週報(7/4~7/8)2016年07月12日 10時00分1060ドル近辺でスタートした先週のプラチナ相場は、米国が祝日ということから落ち着いた流れで始まるも、祝日明けでは欧米株式市場の下落を背景とした金相場の上昇につられ1080ドル近辺まで上昇しました。その後、米国で発表された各経済指標が軒並み市場予想を上回ったことに好感した買いにより一時1090ドル近辺まで続伸すると、週末にかけて米雇用統計の結果を見極めたいとの思惑から様子見ムードが漂いました。同指標の発表後は市場予想を大幅に上回る内容だったことによる米国経済の復調期待感が好感され1100ドル近辺まで上昇し越週しました。
1340ドル台中盤でスタートした先週の金相場は、米国市場が祝日休場の中、引き続き英国のEU離脱を背景とした欧州圏及び世界経済の景況懸念を材料に1350ドル近辺まで上昇すると、その後も英国で発表された各経済指標が軒並み低調なことを背景とした欧米株式市場の下落を材料にリスク回避の流れが強まり、およそ2年ぶりとなる1370ドル台中盤まで上昇しました。しかし、米国で発表された各経済指標が市場予想を上回ったことや、それまでの上昇に対する利益確定の売りにより1360ドル近辺まで反落すると、週末に発表される米雇用統計を前に様子見ムードが漂い1360ドルを挟む展開で推移しました。同指標の発表後は市場予想を上回る結果だったことによる米国経済の復調期待感から一時1330ドル台中盤まで急落しました。しかし今後発表される各指標も好調でない限りは、利上げに対して慎重姿勢は崩さないとの見方が強い為に1360ドル近辺まで買い戻され越週しました。
19.70ドル近辺でスタートした先週の銀相場は、前週末からの上昇基調を引継ぎ一時21.00ドル近辺まで上昇するも下支えされる材料に乏しいことから利益確定の売りに押され20.50ドル近辺まで下落しました。その後も投機筋を中心とした手じまい売りにより19.50ドル近辺まで下落するも押し目買いから20.50ドル近辺まで回復すると、金相場と同様に週末に発表される米雇用統計の結果を見極めたいとの思惑の広がりから様子見ムードが漂い19.50ドル近辺から20.00ドル近辺の狭いレンジで推移しました。そして発表後は一時19.20ドル台中盤まで値を下げるも金相場の反発につられ20.10ドル近辺にて越週しました。
102.50円近辺でスタートした先週の為替相場は、米国市場が祝日のため休場だったことから比較的落ち着いた展開で始まるも、祝日明けに発表された米各経済指標が市場予想を下回ったことによる米国経済の景況懸念から101.50円近辺まで円高に推移しました。その後6月に行われた米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録では、概ね市場予想通りの内容だったものの英国のEU離脱に対する世界経済への影響懸念が書かれていることから利上げに対して消極的な姿勢にあるとの見方が強まり一時100.20円近辺まで円高に推移しました。しかし、急激な円高に対する警戒感や週末に発表される米雇用統計を前にしたポジション調整から101.50円近辺まで円安に推移しました。同指標発表後は市場予想を大幅に上回る結果だったことで一時円安に推移したものの、利上げに対して慎重姿勢を崩すには継続的な結果が必要との冷静な見方が広がり100.60円近辺にて越週しました。
1340ドル台中盤でスタートした先週の金相場は、米国市場が祝日休場の中、引き続き英国のEU離脱を背景とした欧州圏及び世界経済の景況懸念を材料に1350ドル近辺まで上昇すると、その後も英国で発表された各経済指標が軒並み低調なことを背景とした欧米株式市場の下落を材料にリスク回避の流れが強まり、およそ2年ぶりとなる1370ドル台中盤まで上昇しました。しかし、米国で発表された各経済指標が市場予想を上回ったことや、それまでの上昇に対する利益確定の売りにより1360ドル近辺まで反落すると、週末に発表される米雇用統計を前に様子見ムードが漂い1360ドルを挟む展開で推移しました。同指標の発表後は市場予想を上回る結果だったことによる米国経済の復調期待感から一時1330ドル台中盤まで急落しました。しかし今後発表される各指標も好調でない限りは、利上げに対して慎重姿勢は崩さないとの見方が強い為に1360ドル近辺まで買い戻され越週しました。
19.70ドル近辺でスタートした先週の銀相場は、前週末からの上昇基調を引継ぎ一時21.00ドル近辺まで上昇するも下支えされる材料に乏しいことから利益確定の売りに押され20.50ドル近辺まで下落しました。その後も投機筋を中心とした手じまい売りにより19.50ドル近辺まで下落するも押し目買いから20.50ドル近辺まで回復すると、金相場と同様に週末に発表される米雇用統計の結果を見極めたいとの思惑の広がりから様子見ムードが漂い19.50ドル近辺から20.00ドル近辺の狭いレンジで推移しました。そして発表後は一時19.20ドル台中盤まで値を下げるも金相場の反発につられ20.10ドル近辺にて越週しました。
102.50円近辺でスタートした先週の為替相場は、米国市場が祝日のため休場だったことから比較的落ち着いた展開で始まるも、祝日明けに発表された米各経済指標が市場予想を下回ったことによる米国経済の景況懸念から101.50円近辺まで円高に推移しました。その後6月に行われた米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録では、概ね市場予想通りの内容だったものの英国のEU離脱に対する世界経済への影響懸念が書かれていることから利上げに対して消極的な姿勢にあるとの見方が強まり一時100.20円近辺まで円高に推移しました。しかし、急激な円高に対する警戒感や週末に発表される米雇用統計を前にしたポジション調整から101.50円近辺まで円安に推移しました。同指標発表後は市場予想を大幅に上回る結果だったことで一時円安に推移したものの、利上げに対して慎重姿勢を崩すには継続的な結果が必要との冷静な見方が広がり100.60円近辺にて越週しました。