読売新聞東京本社の溝口烈・編集局長(中央)と日本テレビ放送網の粕谷賢之・解説委員長(左)の質問に答えるロシアのプーチン大統領 記事へ
http://www.yomiuri.co.jp/photograph/news/article.html?id=20161213-OYT1I50033
「3島返還」で「平和条約締結」はどうか?。
歯舞と色丹の2島では「引き分け」にはならない。
最低限、「3島返還」で「引き分け」になる。
北海道本土に国後島が食い込む形になっているので、そこに国境が引かれると、北海道の漁民が操業しにくくなってしまう。
ロシアの国境警備兵の銃撃で漁民の中には死亡者も発生している。
択捉島は諦めたとして、「歯舞群島」、「色丹島」、「国後島」の3島ではどうなのか?。
その線引きの方が、国境のトラブルは少なくなる。
複雑な領海線のままだと、海流で流された場合など、拿捕されてしまう事もあるようだ。
その状態で罰金などと言う事では、漁民も「やってられない!」と言う事になる。
色丹島や国後島に住んでいるロシア人については、正式に日本領にした場合でも、「そのまま生活していて良い状態」にする。
ロシア本土に移住したい人は、自由に本土に行ける状態にする。
日本領の島で生活する場合は、日本の法律で生活してもらう。
返還交渉が成功した場合は、日本政府は、返還した島については、適切な開発を行う必要があると言える。
又、ロシアの経済開発にも協力すべき。
しかし、「島の返還無し」の状態での経済支援は行うべきではない。
そのような状態では、島は戻ってくる事はほとんど無いと言える。
個人的には、「択捉島」はロシアに引き渡しても良いが、「国後島」は日本領でないと、先にも述べたが、その領海でトラブルが起きやすくなるのだ。
国後の引き渡しは、絶対に止めてもらいたい。
外務省と、従来の与党が、適当に流してきたので、「後々困る事になっている」のだ!。
*追加として、日テレの政治記者が首相会談の前にいろいろと話している事は、問題は無いのであろうか?。
日本の国民に二島返還論が多くなっているとプーチン氏に対し述べているが、この時期に述べるのは不適切なのでは?!、と思える。
そのように考えていない人も多くいる。
勝手に話しを決めないでもらいたい。
首相会談前の記者の質問と思考誘導は良くない。
それとも「安倍氏、日本政府の伝書鳩」と言う事か?。
通常ならば、首相会談前の相手国の大統領へのインタビューはしないはずだ。
ほぼ「情報収集も含め、伝書鳩」と言う事か。
記事参照
プーチン露大統領インタビューの詳報<上>
2016年12月13日 17時00分
◆完全な関係正常化を求めている◆
【共同宣言】
――今年は1956年の日ソ共同宣言の署名から60周年だ。
この歴史の節目で日本国民は(平和条約の締結に向け)非常に大きな期待をしているが。
100年以上にわたる両国関係の歴史全体を見ると、この60年、様々なことがあった。
悲劇的な局面もあった。
国交を回復した1956年以来、残念ながら両国間の協力において、我々の今日の希望に沿った適切な関係を築くことができる基礎はまだない。
当然、我々はこの(平和)条約の締結をめざす。
我々は完全な関係正常化を求めている。
共同宣言には、両国が履行すべき、平和条約の基礎となるルールが書かれている。
宣言を注意深く読むと、まず平和条約を締結し、その後、宣言が発効し、二つの島が日本に引き渡されると書いてある。
どのような条件の下で引き渡されるのか、どちらの主権下に置かれるかは書かれていない。
にもかかわらず文書は署名された。
署名されただけではなく、ソ連の議会であった最高会議と日本の国会によって批准された。
しかし、その後、日本側はその宣言を履行しないと発表した。
2000年に、当時の日本の首相は、共同宣言に基づいた交渉に戻るよう私に呼びかけた。
私は賛成した。
それ以来、我々は対話を進めているが、日本が共同宣言の枠組みの中にとどまっているとはいえない。
安倍首相と私の交渉について予測するのは時期尚早だ。もちろん前進を期待している。
◆チャンスはある。日本の柔軟性次第だ◆
【平和条約締結】
――今度の首脳会談で平和条約の締結にまで持って行くことは現段階で見通すことができないと考えていいのか。日本はこれまで4島の帰属問題の解決を求めてきた。
もちろん、それ(平和条約締結)をめざしている。しかし、日本のせいで交渉は中断した。
そして、日本が求めたので、我々は2000年に再び共同宣言に基づき平和条約の締結をめざすことにした。
共同宣言には2島(引き渡し)について書かれている。
だが、(あなたは)4島の問題について言及した。
共同宣言の枠を超えている。
これは全く別の話で、別の問題提起だ。
第2次大戦という20世紀の恐るべき悲劇の結果は、しかるべき国際的な文書によって確定していることを理解しなければならない。
安倍首相の故郷を訪れる中で、この問題をどうやって解決できるか、はっきりと理解できるようになりたい。
そうなればとてもうれしい。
チャンスはあるか。
おそらくいつもある。
なければ、話し合うことは何もない。
チャンスがどれくらい大きいか今は言えない。
それは我々のパートナー(日本)の柔軟性にかかっている。
◆トランプ氏方針 これから理解◆
【対米関係】
――年次教書演説では、「我々には世界の安全保障と安定を確保する共通の責任がある」と述べた。
米国とどのような協力をする用意があるのか。トランプ次期米大統領と早い時期に会うのか。
国際安全保障の分野について言えば、米国とロシアは依然として最大の核保有国だ。
我々は一緒に大量破壊兵器とその運搬手段の拡散防止のために戦う用意がある。
国際テロリズムとの戦いで、我々はこれまでよりずっと密に協力する用意がある。
また、地域紛争の解決においても露米は、非常に多くのことをなしうるし、宇宙開発分野でも平和目的での協力を続けることができるだろう。
米露両国の深くかつ根本的な利益のために関係正常化が必要だ。
我々は、米国の現政権とも関係を発展させたかった。
しかし、いくつかの根本的な分野についてはあまりうまくいかなかった。
これは我々のせいではない。
オバマ大統領が述べたことに関係する根本的ないくつかの問題もある。
私が言っているのは、米国は特別な国という考え方のことだ。
私はこの考え方には懐疑的だ。
もちろん米国は偉大な国であり、米国民は偉大な国民である。
疑問の余地はない。
だれもそのことで論争しないが、特別だということは全く余計だと思う。
このことは、ロシアだけでなく(米国と)他の国との関係においても問題を引き起こすだろう。
次期大統領の目指すところ、すなわち「米国を再び偉大な国にする」という考え方について言えば、彼がそれをどのように展開していくのか、まだこれから理解しなければならない。
露米関係の発展に問題が起きないように望む。
◆経済関係どう発展 見極める◆
【対露制裁】
――日露で指導者の支持率が高く、日本では最近では2島先行返還でもいいという人の声も大きくなってきた。
大統領はそれでも交渉はなかなか前に進むことができない状況だと認識しているのか。
安倍首相も私も自国において支持率はかなり高い。でも、私にその支持を乱用する権利はないと考えている。
信頼を基礎として、平和条約を締結する条件について合意すべきである。
それは例えば、南クリル諸島(北方領土)における大規模な共同経済活動の結果として達成できるかもしれない。
また純粋に人道的な問題を解決することによって達成できるかもしれない。
例えば、南クリル諸島の旧島民がビザなしで昔の居住地を訪ね、墓参し故郷を訪れることなどだ。
それは我々が検討し一つ一つ解決する大きな問題のパッケージだ。
2000年に交渉が再開された後、我々は平和条約の締結に向けた交渉を拒否したことはない。
日本はロシアへの制裁に加わった。
制裁を受けたまま、どうやって経済関係を新しいより高いレベルに発展させるのか? 日本が(米国との)同盟で負う義務の枠内で、露日の合意がどのくらい実現できるのか、我々は見極めなければならない。
日本はどの程度、独自に物事を決められるのか。
2016年12月13日 17時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
http://www.yomiuri.co.jp/politics/20161213-OYT1T50123.html
プーチン露大統領インタビューの詳報<下>
2016年12月13日 17時00分
インタビューに応じるロシアのプーチン大統領(手前は溝口烈・読売新聞東京本社編集局長)(7日午後、モスクワ・クレムリンで) 記事へ
http://www.yomiuri.co.jp/photograph/news/article.html?id=20161213-OYT1I50032
【山口会談】
――今回は安倍首相の故郷の山口県で首脳会談ということだが。
ご存じのとおり、私は日本に非常に大きな関心がある。日本の歴史と文化に興味がある。
だから、日本に関する自分の知識を広げて、日本に行けば楽しいと思う。
そこ(山口県)にはまだ行ったことがない。
安倍首相に詳しく説明していただけると信じている。
――温泉もある。
(温泉に入ることは)考えたことはないが、それは楽しいことだと思う。
――大統領は日本では柔道家としても既に非常に有名だ。
柔道は昔から日本文化の一部であり続けている。
スポーツとしての意味だけではなく、哲学的な意味も含めて、柔道というスポーツが日本に生まれたのは偶然ではない。
柔道は私の人生の一部で、とても大きな一部だ。
私は柔道を手始めに、継続的かつ真剣にスポーツに取り組めたことがとてもうれしい。
だから、日本にとても感謝している。
――共同経済活動が平和条約締結につながる道ではないかと我々は考えるがどうか。
人道的な問題の解決に関しては、安倍首相から提案されたものだった。
彼はリマでの会談でその問題を提起した。
日本人がビザなしで、故郷である南クリル諸島を訪れることで合意できるかと聞いてきた。
私は「賛成だ。可能だ」と答えた。
政治的な障害はないと思う。それは、経済分野でも同じ。
――大統領はかつて平和条約締結までの道のりを柔道の試合にたとえたことがある。
今この時点では5分間の柔道の試合でどのぐらいの時点か。
もう延長戦に入っているのか。
この場合、柔道にたとえるとどのような指示が出ているのだろう。
あなた方は私よりよくご存じだろう。「よし」「続けなさい」というわけで、我々は交渉を続けることになった。
――北方領土の問題はロシアから見ても、唯一残された国境線の問題だというふうに認識をしている。
ロシアには領土問題は全くないと思っている。ロシアとの間に領土問題があると考えているのは日本だ。
それについて我々には話し合う用意はある。
――私共が認識する限り、相当程度、首脳同士の対話がある。
だが大統領の話を聞く限り、実質的な前進というものがまだ得られていないというのが印象だ。
前進はある。
安倍首相が提案し、平和条約締結と領土問題とそれに関連した問題の解決に向けての弾みをつけたようにみえる。
安倍首相が提案したのは、信頼と協力の状況を作り出すことだ。
安倍首相は、8項目の経済協力プランを提案し、経済協力を新たな水準に引き上げるよう提案した。
安倍首相は人道的性格を持つ問題を解決する必要性にも注意を向けた。
国際安全保障の分野での協力についても、話すことができるし、話さなければならない。
それも極東地域だけのことではない。
大量破壊兵器の拡散による危険の増大に、我々は不安を感じないだろうか。
たとえばミサイル技術が例に挙げられる。
それは世界にも地域にも一定の脅威をもたらしている。
露日両国には、両国の利害に関係する明らかな共通項がある。
――大統領は、この8項目の経済協力プランについて、平和条約締結のための唯一の正しい道だと述べた。
これを平和条約締結の条件として一番大事に考えているのか。
これは条件ではない。
これは必要な雰囲気作りだ。
我々は中国と中国の友人たちと、国境問題について40年交渉してきた。
露中関係でも国境問題があった。
しかし我々は今日、露中関係を戦略的パートナーシップに位置づけている。
しかも特権的な戦略的パートナーシップだ。
ロシアには中国との間でこれほどの信頼関係はかつてなかった。
中国は貿易・経済面での最大のパートナーだ。
我々は大規模で巨額の共同プロジェクトをいくつも実現している。
――中国との国境画定について、大統領は中国とは深い信頼関係があったと。
日本との間にはまだその域には達していないのか。
日本は我々に経済制裁を科した。なぜウクライナやシリアの問題を日本は露日関係に結びつけるのか。
日本には(米国との)同盟関係上の何らかの義務があり、我々はそのことを尊重するのはやぶさかではないが、しかし、我々は日本がどのくらい自由で、日本がどこまで踏み出す用意があるのか理解しなければならない。
――大統領は(北方領土での)共同経済活動については、どういうイメージを持っているのか。
南クリル諸島についていえば様々な選択肢がありうる。
我々は1島でも2島でも、3島でも4島でも共同活動を検討する用意がある。
重要なのは条件だ。
その条件はできるだけ自由なものでなければならない。
このことについては安倍首相が述べており、私も賛成だ。
――ロシアの法律の下でなのか、日本の法の下でなのか、第3の機関を作って、その法の下でなのか。
大統領の考えは?
日本人は非常に創造的で頭のいい国民だと思う。
いまあなた方は、議論に対するアプローチのすばらしい例を示した。
日本の主権下、島々で経済活動を展開する問題が提起された。
しかし第一歩がそうだと第二歩は必要ないことになってしまう。
問題はそれで終わりとされてしまう。
我々はそういう合意はしていない。
我々は、まず政治的な性格の問題を解決し、その後、平和条約締結問題を解決することで合意した。
あるいはこれらを一緒に解決しようと。
しかし、単に可能性のある協力の計画を描くだけでは、我々は平和条約の締結問題、その基礎となる領土問題を解決することはできない。
だからこれは専門家による、非常に入念かつ慎重で具体的な交渉で決められるべきだ。
――大統領は日ソ共同宣言を唯一、双方で批准した法的文書だと再三強調している。
一方、条約締結後に歯舞と色丹を引き渡すと明記されている。この2島の引き渡しはどういう形になるのか?
それについて話すのは時期尚早だ。
あなた方は、いつも共同宣言を引き合いに出すが、日本はその履行を拒否した。
もし首相が、日本政府がこの宣言に戻るというなら、我々は話し合う。
もしあなた方が注意深く共同宣言をご覧になれば、9項で(2島)引き渡しについて書かれてはいるが、どちらの主権で、どんな条件で引き渡されるかは明記されていないことが分かるだろう。
非常にたくさんの問題が残っている。
共同宣言の枠内だけでも、まだ多くの作業が必要だ。
もし日本側が共同宣言の枠を超えるなら、それはまた別のテーマだ。
――安倍首相とは多くの会談を重ね、信頼関係があると思う。
歴史が用意したいい局面で、平和条約の問題を解決したいという思いはあるか。
当然、我々はそれをめざしている。
なぜなら、対日関係における過去のすべての問題を解決することは利益になるからだ。
我々の前進を妨げるものがあってはならない。
――安倍首相をどう評価するのか。タフネゴシエーターか、よきパートナーか。
私の印象では、安倍首相は第一に(政治家として)立派なプロフェッショナルだ。
これは明らかなことだ。
非常に信頼できるしっかりしたパートナーで、具体的で非常に重要なものごとについて合意することができる人物だ。
私は、そのような理解に基づき、これからも彼との関係を築いていくつもりだ。
――日露関係のしめくくりに、一つ聞きたい。
ロシアに「静かに行くほど遠くに行く」ということわざがある。
遠くに行くことを日本とロシアの関係の強化発展におくなら、前段はどういうことを想定しているのか。
このことわざは、重要なことを決める際には、急いではならないという意味だ。
これは拙速を避けて、良質な仕事をしなさいということだ。
【対米、対中関係】
――トランプ氏が次期大統領に決まった。すでに大統領は電話で会談している。
トランプ氏はどんな印象か。どんな会話をしたのか。
周知の事実だが、次期米大統領は露米関係の正常化に賛成の立場だ。
我々としては、これを支持しないわけにはいかない。
我々は当然、それに賛成で、私自身すでに、公に述べたことだが、これが簡単な課題ではないと理解している。
しかし我々は応分の努力をする用意がある。
――経済制裁の話もあったが、米露関係の変化がそこにも影響が出ると期待するか?
これは露米関係だけの問題ではない。政治的な思惑による経済分野のいかなる制限も、世界経済全体にとって極めて有害だ。
これは、ゲームの統一性とルールを破壊する。
つい先日、リマのアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議で、我々はこのことについて話した。
APECに出席したアジア太平洋地域のほとんどの首脳が、異口同音に次のように述べた。
我々は、世界貿易の非常に厳しい危機のさなかにあると。
これは世界経済の秩序を破壊している要因のひとつである。
もし世界経済が閉鎖的な経済ブロックに分かれてしまえば、経済活動および世界貿易の国際ルールについて共通理解を得て、それを適用することはかなり難しくなる。
――ロシアと中国との関係がかなり軍事的にも親密になってきている。
年次教書の中でも中国、インド、日本、アメリカ。中国が一番大事な国との認識なのか?
もちろん、まったくその通りだ。
ロシアにとって、中国は最大の貿易相手国だ。
これが第一だ。第二に、露中には非常に大きな共同プロジェクトがある。
それは原子力エネルギー、物流インフラ、機械産業、貿易全般である。
航空産業でも良い共同プロジェクトがある。
露中では、主な国際問題について立場が近いか、意見が一致している。
――なぜ高い支持率を保てるのか?
私が一生懸命に公明正大かつ誠実に、また心から国にとって必要な成果の達成を目指し働いているのを見ているのだと思う。
人々は私がすべてを達成可能ではないことに気付いている。ロシアが非常に安全で、生活が良くなっていると(人々が)感じられるよう頑張ることだ。
私は実際、そのように働くように努めている。
――日本で尊敬する人物は?
もちろん、嘉納治五郎だ。私のところには、嘉納治五郎の肖像画が数点あるし、非常に美しい胸像もある。
――柔道の哲学とは。
それは、私の手に負える質問ではない。
柔道を本当に知っている人、柔道を愛している人が答えるべき質問だ。
――改めて、日本の訪問を間近に控える中で、日本人に伝えたいメッセージは?
申し上げたいのは、露日両国には残念ながら多くの未解決の問題がある。
しかし、ロシアでは非常に多くの人々が日本を知っているし、愛している。全く無条件に確信しているのだが、我々はいつの日か、必ずあらゆる問題を解決できるだろう。
しかしいつ実現するかに関係なく、すでにロシアに住む何百万という人々が、誇張なしに、日本に引かれている。
日本の何百万という人々もそうだろうと思う。
お互いを知り合おう、互いに協力しよう、有益な情報を交換しようという気持ち、そして未解決のすべての問題を解決しようという心からの願いがある。
2016年12月13日 17時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
http://www.yomiuri.co.jp/politics/20161213-OYT1T50101.html
関連する投稿。
旧ソ連による、北方領土ネコババ問題!〜 ロシアに対し「日本は経済制裁を更に強化すべき!」だ。
2016年12月11日 15時31分01秒 | 政治・自衛隊
http://blog.goo.ne.jp/torl_001/e/1efcc4fb3f402d1ceaa666c7ffad37cc
http://www.yomiuri.co.jp/photograph/news/article.html?id=20161213-OYT1I50033
「3島返還」で「平和条約締結」はどうか?。
歯舞と色丹の2島では「引き分け」にはならない。
最低限、「3島返還」で「引き分け」になる。
北海道本土に国後島が食い込む形になっているので、そこに国境が引かれると、北海道の漁民が操業しにくくなってしまう。
ロシアの国境警備兵の銃撃で漁民の中には死亡者も発生している。
択捉島は諦めたとして、「歯舞群島」、「色丹島」、「国後島」の3島ではどうなのか?。
その線引きの方が、国境のトラブルは少なくなる。
複雑な領海線のままだと、海流で流された場合など、拿捕されてしまう事もあるようだ。
その状態で罰金などと言う事では、漁民も「やってられない!」と言う事になる。
色丹島や国後島に住んでいるロシア人については、正式に日本領にした場合でも、「そのまま生活していて良い状態」にする。
ロシア本土に移住したい人は、自由に本土に行ける状態にする。
日本領の島で生活する場合は、日本の法律で生活してもらう。
返還交渉が成功した場合は、日本政府は、返還した島については、適切な開発を行う必要があると言える。
又、ロシアの経済開発にも協力すべき。
しかし、「島の返還無し」の状態での経済支援は行うべきではない。
そのような状態では、島は戻ってくる事はほとんど無いと言える。
個人的には、「択捉島」はロシアに引き渡しても良いが、「国後島」は日本領でないと、先にも述べたが、その領海でトラブルが起きやすくなるのだ。
国後の引き渡しは、絶対に止めてもらいたい。
外務省と、従来の与党が、適当に流してきたので、「後々困る事になっている」のだ!。
*追加として、日テレの政治記者が首相会談の前にいろいろと話している事は、問題は無いのであろうか?。
日本の国民に二島返還論が多くなっているとプーチン氏に対し述べているが、この時期に述べるのは不適切なのでは?!、と思える。
そのように考えていない人も多くいる。
勝手に話しを決めないでもらいたい。
首相会談前の記者の質問と思考誘導は良くない。
それとも「安倍氏、日本政府の伝書鳩」と言う事か?。
通常ならば、首相会談前の相手国の大統領へのインタビューはしないはずだ。
ほぼ「情報収集も含め、伝書鳩」と言う事か。
記事参照
プーチン露大統領インタビューの詳報<上>
2016年12月13日 17時00分
◆完全な関係正常化を求めている◆
【共同宣言】
――今年は1956年の日ソ共同宣言の署名から60周年だ。
この歴史の節目で日本国民は(平和条約の締結に向け)非常に大きな期待をしているが。
100年以上にわたる両国関係の歴史全体を見ると、この60年、様々なことがあった。
悲劇的な局面もあった。
国交を回復した1956年以来、残念ながら両国間の協力において、我々の今日の希望に沿った適切な関係を築くことができる基礎はまだない。
当然、我々はこの(平和)条約の締結をめざす。
我々は完全な関係正常化を求めている。
共同宣言には、両国が履行すべき、平和条約の基礎となるルールが書かれている。
宣言を注意深く読むと、まず平和条約を締結し、その後、宣言が発効し、二つの島が日本に引き渡されると書いてある。
どのような条件の下で引き渡されるのか、どちらの主権下に置かれるかは書かれていない。
にもかかわらず文書は署名された。
署名されただけではなく、ソ連の議会であった最高会議と日本の国会によって批准された。
しかし、その後、日本側はその宣言を履行しないと発表した。
2000年に、当時の日本の首相は、共同宣言に基づいた交渉に戻るよう私に呼びかけた。
私は賛成した。
それ以来、我々は対話を進めているが、日本が共同宣言の枠組みの中にとどまっているとはいえない。
安倍首相と私の交渉について予測するのは時期尚早だ。もちろん前進を期待している。
◆チャンスはある。日本の柔軟性次第だ◆
【平和条約締結】
――今度の首脳会談で平和条約の締結にまで持って行くことは現段階で見通すことができないと考えていいのか。日本はこれまで4島の帰属問題の解決を求めてきた。
もちろん、それ(平和条約締結)をめざしている。しかし、日本のせいで交渉は中断した。
そして、日本が求めたので、我々は2000年に再び共同宣言に基づき平和条約の締結をめざすことにした。
共同宣言には2島(引き渡し)について書かれている。
だが、(あなたは)4島の問題について言及した。
共同宣言の枠を超えている。
これは全く別の話で、別の問題提起だ。
第2次大戦という20世紀の恐るべき悲劇の結果は、しかるべき国際的な文書によって確定していることを理解しなければならない。
安倍首相の故郷を訪れる中で、この問題をどうやって解決できるか、はっきりと理解できるようになりたい。
そうなればとてもうれしい。
チャンスはあるか。
おそらくいつもある。
なければ、話し合うことは何もない。
チャンスがどれくらい大きいか今は言えない。
それは我々のパートナー(日本)の柔軟性にかかっている。
◆トランプ氏方針 これから理解◆
【対米関係】
――年次教書演説では、「我々には世界の安全保障と安定を確保する共通の責任がある」と述べた。
米国とどのような協力をする用意があるのか。トランプ次期米大統領と早い時期に会うのか。
国際安全保障の分野について言えば、米国とロシアは依然として最大の核保有国だ。
我々は一緒に大量破壊兵器とその運搬手段の拡散防止のために戦う用意がある。
国際テロリズムとの戦いで、我々はこれまでよりずっと密に協力する用意がある。
また、地域紛争の解決においても露米は、非常に多くのことをなしうるし、宇宙開発分野でも平和目的での協力を続けることができるだろう。
米露両国の深くかつ根本的な利益のために関係正常化が必要だ。
我々は、米国の現政権とも関係を発展させたかった。
しかし、いくつかの根本的な分野についてはあまりうまくいかなかった。
これは我々のせいではない。
オバマ大統領が述べたことに関係する根本的ないくつかの問題もある。
私が言っているのは、米国は特別な国という考え方のことだ。
私はこの考え方には懐疑的だ。
もちろん米国は偉大な国であり、米国民は偉大な国民である。
疑問の余地はない。
だれもそのことで論争しないが、特別だということは全く余計だと思う。
このことは、ロシアだけでなく(米国と)他の国との関係においても問題を引き起こすだろう。
次期大統領の目指すところ、すなわち「米国を再び偉大な国にする」という考え方について言えば、彼がそれをどのように展開していくのか、まだこれから理解しなければならない。
露米関係の発展に問題が起きないように望む。
◆経済関係どう発展 見極める◆
【対露制裁】
――日露で指導者の支持率が高く、日本では最近では2島先行返還でもいいという人の声も大きくなってきた。
大統領はそれでも交渉はなかなか前に進むことができない状況だと認識しているのか。
安倍首相も私も自国において支持率はかなり高い。でも、私にその支持を乱用する権利はないと考えている。
信頼を基礎として、平和条約を締結する条件について合意すべきである。
それは例えば、南クリル諸島(北方領土)における大規模な共同経済活動の結果として達成できるかもしれない。
また純粋に人道的な問題を解決することによって達成できるかもしれない。
例えば、南クリル諸島の旧島民がビザなしで昔の居住地を訪ね、墓参し故郷を訪れることなどだ。
それは我々が検討し一つ一つ解決する大きな問題のパッケージだ。
2000年に交渉が再開された後、我々は平和条約の締結に向けた交渉を拒否したことはない。
日本はロシアへの制裁に加わった。
制裁を受けたまま、どうやって経済関係を新しいより高いレベルに発展させるのか? 日本が(米国との)同盟で負う義務の枠内で、露日の合意がどのくらい実現できるのか、我々は見極めなければならない。
日本はどの程度、独自に物事を決められるのか。
2016年12月13日 17時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
http://www.yomiuri.co.jp/politics/20161213-OYT1T50123.html
プーチン露大統領インタビューの詳報<下>
2016年12月13日 17時00分
インタビューに応じるロシアのプーチン大統領(手前は溝口烈・読売新聞東京本社編集局長)(7日午後、モスクワ・クレムリンで) 記事へ
http://www.yomiuri.co.jp/photograph/news/article.html?id=20161213-OYT1I50032
【山口会談】
――今回は安倍首相の故郷の山口県で首脳会談ということだが。
ご存じのとおり、私は日本に非常に大きな関心がある。日本の歴史と文化に興味がある。
だから、日本に関する自分の知識を広げて、日本に行けば楽しいと思う。
そこ(山口県)にはまだ行ったことがない。
安倍首相に詳しく説明していただけると信じている。
――温泉もある。
(温泉に入ることは)考えたことはないが、それは楽しいことだと思う。
――大統領は日本では柔道家としても既に非常に有名だ。
柔道は昔から日本文化の一部であり続けている。
スポーツとしての意味だけではなく、哲学的な意味も含めて、柔道というスポーツが日本に生まれたのは偶然ではない。
柔道は私の人生の一部で、とても大きな一部だ。
私は柔道を手始めに、継続的かつ真剣にスポーツに取り組めたことがとてもうれしい。
だから、日本にとても感謝している。
――共同経済活動が平和条約締結につながる道ではないかと我々は考えるがどうか。
人道的な問題の解決に関しては、安倍首相から提案されたものだった。
彼はリマでの会談でその問題を提起した。
日本人がビザなしで、故郷である南クリル諸島を訪れることで合意できるかと聞いてきた。
私は「賛成だ。可能だ」と答えた。
政治的な障害はないと思う。それは、経済分野でも同じ。
――大統領はかつて平和条約締結までの道のりを柔道の試合にたとえたことがある。
今この時点では5分間の柔道の試合でどのぐらいの時点か。
もう延長戦に入っているのか。
この場合、柔道にたとえるとどのような指示が出ているのだろう。
あなた方は私よりよくご存じだろう。「よし」「続けなさい」というわけで、我々は交渉を続けることになった。
――北方領土の問題はロシアから見ても、唯一残された国境線の問題だというふうに認識をしている。
ロシアには領土問題は全くないと思っている。ロシアとの間に領土問題があると考えているのは日本だ。
それについて我々には話し合う用意はある。
――私共が認識する限り、相当程度、首脳同士の対話がある。
だが大統領の話を聞く限り、実質的な前進というものがまだ得られていないというのが印象だ。
前進はある。
安倍首相が提案し、平和条約締結と領土問題とそれに関連した問題の解決に向けての弾みをつけたようにみえる。
安倍首相が提案したのは、信頼と協力の状況を作り出すことだ。
安倍首相は、8項目の経済協力プランを提案し、経済協力を新たな水準に引き上げるよう提案した。
安倍首相は人道的性格を持つ問題を解決する必要性にも注意を向けた。
国際安全保障の分野での協力についても、話すことができるし、話さなければならない。
それも極東地域だけのことではない。
大量破壊兵器の拡散による危険の増大に、我々は不安を感じないだろうか。
たとえばミサイル技術が例に挙げられる。
それは世界にも地域にも一定の脅威をもたらしている。
露日両国には、両国の利害に関係する明らかな共通項がある。
――大統領は、この8項目の経済協力プランについて、平和条約締結のための唯一の正しい道だと述べた。
これを平和条約締結の条件として一番大事に考えているのか。
これは条件ではない。
これは必要な雰囲気作りだ。
我々は中国と中国の友人たちと、国境問題について40年交渉してきた。
露中関係でも国境問題があった。
しかし我々は今日、露中関係を戦略的パートナーシップに位置づけている。
しかも特権的な戦略的パートナーシップだ。
ロシアには中国との間でこれほどの信頼関係はかつてなかった。
中国は貿易・経済面での最大のパートナーだ。
我々は大規模で巨額の共同プロジェクトをいくつも実現している。
――中国との国境画定について、大統領は中国とは深い信頼関係があったと。
日本との間にはまだその域には達していないのか。
日本は我々に経済制裁を科した。なぜウクライナやシリアの問題を日本は露日関係に結びつけるのか。
日本には(米国との)同盟関係上の何らかの義務があり、我々はそのことを尊重するのはやぶさかではないが、しかし、我々は日本がどのくらい自由で、日本がどこまで踏み出す用意があるのか理解しなければならない。
――大統領は(北方領土での)共同経済活動については、どういうイメージを持っているのか。
南クリル諸島についていえば様々な選択肢がありうる。
我々は1島でも2島でも、3島でも4島でも共同活動を検討する用意がある。
重要なのは条件だ。
その条件はできるだけ自由なものでなければならない。
このことについては安倍首相が述べており、私も賛成だ。
――ロシアの法律の下でなのか、日本の法の下でなのか、第3の機関を作って、その法の下でなのか。
大統領の考えは?
日本人は非常に創造的で頭のいい国民だと思う。
いまあなた方は、議論に対するアプローチのすばらしい例を示した。
日本の主権下、島々で経済活動を展開する問題が提起された。
しかし第一歩がそうだと第二歩は必要ないことになってしまう。
問題はそれで終わりとされてしまう。
我々はそういう合意はしていない。
我々は、まず政治的な性格の問題を解決し、その後、平和条約締結問題を解決することで合意した。
あるいはこれらを一緒に解決しようと。
しかし、単に可能性のある協力の計画を描くだけでは、我々は平和条約の締結問題、その基礎となる領土問題を解決することはできない。
だからこれは専門家による、非常に入念かつ慎重で具体的な交渉で決められるべきだ。
――大統領は日ソ共同宣言を唯一、双方で批准した法的文書だと再三強調している。
一方、条約締結後に歯舞と色丹を引き渡すと明記されている。この2島の引き渡しはどういう形になるのか?
それについて話すのは時期尚早だ。
あなた方は、いつも共同宣言を引き合いに出すが、日本はその履行を拒否した。
もし首相が、日本政府がこの宣言に戻るというなら、我々は話し合う。
もしあなた方が注意深く共同宣言をご覧になれば、9項で(2島)引き渡しについて書かれてはいるが、どちらの主権で、どんな条件で引き渡されるかは明記されていないことが分かるだろう。
非常にたくさんの問題が残っている。
共同宣言の枠内だけでも、まだ多くの作業が必要だ。
もし日本側が共同宣言の枠を超えるなら、それはまた別のテーマだ。
――安倍首相とは多くの会談を重ね、信頼関係があると思う。
歴史が用意したいい局面で、平和条約の問題を解決したいという思いはあるか。
当然、我々はそれをめざしている。
なぜなら、対日関係における過去のすべての問題を解決することは利益になるからだ。
我々の前進を妨げるものがあってはならない。
――安倍首相をどう評価するのか。タフネゴシエーターか、よきパートナーか。
私の印象では、安倍首相は第一に(政治家として)立派なプロフェッショナルだ。
これは明らかなことだ。
非常に信頼できるしっかりしたパートナーで、具体的で非常に重要なものごとについて合意することができる人物だ。
私は、そのような理解に基づき、これからも彼との関係を築いていくつもりだ。
――日露関係のしめくくりに、一つ聞きたい。
ロシアに「静かに行くほど遠くに行く」ということわざがある。
遠くに行くことを日本とロシアの関係の強化発展におくなら、前段はどういうことを想定しているのか。
このことわざは、重要なことを決める際には、急いではならないという意味だ。
これは拙速を避けて、良質な仕事をしなさいということだ。
【対米、対中関係】
――トランプ氏が次期大統領に決まった。すでに大統領は電話で会談している。
トランプ氏はどんな印象か。どんな会話をしたのか。
周知の事実だが、次期米大統領は露米関係の正常化に賛成の立場だ。
我々としては、これを支持しないわけにはいかない。
我々は当然、それに賛成で、私自身すでに、公に述べたことだが、これが簡単な課題ではないと理解している。
しかし我々は応分の努力をする用意がある。
――経済制裁の話もあったが、米露関係の変化がそこにも影響が出ると期待するか?
これは露米関係だけの問題ではない。政治的な思惑による経済分野のいかなる制限も、世界経済全体にとって極めて有害だ。
これは、ゲームの統一性とルールを破壊する。
つい先日、リマのアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議で、我々はこのことについて話した。
APECに出席したアジア太平洋地域のほとんどの首脳が、異口同音に次のように述べた。
我々は、世界貿易の非常に厳しい危機のさなかにあると。
これは世界経済の秩序を破壊している要因のひとつである。
もし世界経済が閉鎖的な経済ブロックに分かれてしまえば、経済活動および世界貿易の国際ルールについて共通理解を得て、それを適用することはかなり難しくなる。
――ロシアと中国との関係がかなり軍事的にも親密になってきている。
年次教書の中でも中国、インド、日本、アメリカ。中国が一番大事な国との認識なのか?
もちろん、まったくその通りだ。
ロシアにとって、中国は最大の貿易相手国だ。
これが第一だ。第二に、露中には非常に大きな共同プロジェクトがある。
それは原子力エネルギー、物流インフラ、機械産業、貿易全般である。
航空産業でも良い共同プロジェクトがある。
露中では、主な国際問題について立場が近いか、意見が一致している。
――なぜ高い支持率を保てるのか?
私が一生懸命に公明正大かつ誠実に、また心から国にとって必要な成果の達成を目指し働いているのを見ているのだと思う。
人々は私がすべてを達成可能ではないことに気付いている。ロシアが非常に安全で、生活が良くなっていると(人々が)感じられるよう頑張ることだ。
私は実際、そのように働くように努めている。
――日本で尊敬する人物は?
もちろん、嘉納治五郎だ。私のところには、嘉納治五郎の肖像画が数点あるし、非常に美しい胸像もある。
――柔道の哲学とは。
それは、私の手に負える質問ではない。
柔道を本当に知っている人、柔道を愛している人が答えるべき質問だ。
――改めて、日本の訪問を間近に控える中で、日本人に伝えたいメッセージは?
申し上げたいのは、露日両国には残念ながら多くの未解決の問題がある。
しかし、ロシアでは非常に多くの人々が日本を知っているし、愛している。全く無条件に確信しているのだが、我々はいつの日か、必ずあらゆる問題を解決できるだろう。
しかしいつ実現するかに関係なく、すでにロシアに住む何百万という人々が、誇張なしに、日本に引かれている。
日本の何百万という人々もそうだろうと思う。
お互いを知り合おう、互いに協力しよう、有益な情報を交換しようという気持ち、そして未解決のすべての問題を解決しようという心からの願いがある。
2016年12月13日 17時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
http://www.yomiuri.co.jp/politics/20161213-OYT1T50101.html
関連する投稿。
旧ソ連による、北方領土ネコババ問題!〜 ロシアに対し「日本は経済制裁を更に強化すべき!」だ。
2016年12月11日 15時31分01秒 | 政治・自衛隊
http://blog.goo.ne.jp/torl_001/e/1efcc4fb3f402d1ceaa666c7ffad37cc
やはりロシアは、中国レベルに近いようだ。
夕方くらいに訪日するようだ。
ふと、「巌流島の戦い」を思い出してしまった。
確実に、島の返還の話しを行い、返還したのちに、経済協力と言う事が正しい話し合いと言える。
仮に2島であれ、先に返してもらう事が必要だ。
ロシアは、本来はその事について既に行っておくべきなのに、今日まで恍け続けてきたと言う事だ。
又、国のリーダーが、他国の首脳との構想で、時間が遅れると言う事は先進国の話しでは通常は有り得ない。
そのような状態が許されるロシア政府は、「感覚がズレている」と言う事になる。
このような感覚なので、各種の話しもスムーズに進まないのだと言える。
日露の貿易を考えた場合、日本の全取引の2%にすぎない。
領土を返還し、正常化すれば、10倍くらいにはなるのではないのか?。
経済界は既にロシア企業と活発な交渉、設備の配備を行っているが、政治の方が話しが進んでいない。
経済界は勝手に話しを進め、適材適所、既に話しが進んでいるようだが、政治の方、「領土問題の決着」を確実に行う事が必要だ。
「領土問題の決着」を行わない経済支援は良くない状態と言える。
極東開発について、多くの日本企業が支援しているのに、現地のロシア人たちは、プーチン大統領が支援してくれていると勘違いしているようだ。
日本の支援があって新鮮な野菜の供給などが整ったのだ。
数年前まではそれが無かったのだろ?。
ロシアの日本大使館は、その事を強くアピールしなければならない。
日本企業が支援したのでより良くなってきているのだ。
安倍政治の経済界への統制がキチンと出来ていないと言える。
弱い個人の統制よりも企業への統制を行うべき。
日本は国境警備隊を配置しているのか?。
日本は毎回、ロシア側に拘束されているが、日本がロシア漁民を拘束した事はあるのか?。
あったのかもしれないが、ほとんど記憶にない。
MIG25でのロシア空軍兵の亡命は覚えている。
あの時は秘密の戦闘機と言う事で、米軍が真剣に調べていたのを記憶している。
「引き渡し」したら主権も移動するのが通常の考え方だ。
ロシア側は、そのような考えを持っているので、話しが難しくなり、それだけ解決が遅れるのだ。