対策として、特に途上国の小規模な農場で育てられたニワトリなど、米国養鶏業界の外部にいるニワトリの遺伝子を導入することを挙げている。商業養鶏の基準を破ることは容易ではないが、不可欠なことだ。

最も困難な部分は、養鶏企業に対し、養鶏の新しい方法について納得させることだろう。新しい品種が直接導入されるのではなく、商品となる準備が整うまで別個に飼育されたとしても、これらの品種のニワトリはほぼ確実に、現在の普通のニワトリよりも成長するのに時間がかかる。現在のニワトリは、自然な生育期間のほんの何分の1かの期間で育てられ、体の大きさも消費者の好みに合うように決められている。[過去記事「食肉用ニワトリの4分の1は歩けない:調査結果」によると、ブロイラーの成長率は50年前には1日25グラムだったが、現在は1日に100グラムは体重を増加させている]

「同じ生産システムを使用した場合、食物に変換できる率と生育の速度は低下するだろう」と、英ブリストル大学の獣医学者Toby Knowles氏は述べる。Knowles氏は今回の研究報告には関わっていない。

「実行するには多くの時間と労力が必要だろう。だがこれは、将来のための保険なのだ」と、Muir教授は語っている。

[日本語版:ガリレオ-向井朋子/小林理子]

WIRED NEWS 原文(English)

http://wiredvision.jp/news/200811/2008111222.html


植物でも同じであろう、、、。





インフルエンザ、「強毒型遺伝子」、特定!

強毒型、鳥インフルエンザにも応用可能かもしれない。


記事参照

強毒の鍵握る成分特定  スペイン風邪で東大チーム

 1918年に世界で大流行し、約4000万人が死亡したとされるインフルエンザ「スペイン風邪」の強い毒性の鍵を握るとみられるウイルスの成分を、東京大医科学研究所の河岡義裕教授らのチームが特定し、米科学アカデミー紀要(電子版)に29日付で発表した。

 毎年流行するインフルエンザウイルスは鼻やのどなど気道の上部で増えるが、スペイン風邪ウイルスは肺など気道の下部で増える性質があり、これが重い肺炎を引き起こすなど強毒性の原因とみられている。

 アジアなどで鳥から人に感染し、新型インフルエンザへの変異が心配されている鳥インフルエンザ(H5N1型)も気道の下部でウイルスが増殖するため、今回の成果は、H5N1型の治療のターゲットに関する研究にも役立ちそうだ。

 河岡教授らは、計8種類あるスペイン風邪ウイルスの遺伝子を、単独や複数組み合わせて、現在流行しているAソ連型インフルエンザウイルスに組み込み、実験動物のフェレットに感染させた。

 その結果「RNAポリメラーゼ」と呼ばれる酵素など計4種類の遺伝子を組み合わせた成分を入れたときに、スペイン風邪ウイルスと同様に肺でも増殖が確認され、この成分が、気道の下部で増えやすい性質の鍵を握っているらしいと分かった。

2008/12/30 07:05   【共同通信】

http://www.47news.jp/CN/200812/CN2008123001000015.html


同義記事

病原性強い原因を解明=スペイン風邪-東大
2008年12月30日07時28分
http://book.jiji.com/kyouin/cgi-bin/edu.cgi?20081230-1

スペイン風邪の強い病原性の鍵となる遺伝子、日米の研究者が解明
2008年12月30日 10:48 発信地:ワシントンD.C./米国
http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2553162/3640960

スペインかぜ:猛威の原因遺伝子特定 新型インフルエンザ「治療薬」に道
毎日新聞 2008年12月31日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/science/news/20081231ddm002040100000c.html

「スペイン風邪」毒性の原因特定、新型インフル対策に活用も
(2008年12月31日  読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20081231-OYT8T00194.htm



最近の関連する投稿

中国で「鶏」が大量に死んでいるようだ!~強毒型H5N1型インフルエンザ
http://blog.goo.ne.jp/torl_001/e/09cd347e5271a5c306c87df9ec3a78db

米政府、自作自演の生物テロ起こすのか?!
http://blog.goo.ne.jp/torl_001/e/545ced8abb071074fdaec03a3e88bb72




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torl_001 (H9N2型の鳥インフルエンザ~香港)
2009-01-03 05:31:09
鳥インフル:中国・香港の乳児が感染

 中国広東省深セン市当局は1日までに、同市に住む香港の乳児がH9N2型鳥インフルエンザウイルスに感染したと発表した。新華社が伝えた。

 新華社電によると、H9N2型が人に感染するケースは少なく、通常は症状も軽いが、通報を受けた広東省当局が省内の家禽(かきん)市場に対する検査を強化して感染ルートなどを調べている。

 乳児は生後2カ月余りの女の子で、先週初めに体調を崩し深センや香港の病院で診察を受けた。同居していた家族や乳児と接触した病院関係者から同ウイルスは見つかっていないという。(北京・共同)

【関連記事】
• 質問なるほドリ:ウイルスって何?=回答・小島正美
• 中国:鳥インフル発生、隠ぺいか 香港人権団体が指摘
• 新型インフルエンザの火種:インドネシアから/上 鳥の感染は日常化

毎日新聞 2009年1月1日 18時15分

http://mainichi.jp/select/world/news/20090102k0000m040008000c.html



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